[CML 065759] Re: 国連、ウクライナの子どもたち強制連行の情報は「信頼できる」と言及
yorikazu shimada
ningen @ hotmail.com
2022年 10月 24日 (月) 13:31:05 JST
ロシアのウクライナ全土の空襲とか関係なくて、私が言ってるのはウクライナ軍が8年間攻撃して独立を宣言したドンバス2国、訳文中の「ロシア占領地域」のことです。嶋田
________________________________
差出人: CML <cml-bounces+ningen=hotmail.com @ list.jca.apc.org> が tlessoor <tlessoor @ eos.ocn.ne.jp> の代理で送信
送信日時: 2022年10月24日 12:53
宛先: cml @ list.jca.apc.org <cml @ list.jca.apc.org>
件名: [CML 065758] 国連、ウクライナの子どもたち強制連行の情報は「信頼できる」と言及
チェチェンニュースの大富です。
ロシアによるウクライナの子どもたちの誘拐行為についてのアル・ジャジーラの記事「国連、ウクライナの子どもたち強制連行の情報は「信頼できる」と言及」を翻訳しました。
以前、「これは孤児をロシアが保護しているだけだ」という記事を見かけましたが、なぜこれだけの孤児(記事では数千人)が発生しているのか、その原因を見る必要があります。
最近も、ロシア軍のミサイルや、イラン製ドローンによるウクライナ全土への空襲が行われています。そのほとんどは住宅密集地や、電力インフラ施設に対するものです。8ヶ月にわたるロシア軍のウクライナへの攻撃のなかで、両親を失った子どもたちが、ロシアに連れて行かれることを、「保護」などと呼ぶことは犯罪的です。
https://nam12.safelinks.protection.outlook.com/?url=https%3A%2F%2Fwww.aljazeera.com%2Fnews%2F2022%2F9%2F8%2Fun-says-credible-reports-ukraine-children-transferred-to-russia&data=05%7C01%7C%7C4ed33f26c215471c687908dab57355e0%7C84df9e7fe9f640afb435aaaaaaaaaaaa%7C1%7C0%7C638021804233076357%7CUnknown%7CTWFpbGZsb3d8eyJWIjoiMC4wLjAwMDAiLCJQIjoiV2luMzIiLCJBTiI6Ik1haWwiLCJXVCI6Mn0%3D%7C3000%7C%7C%7C&sdata=0Iwrxv7fIkc9L9hYMb7crxyzOLWLhqm1mfFIrajxglo%3D&reserved=0
アル・ジャジーラ 2022年9月8日
国連当局は、ロシア軍が大規模な強制移住および国外追放の一環として、ウクライナの子どもたちを養子縁組のためにロシアに送ったという情報は信頼できると述べた。
国連のイルゼ・ブランズ・ケリス人権担当事務次長補は、9月20日の国連安全保障理事会の会合で、ロシア軍は組織的な「選別(フィルトレーション)」行為を実行しており、これによって占領地の多数のウクライナ人が人権侵害に直面していると語った。
「ロシア当局が、保護者のいない子どもたちを、ロシアの占領地域または本国に強制的に連行したという信頼できる申し立てがある」とケリス氏は述べた.
「私たちは、ロシア当局が親の孤児たちにロシア市民権を付与するための手続きを簡素化したこと、そして子どもたちがロシア人の家族の養子縁組の対象になっていることを懸念している」と彼女は言いった。
ウクライナ政府や軍に関係がある判断されたウクライナ人に対する選別行為には、拷問、強制退去、ロシアの流刑地や、その他の収容センターへの移送が含まれている、とケリス氏は述べた。
「国連当局の記録した事例では、選別を行うロシア軍とその関連武装勢力が、容疑者を裸にするなどして身体検査し、個人情報、家族関係、知人の政治的見解、忠誠心を聞く詳細な尋問を行いっている。私たちは、女性と少女が選別中に性的虐待にさらされることを特に懸念している」と彼女は言った。
●家族と離れ離れに
米国のリンダ・トーマス・グリーンフィールド国連大使は、ロシア政府を含むさまざまな情報源からの推定では、ロシア当局は90万人から160万人のウクライナ人を尋問し、拘束し、強制連行をしていると語った。
大使によると、すでに数千人もの子どもたちが選別の対象となっており、「一部は家族と引き離され、または孤児院から連れ出された後、ロシアで養子に出されたと推定されている。7月には1,800人以上の子どもたちが、ウクライナのロシア支配地域からロシアに移送された」と彼女は述べた。
ロシア側の狙いとしては、選別行為を通じて、支配に従順ではないウクライナ人を特定しようとしていると彼女は述べた。
「親ウクライナの傾向があり、ロシアの支配を脅かしていると見なされた人々は、失踪したり、拘束が長引いたりしているという、信頼できる証拠が増えている」と彼女は言った。
一方、ロシアのネベンジャ国連大使は、こういった主張を「根拠がない」と一蹴し、選別と呼ばれているものは、単にロシアに来る人々の登録手続に過ぎないと述べ、「同様の手続きは、ポーランドや欧州連合の他の国々で、ウクライナ難民に対して行われているはずだ」と語った。
またネベンジャ大使は、「60万人の子どもを含む370万人以上のウクライナ人が、ウクライナ東部またはロシアに移動したが、彼らは勾留されてはいない。今回の非難は、西側諸国による偽情報キャンペーンに他ならない」と述べ、「移送された難民のためのあらゆる支援を提供している」と述べた。
●「人道に対する犯罪」の可能性
しかし、人権団体のヒューマン・ライツ・ウォッチは先週、ロシアへの強制連行に関する報告書を発表した。同組織はこの行為を「戦争法への重大な違反行為であり、戦争犯罪のみならず、人道に対する罪を構成する可能性がある」と記述している。
安保理でグリーンフィールド米国大使は、ロシアをはじめとする各国の使節に対して「ロシアは国連(の調査団)を受け入れ、NGOなどの独立したオブザーバーや人道援助活動にアクセスを許可するべきだ」と述べた。
国連のローズマリー・ディカルロ政治問題担当事務次長は、ロシア軍によるウクライナ人の強制連行に関する報告は「必ず調査されなければならない」と述べた。
「ロシア軍と武装勢力による、いわゆる選別収容所についての告発が続いていることは、非常に憂慮すべきである」と彼女は言いました。
またディカルロ事務次長は、ロシア支配地域に住むウクライナ人への国連のアクセスを要求し、赤十字国際委員会と、ウクライナにおける国連人権監視ミッションは「拘留されたすべての人にアクセスする必要がある」とした。
「これには、ロシア連邦内のウクライナ人捕虜や、その抑留場所へのアクセスが含まれます。紛争当事者の双方は、国際法の下での義務を完全に遵守しなければならない」
これまでも、米国務省はロシアのプーチン大統領の周辺が、選別行為と数千人のウクライナ人のロシアへの強制移住を直接管理していると発表していた。
「ロシア政府はこうした選別行為を、ウクライナの占領地域を支配するための重要な手段とみなしている」と、アメリカ国務省のヴェダント・パテル副報道官は述べた。
CML メーリングリストの案内