[CML 064504] アジア世界KK重要情報(92)

kenkawauchi @ nifty.com kenkawauchi @ nifty.com
2022年 5月 23日 (月) 15:03:09 JST


アジア世界KK重要情報(92)

           2022年5月23日

 私は、河内謙策です。私は、アジアと世界の平和や人権等をめぐる諸問題につき、
私が重要と考える情報を皆様に発信させていただきます。私は体調がよくないので、
大体月に2回ぐらいのペースでの発信になるかと思います。この情報の転送、転載は
自由です。私の意見については、皆様が批判をされることは自由ですが、私は、体の
都合があるので、反批判はしませんので、御了解ください。

 弁護士 河内謙策 連絡先:東京都豊島区南大塚3丁目4番4-203号
(TEL03-6914-3844、FAX03-6914-3884)

Email:kenkawauchi @ nifty.com

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    ウクライナ軍勝利へ向けて前進

☆ウクライナ軍の反転攻勢が続いています。

とりわけ東部地域では、激戦が続いています。        U−1NEWSの5月22日
21時38分の情報では、 ロシア軍がドネツ川の渡河作戦を再実行するも、再び大失敗
した模様です。

 <https://you1news.com> https://you1news.com



☆5月23日付『読売新聞』は、ロシア軍の内部に「責任転嫁と隠蔽」が横行している
こと、

ロシア国民の中に、厭戦気分が広がっていることを指摘しています。

(検索BOX内に ロシア軍に「転嫁と隠蔽」  を打ち込んで見てください)



☆今回のウクライナ戦争では、ドローンが大活躍しています。おそらく未来の歴史学
者は、

今回のウクライナ戦争を”ドローン戦争“と呼ぶことでしょう。この「アジア世界KK
重要情報」でも、何回か、ドローンの特集を組んできましたが、最近、また様々な論
稿が発表されていますので、私が特に注目した論稿・ニュースを以下に引用させてい
ただきます。



*西村金一は、JBpressで「これまで、戦闘機が航空優勢を確保してきた。航空優勢
がなければ、地上軍も艦艇も、戦闘機による攻撃に撃破されてしまっていた。それが
今、航空優勢を獲得していなくても、敵の機甲部隊や兵站部隊を狙って攻撃できてい
るのだ」とドローンの歴史的意義を明らかにしています。

西村金一「戦闘機時代の終焉:戦争の歴史を書き換えたウクライナ軍」

 <https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/70136>
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/70136



*ドローンは、軍隊の戦い方も変える可能性を秘めています。たとえば、竹内修は、
「これまでの敵に占領された土地を逆上陸作戦によって奪回する部隊から、敵に占領
される前に島嶼部などへ展開して敵の占領を阻止する部隊への転換をはかることに役
立つと示唆しています。これは尖閣諸島や南西諸島・沖縄にとって重要な問題提起と
思われます。

(検索BOXに アメリカも!? と打ち込んでみてください)



*部谷直亮が、今年の1月に「中国どころかタイにも遅れる自衛隊のドローン軍備」
を批判していたのですが、ウクライナ戦争をみて、

やっと、最近、自衛隊も重い腰を上げ始めた

ようです。

(検索BOXに「中国どころかタイにも遅れる」と打ち込んで見てください)



 防衛省は、「自衛隊での飛行ロボット(ドローン)の配備機数を、2020年度末まで
に計201機体制に引き上げる」方針を決めました。

(検索BOXに「自衛隊のドローン配備」と打ち込んでみてください)



 今までと比べれば、大きな前進と思いますが、今度は、「201機なら本当にいいの
か」「敵の攻撃を本当に阻止できるのか」という問題が出てきたと思います。日本人
には、敵を忘れて、概念の論議にふける悪い癖があります。中国が何機のドローンを
もっているのか、それをどのように使おうとしているのか、日本はどういう戦略を
もっているのか、日本は将来的にどうしたいのか、これが抜け落ちて、「今までより
も増えたからいいじゃないか」ということで、自己暗示をかけてしまうのです。「平
和ぼけ」です。実際は、中国の雲霞のようなドローンの大群が南西諸島に押し寄せて
くるのですから、200機でもきわめて不十分なのです。私は、今からでも機数を大幅
に追加すべきと思います。

 国会の論議も、今までの「防衛論議」をみると、野党議員の不勉強もあって、ポイ
ントをついた質問でなく、大雑把な議論や、「神学的論争」や政府の揚げ足取りにな
りがちでした。このドローンの問題について、野党の議論の水準が上がることを心か
ら期待したいと思います。



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