[CML 065695] 朝鮮非難国会決議に反対した高良鉄美参議院議員(沖縄の風)の声明

kenju watanabe nrc07479 @ nifty.com
2022年 10月 16日 (日) 11:01:20 JST


日韓ネット@渡辺です。BCC及び複数のMLに送ります。【拡散歓迎!】

 10月6日採決されたミサイル問題についての朝鮮非難の国会決議に対して、高良鉄美
・参議院議員が反対しました。それについての高良議員の見解を紹介します。細かな点
は別として私たちもまったく同感です。他のほとんどの与野党で採択されまさに「対朝
鮮翼賛国会」になりかねない中で、まっとうな立場を貫いた高良議員に感謝と連帯を表
明します。
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「北朝鮮による弾道ミサイル発射に抗議する決議案」への対応について

         参議院議員 高良鉄美

 朝鮮民主主義人艮共和国(北朝鮮)による弾道ミサイル発射が許されないことは当然
であるが、決議案には以下の理由で賛成しかねる。

◆今回の決議では、緊密に連携する対象国を「米国、韓国等」としており.過去の決議
にあった「米韓中ロと連携して・・・外交努力を展開すべき」であったが.べ回、ウク
ライナ情勢からロシアが省かれただけでなく、中国との連携に言及しなかったことは、
日中関係の後退や、今後の日朝関係改善にもマイナスの影響を及ぼす懸念があること

◆今回発射されたミサイルの高度は1000㎞で、政府が100㎞前後と定義した領空ではな
く、宇宙空間を通って太平洋上に落下している。「我が国上空を通過する」とすること
は国民への不安を煽ることになること

◆北朝鮮脅威を煽って、日米軍事同盟の強化を正当化し、基地負担に苦しむ沖縄へ更な
る負担を正当化する意図が見て取れること

◆沖縄では米軍関係者からの重大な犯罪がたびたび起き.国民の人権が侵害されている
にもかかわらず、一度も決議されていないこと

◆今年、沖縄は本上復帰50年を迎えたが、日米地位協定の文言をめぐり参議院本会議で
の決議が行われなかったこと

◆「制裁の徹底及び強化」としているが、制裁の中身を明らかにせず白紙委任となって
いること

◆対話の道を閉ざし、更なる制裁を行うことは、拉致問題の早期解決につながらないこ
と

◆朝鮮学校への高校授業料の無償化除外やヘイトスビーチをはじめ、ミサイル発射と何
ら関係のない、在日朝鮮人への差別を煽ることにもつながること

◆参議院ではこれまで15回にわたって同様の決議がなされており、決議が形がい化する
恐れがあること

以上


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