[CML 064540] テント日誌5月26日版
木村雅英
kimura-m @ ba2.so-net.ne.jp
2022年 5月 28日 (土) 20:25:48 JST
(転送します。重複ML送信をお許し願います)
経産省前脱原発テント座り込み日誌2022年5月26日版
経産省前テントひろば、脱原発テント設置日(2011年9月11日)から1807日目(2016年8月21日)にテント強制撤去。2022年5月26日は、座り込み3,911日目。これは、マハトマ・ガンディー「非暴力、不服従」の実践です。
◎ アスベスト訴訟団の抗議500名余の訴え 5月20日(金)前半(S・S)
良い天気が続き、座り込みするには、ちょうどよい。強い日差しも、雲で隠れ、暑くもない。座り込みをしていると、ピースサイクルの一団が現れた。「国会に対する抗議をしてきたところで、今から東電抗議に行くところだ」という。いつも、サンケン電気闘争にも駆け付ける、Tさん他4名である。自転車の後ろにドラム缶を付けて、何やら、抗議の言葉が書かれている。郵政シルバーユニオンのメンバーでもある。自転車を止めて、みんな揃って記念写真を撮っている。元気いっぱいのサイクリング部隊である。
午後3時過ぎには、アスベスト訴訟団の団体が姿を表す。最初は10人前後の団体かと思ったが、何と500人規模の大集団だった。宣伝カーを引き連れて経産省前を埋め尽くした。主たる組織は土建組合のようである。経産省に対して宣伝活動を始めだす。アスベストでの被害者が数多く犠牲になっているが、全く責任を取ろうとしていない。参加する人々は怒りを経産省にぶつける。政府や監督官庁は、アスベストによる被害は認めているのに、補償をしようとしない。被害者は亡くなる方が多く。早期の救済が求められている。経産省は、ここでも人々の生活を守ろうとしていない。亡国の省庁である。(S・S)
◎
あやまれ・つぐなえ・なくせ(原発でもアスベストでも) 5月20日(金)後半(K.M)
(ケロップ)
日比谷野音大集会からの建設アスベスト訴訟全国連絡会等による抗議の声を聞き、原発でもアスベストでも、経産省は「あやまれ・つぐなえ・なくせ」ができない組織であることを知って共感、多数の参加者にテントニュースや意見広告運動のちらしをケロップさんと手分けして配布した。
17時に脱原発を訴えるコールで経産省抗議を開始。Taさんが、柏崎刈羽の不祥事の責任を問われた役員が日本原電の副社長になることを糾弾し、再処理工場(東海、六ケ所)に残る廃液が、非常に危険で、廃液のガラス固化がうまくいかず、蒸発乾固も起こり、水素爆発や硝酸塩爆発の危険。私(K.M)から、六ケ所再処理工場は26回目の延期確実、東海廃液が武力攻撃受ければ40万人死亡の予測と添え、汚染水「海洋放出」に熱心な原子力規制委員会やIAEAなどを批判、規制委のパブコメを出そう、審査の法的根拠がない、終りの見えない「廃炉」を口実に海洋投棄は許せない。
Tuさんが、沖縄にストップ辺野古に行って、土砂止めに参加、政府がなりふり構わず違法工事を強行する状況。放射能汚染水問題でも海底トンネルに問題があり二次災害の心配。私(K.M)から、サンフランシスコ条約と日米安保条約の問題、沖縄返還における核持ち込みの密約、防衛省と国交省による行政不服審査法の悪用による沖縄県処分の変更(地方自治無視)と原子力規制委員会への審査請求との相違を指摘。Moさんが「座込め、ここへ」と「水に流すな」をうたう。
Miさんがウクライナ問題を利用して、憲法改定の動きがある、原発利用、気候問題、再生可能エネルギーへの転換などの問題への取組みを提案。私(K.M)から、政府のキャンペーンに負けてはいられない、ウクライナ戦争が教えるエネルギーと食の自給率アップ。
Yoさんが、戦争はいやだ、日本は戦争しないと誓ったのだ。汚染水「海洋放出」は駄目、沖縄では5月15日を屈辱の日と呼ぶ声あり。Saさんが、原子力規制委員会が汚染水「海洋放出」のパブコメを昨日開始、理解促進の問題を例示、パブコメ提出を訴えた。Tuさんとともに、原発いらない、放射能危ない、海を汚すな、健康害する発電いらない、命を守れ、電気は足りてる、避難のできない原発危ない、核は危ない、戦争反対、新基地要らない、武力で平和は創れない、民主主義守れ、平和を守れ、原発いらない、責任取れない政策止めろ、汚染水流すな、…のコール。
