[CML 064509] アジア世界KK重要情報(93)
kenkawauchi @ nifty.com
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2022年 5月 24日 (火) 16:40:46 JST
アジア世界KK重要情報(93)
2022年5月24日
私は、河内謙策です。私は、アジアと世界の平和や人権等をめぐる諸問題につき、
私が重要と考える情報を皆様に発信させていただきます。私は体調がよくないので、
大体月に2回ぐらいのペースでの発信になるかと思います。この情報の転送、転載は
自由です。私の意見については、皆様が批判をされることは自由ですが、私は、体の
都合があるので、反批判はしませんので、御了解ください。
弁護士 河内謙策 連絡先:東京都豊島区南大塚3丁目4番4-203号
(TEL03-6914-3844、FAX03-6914-3884)
Email:kenkawauchi @ nifty.com
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バイデン発言をめぐって
バイデン大統領の記者会見での発言、すなわち、「有事には台湾の防衛に軍事的に
関与する意思があるか」と問われて「ある(yes)」
と答えた発言をめぐって、さまざまな情報・見解が入り乱れています。
私は第一に、これが失言だというホワイトハウスの見解を誰が受け取ったのか、受
け取った時に日本側の人間がなんと言ったのか、失言に遺憾の意を表明したのか、が
問題にされなければならないと思います。バイデン大統領に発言を修正する自由はあ
ると思いますが、それには、発言をする側も、それを受け取る側も筋を通さなければ
ならないのです。
外交の場での発言は、中学校のホームルームでの発言とは異なります。まして、多く
の人の生命や財産に直結する平和問題・台湾問題での発言なのです。これを軽く考え
ることはできませんし、多くのマスコミが面白おかしく掻き立てているのは、誠に不
見識だと思います。私は、太平洋戦争開始の時の宣戦布告文の不交付の誤りと同質の
誤りを感じてしまうのです。公的なことと、私的なことの区別がつかないというの
は、日本人の重大な性格的欠陥です。今回のことにも、それを感じるのです。
第二に、私は、この問題は重大な問題であり、台湾有事の場合に、アメリカが軍事的
に関与するという事の約束をとりつけることに岸田内閣は全力をあげるべきだと思い
ます。
アメリカは、台湾と日本を二階に挙げて、階段をはずすな、と厳しく追及し、そうい
うことをしないという約束を絶対に取る必要があるのです。この約束がない状態で、
台湾と日本がどういう行動をとるのか、決められるはずがないのです。
『文藝春秋』6月号でミアシャイマーが心配しているのも、このことなのです。
私は、前から心配していましたが、『Voice』2022年6月号で、以下の論文を読ん
で、このことを強く感じたのです。
村野将「リソース制約下での日米の防衛戦略」
村野は、ハドソン研究所の研究員ですが、
アメリカの軍事・防衛情報に精通しています。
その彼が、上記論文で、今まで誰も言わなかったことを明らかにしています。
トランプ政権が2018年1月に発表した国家防衛戦略」(2018NDS)には発表されてい
ない部分があり、そこには「冷戦後、長らく米軍の戦力構成基準とされてきた二正面
での同時戦争遂行能力を追求することはリソースの制約上不可能であるとしたうえ
で、有事には一つの大国との戦争に勝利することに集中し、その他の地域で起こりう
る危機については抑止に徹する」と書かれているそうです。
たとえば、中国が台湾・日本に侵攻しても、
ロシア相手の「戦争」が続いている限り、台湾・日本を見殺しにするというのです。
ですから、バイデンがこの文書を知らないはずはありませんから、現時点におい
て、バイデンの発言は、失言ではなく、21世紀の大嘘、21世紀の巨大な騙し言葉、で
あったということになるのです。
ですから私は、この問題は、国会でも徹底的に追及してもらいたいのです。
中国が(模擬)自衛隊機を相手に軍事訓練
中国が砂漠地帯に自衛隊の早期警戒管制機
に似たモデル機をおいていることが判明しました。防衛省は抗議したのでしょうか。
中国の最近の記者会見での発言、日本を怒鳴りちらしていることとも共通します。
絶対に、こんな軍事演習の自由を認めてはいけない、と思います。
(検索BOXに「中国内陸部に自衛隊」を打ち込んで見て下さい)
☆ウクライナの戦争犯罪裁判でロシア兵に終
身刑が言い渡されました。私は、個人的には量刑が少し重い感じがします。
(検索BOXに 戦争犯罪裁判でロシア兵に終身刑 を打ち込んで見てください。)
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