[CML 064463] Re: マリウポリのウクライナ兵退去、捕虜交換へ

早川(田島) hamasa7491 @ hotmail.com
2022年 5月 17日 (火) 15:30:13 JST


久下さま
みなさま

>しかし、すでにマリウポリの街は廃墟と化しています。劇場に避難していた市民を含めていったい何人の人びとがロシア軍に殺されたのか? 虐殺を隠すため、ロシア軍はマリウポリ市内に何か所もの集団墓地を作ったと報道されています。<

これは余りにも、一方的で単純なストーリーではないでしょうか? 「虐殺を隠すための集団墓地」にささやながら墓標が立てられていることは、ウクライナ贔屓の「報導」では、知らされないことです。

北部キーウ(キエフ)に迫ったロシア軍は、そこで親ロシアの住民の声が髣髴と湧き起ると思ったら、全くそうではなく、「解放軍」ではなく「侵略軍そのもの」になってしまいました。
しかし、マウリポリではどうでしょうか?

この都市は、もともと親ロシア住民がそれなりに多いところに、2014年の「マイダン革命」に乗じて、ウクライナ軍を名乗る「アゾフ連隊」が、戦車を繰り出して街を制圧しました。その後、ドンバス戦争8年の間、アゾフ連隊の根拠地として使われました。

こうした経過を踏まえたうえで、今回、双方の軍隊が市街戦ともなれば、一方がスナイパーをアパート、学校、病院に忍ばせる。すると、恐怖に駆られたもう一方が、戦車やバズーカで砲弾をめくら撃ちする。こうして、街が破壊され尽くされていくのが常です。

日本における「報導」をみれば、あたかも第2次大戦の米軍がしたことのように、あたかもドイツのドレスデンのように
はたまた東京大空襲のように、ロシア軍が戦略爆撃でもしたかのように錯覚します。しかし現実は、多分そうではないでしょう。

マリウポリの廃墟は、双方入り乱れた市街戦の結果と思えます。

私は、アゾフ連隊がマリウポリの産科第一病院を、そこに「太陽電池があるから」という理由で、陣地として接収したことを、産気づいて入院したのに追い出されてしまった妊婦の証言で、知りました。

こうしたことは、市街戦では双方にありうることです。

私は、2004年のイラクのファルージャ、米国がその都市を完全封鎖したのち、徹底的に中を空爆した上で海兵隊が突入し、市街戦というか殲滅戦を繰り広げ、シーア派民兵を殺害しつくしたことを思い出しました。そして、マリウポリは違うように感じました。

あのとき白リン弾を連発したのは、今「ウクライナの救世主・正義のヒーロー」となっている、米国の海兵隊でした。


私が敢えて、ロシア贔屓の人たちのtweetを通じて学んだこと、以下に記しました。もし参考にしていただけるなら、みなさん
、お読みくだされば幸いです。
https://twitter.com/ni0615/status/1525990364313550848

戦争とは、「正義」であろうと「悪意」であろうと、どちら側ともに、殺人とプロパガンダで出来ているのです。

ni0615田島拝


On 2022/05/17 10:34, 久下格 wrote:
>  元国労の久下です。マリウポリの製鉄所でロシア軍と最後まで戦ったウクライナ兵211人が、負傷した53人の兵士とともに製鉄所を退避してロシア軍に投降したとロイターが伝えています。兵士たちは今後捕虜交換の対象となるようです。
>
> ・ロイターの記事 https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-mariupol-azovstal-idJPKCN2N21Q0
>
>  凄惨な攻撃で最後の1人まで皆殺しになるのではと思っていましたが、最後の最後に捕虜交換の交渉が成立したことで、ほんの少しだけホッとしました。
>  しかし、すでにマリウポリの街は廃墟と化しています。劇場に避難していた市民を含めていったい何人の人びとがロシア軍に殺されたのか? 虐殺を隠すため、ロシア軍はマリウポリ市内に何か所もの集団墓地を作ったと報道されています。第二次大戦でのカティンの森事件(ナチスとソ連によるポーランド分割に抵抗したポーランド人2万人をソ連軍が殺して埋めた)を思い起こさせるものです。
>
> ・カティンの森事件(Wikipedia) https://ja.wikipedia.org/.../%E3%82%AB%E3%83%86%E3%82%A3...
>
>  報道されていませんが、今回の交渉には先日の製鉄所からの市民退避に引き続いて、国連がかかわっているように思います。かろうじて今回国連は機能したのではないでしょうか? さらに一連の報道からは、ロシア軍が支配しているマリウポリその他の地域にも、ロイターやAFPなど西側のメディアが入り、戦争の実相を伝え続けていることがわかります。ロイターやAFPが常に公正な報道をしているとは思えませんが、命の危険をおかして戦場に入ったジャーナリストによって、報道の自由が維持されることが、人びとを虐殺から守ることにつながっています。
>  一日も早くロシア軍を撤退させて、戦争犯罪を暴かねばならないと思います。


-- 
このメールは、AVG によってウイルス チェックされています。
http://www.avg.com



CML メーリングリストの案内