最後にOgさんから福島原発事故刑事訴訟支援団からランチタイムスタンディング(5月23,24,25,27,30,31,6月1,2,3日)の案内。第3金曜日ゆえ原発いらない金曜行動の為に首相官邸前に移動する人も。
(K.M、@kimuramasacl)
曇り やや蒸し暑い。金曜日ですから普段より人数多いです。15時、人がどんどん集まってきます。アスベストのことで経産省に抗議にきた方々とのことです。これから500人くらいに増える予定とのこと。写真は⇒
https://twitter.com/keroppu8649/status/1527535355565871104
肺がんになった方当人がスピーチしています。肉体的な苦しさ、誇りを持ってやっていた仕事を失ったつらさ。弁護士さんの話「国が謝罪したのに建材メーカーはまだ謝罪していない。被害者がいて加害者がいるのに、うちの建材で被害を受けたのが誰だかわからないなどという屁理屈をいう」とのこと。
業界団体全体で被害者全体に補償すればいいだけの話。人間より金が大事。原発被害と、構造は全く一緒です。最後まで闘いましょう。「私たちは必ず勝つぞ!」と、交渉団が経産省に要請に向かっているそうです。「すでに何千人も死んでいる。これからは毎年1000人ずつ死亡するだろう」と言っています。
もう13年も裁判やっているそうです。被害者救済のための、裁判によらない給付金制度がやっとできたけれど、建材を売ってボロ儲けしてきた建材メーカーは基金に参加していない。裁判の引き伸ばしを図っている。
力強いスピーチです。横で聞いていて、初めて聞くことも多いけれど、わかりやすいです。
(ケロップ)
◎ バイデン訪日に、はしゃいでいるのは岸田首相だけ 5月21日(土)(O・O)
今日は絶不調。といっても病気ではなく発熱などの症状もない。地球の重力が増加したかのように、歩くのが億劫だ。肩や股関節などが痛む。虎ノ門駅の階段をヒイコラと登って外に出ると、労をねぎらうかのように大粒の雨が降っていた。
座り込みを開始して、しばらくすると、雨は止んだ。バイデン大統領来日のためか、数人のお巡りさんが前を行き来する。こんなの久しぶりだな。気のせいか、目のやり場に困っているように見える。拳銃や警棒、その他の装備を吊るしたベルトが重そうで痛々しい。重力増加を感じている仲間のようで、親近感を憶えてしまった。なんにせよ、公務ご苦労様です。岸田の、はしゃいでいるであろう様子を想像すると腹立たしいけれどね。
(O・O)
◎ 警官の姿が目立ち、いつもの日曜とは違う 5月22日(日)(ケロップ)
雲は多かったが、雲の合間に見える青空は、青空句会にふさわしいさわやかな色だった。今日の印象はクアッドに向けてカラフルに国旗が飾られていたことと、警察の、いつもよりやや密な警備、街宣車の叫び声。
私(ケロップ)は座り込みと英語の授業(zoom
)が時間的に完全にぶつかっているので、Bluetooth
イアホンをつけっぱなしで、皆さんの話は聞いていませんが、見えたものだけ、まとめました。この英語クラスは、かつて第二テントの馬場さんも入っていたもので、世界の運動を取り上げるものです。英語の勉強もさりながら、世界を見る目が養われますから、お勧めです。クラスの主催者はかつて第二テントの寺崎さんも所属していたフェミニストグループの人です。写真は連続ツイートを見てください。⇒
https://twitter.com/keroppu8649/status/1528719154903404546
曇り時々晴れ(のち雨)雲の合間に美しい青空が覗いている。路上に警官が目立ち普段の日曜とは違うと感じる。中央分離帯などに飾られている国旗から、今、来日している国賓(級?)が、どこの人かわかるのだが、幾つもの国旗が飾られている。日米豪印首脳会談「クアッド」というのをやるためですね、この警備は。私たちはいつもと変わりなく座り込み。月末恒例の青空川柳句会が行われる。遠くから街宣車の叫び声が聞こえるが、見えたのは1回だけ。
撤収の時、虎ノ門の方で、旭日旗を立てて叫んでいる二人組を見かけたが、
(ケロップ)
◎5月22日(日)12時より脱原発青空テント川柳句会が開催されました。 (S.E)
選者は乱鬼龍氏、席題は「ずさん」「ゼロ」14時30分投句締め切り、14時40分より入選者の発表、披講となりました。
がおおむね晴れていて日差しは強かったですが、時折雲が出て爽やかな風の吹く過ごしやすい1日でした。
今回の参加者は4名、選者により入選句が読み上げられ、入選者へどら焼きやバームクーヘン、東海原発再稼働反対のハガキなどの景品が手渡されました。
入選句は、以下のとおりです。
「ずさん」の特選:
・規制委はズサン審査でスグ稼働 - 原子力ガリレオ 「ずさん」の秀句:
・後始末できぬ原発もうやめろ - ふ64
・白い紙次々通す黒議会 - ふ64 ・人削りずさん対応誤振込 - 芒野
・16兆どこに消えたか使途不明 - 芒野 ・原燃はズサン工事でまた延期
- 原子力ガリレオ
「ゼロ」の特選:
・いつになる原発ゼロへ座り込む - 芒野 「ゼロ」の秀句:
・ゼロ歳児背負った借金ゼロいくつ - ふ64
・合格も危険ゼロとの保証なし - 原子力ガリレオ
・危機管理ゲリラ対策中味ゼロ - 原子力ガリレオ
・ゼロに向け日々を重ねる座り込み - 芒野
・安全な線量それはゼロベクレル - ふ64
次回の脱原発青空テント川柳句会は、6月26日(日)12時より開催いたします。
是非ご参加ください。(S.E)
◎ 福島の武藤さんら高裁前でランチスタンディング 5月23日(月)(保)
1万8千人の警察官を全国から動員したバイデン警備で、赤坂・アメリカ大使館周辺は、特に酷くて、六本木から虎ノ門まで、いつもなら15分で来るのに今日は30分以上かかってしまった。
経産省前辺りでは、右翼の抗議行動を警戒してか、文科省から外務省の間に検問体制を引いている。そのお陰で、経産省前の人通りは多かったが(遠くで右翼の街宣車の声が聞こえていたが)静かであった。何があったか知らないが、時々、その通行人の間を警察官が足早に駆け抜けていくのが場違いに見えた。
午後1時半前に、福島原発事故刑事裁判訴訟団の武藤さんら5名が来られた。「今日は何の用事で、東京に来られたのですか?」と尋ねたら「今日から高裁前で、ランチタイムスタンディングをやるために来ました」と言ってチラシを渡されました。そのことを全く知らなかったので「今日の日誌に書いて拡散します」と応えた。家に帰るのは午後10時頃になってしまうので、?担当のⅠさんにすぐメールして、テントひろばのメーリングリストに上げてくれるようにお願いした。武藤さんらには、カンパまでして頂いたので、恐縮しました。
Ⅰさんのメールでお分かりの事と思いますが、改めて日程を書きます。東京高裁前 12:00~13:00。5月23日(月) 24日? 25日? 27日? 30日(月) 31日? 6月1日? 2日? 3日? チラシで訴えていること「東京高裁は今年6月6日に結審をするとしていますが、6月17日には国の賠償責任の最高裁統一判断が下され、7月13日には東電株主代表訴訟の地裁判決が下されます。刑事裁判でもこれらの判決についてしっかりと吟味してから結審するように求め、東京高裁前で訴えます。」(月)担当者は座り込み準備を終えたら一人を残して参加することにしました。(保)
◎ 様々の裁判があった日、他に集会もあり 5月24日(火)(EO)
いつものように台車を押して、12時前に経産省前に着いた。バナーや幟旗、そして椅子などを並べ、しばらく座ってから高裁前に行って「福島原発刑事訴訟支援団」による昼休みスタンディング行動に参加した。スタンディングに参加していた方から、東京都精神医学総合研究所から衆議院議員になった外口玉子さんが3月に亡くなったと聞いた。また「スペース21」の4月号に、「経産省前テント広場」に座り込んで10年、という文章が掲載されたといって、Iさんから一部頂いた。
今日は、安保法制を違憲とする裁判の判決日。また、日比谷野音では狭山事件の再審請求を訴える集会などがあり、昨日来日した米バイデン大統領の警備、それを「歓迎」する右翼の街宣車で官庁街は異様な雰囲気。経産省前に戻ると、祈祷団が、午後3時に祈祷会を始めた。
今日、頂いたチラシから。5月29日(日)午後2時より、沖縄意見広告運動が「辺野古新基地中止・断念を!」という報告集会が教育会館で、6月4日(土)夜6時より「今こそ関生魂を!」という映画と講演集会が文京区民センターで催されるという。「世直し川柳かわら版No.2」に、乱鬼龍の川柳「資本主義ツケは地球をかけめぐる」があった。(EO)
◎ テント前抗議行動あり 5月25日(水) (T・I)
陽ざしは強烈で暑かった。風はあった。経産省前に着くと高級自転車さんが待っていてくれたので、保っちゃん、私(T・I)の3人で、サッサッとセッティングを終えた。高級自転車さんは、先日から自転車に乗れるようになったそうで、今日も自転車で来たそうだ。
福島原発刑事裁判の高裁の結審が6月6日なので、その日に向かって「公正な裁判をせよ」のスタンディングを原告・支援者がやり始めた。それで、テントの当番としてもスタンディングに参加することにした。今日は、私(T・I)が参加した。遅れてもう一人Okさんも参加した。
裁判所前には約30名が集まって、抗議と要請の発言を次々とした。福島の現状とか、「除染と言っても、山や森はやらず、その山や森の木を伐採して燃やして、利用、処分をしているのは、本当におかしい」という批判なども、なされた。何よりも「東電の会長などが事故の責任を問われてない」なんていうことがおかしいと、皆さんいろいろと言っていた。京都の宇野さんも発言された。
5/23、24、25、27、30、31、6/1、2、3まで続けるので、多くの人は集まってほしい。
13時に終わり、テントの当番に入る。ヨーカンさんは規制庁抗議から回ってきて、お弁当を食べて帰られた。ヨーカンさんは、5月14日~17日まで六ケ所村に行っていたそうだ。ヨーカンさんは、六ケ所村に核燃施設建設される時から反対している。六ケ所村は、今は村長選挙で山田さんが立候補して闘っておられる。明日からは子どもの甲状腺裁判が始まる。福島はまだ終わってない。いつ終わるか、わからない。終わらないかもしれない。そういう厳しい現実に向き合わなければならないのだ。午後3時に当番をチェンジして、私は帰る。(T・I)
◎ 子ども甲状腺がん裁判が開かれた 5月26日(木)(Y・R)
「311、子ども甲状腺がん裁判」の第1回口頭弁論が東京地裁103号法廷で行われた。その裁判を傍聴する人達が、開廷前に寄って下さり、座り込み準備が終了すると、あっという間に椅子は埋まった。今日は当番のSgさんと、日曜日当番のFjさんが車で来てくれましたので、座り込みグッツの搬送は大変楽でした。お陰様で椅子も多めにセット出来まして大正解でした。
「13時20分からの傍聴整理券配布時には、230名位の人達が並び、その内、僅か27名しか傍聴出来なかった」との報告がありました。外れた人達は、日比谷コンベンションホールで開催された支援集会と報告集会に参加されたとの事でした。(詳細はレイバーネット等で報告があると思います)
撤収後は日比谷野外音楽堂で行われた「復帰50年 辺野古新基地建設を許さず
憲法が生きる沖縄と日本を!?東京」の集会とデモに参加して、原発に反対する元総理大臣5名の顔写真が入った「鹿児島川内原発20年延長に反対する意見広告運動」のチラシを多数配布した。 (Y・R)
=====デモ・集会のおしらせ====
★ 6月1日(水) 日本原電本店前抗議行動 17時~18時
★ 6月1日(水) 東京電力本店前抗議行動 18時45分~45分
★ 福島原発刑事訴訟支援団(ランチタイムスタンディング)
東京高裁前 12時~13時 5月30日(月) 5月31日(火)
6月1日(水) 6月2日(木) 6月3日(水)
★ 6月3日(金)経産省前抗議行動(17時~18時)(毎週)
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