[CML 064402] 侵略戦争を自認した、プーチンの戦勝記念日演説

毛利正道 mouri-m @ joy.ocn.ne.jp
2022年 5月 11日 (水) 18:23:38 JST


侵略戦争を自認した、プーチンの戦勝記念日演説

直ちに全面撤退して停戦に応ずることを求める

 

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演説全文

 <https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220509/k10013618261000.html> 【演説全
文】プーチン大統領 戦勝記念日で語ったことは | NHK | ロシア

によると、2月24日からの「特別軍事作戦」は、

NATO側による「侵略に備えた先制的な対応」であって
「唯一の正しい判断」だった、というものです。

 

しかし、

第1に、ということは、NATO側がその時点までになして来たことは

未だ、「侵略=武力攻撃」に至ってはいないということを認めているわけです。

そして、重要なことは、国連憲章第51条に規定する集団的または個別的自衛権は、

条文通り、武力攻撃が発生した場合にのみ認められるものですから、

このプーチン大統領の演説は、集団的・個別的自衛権が発生していない時点で

ウクライナに対する(それも3方面からの全面的)武力攻撃を開始したことを公然と
認めたものです。

これこそ、国連憲章2条4項で禁止されている「武力の行使」=国際法上違法な侵攻
を

行ったことを自認する言説として、国際的に強く批判されなければなりません。

 

第2に、それでは、同大統領はこの「侵略に備えた先制的な対応」をしなければ、

NATO側による来たるべき侵略を甘受するほかなかったのでしょうか。そんなこと
はありません。

同大統領が演説で語っているような差し迫った状況があったのであれば、それは、

国際紛争と言える可能性がありますから、その場合は、国連憲章2条3項や同第6章
「紛争の平和的解決」に従い、

仲介・調停・仲裁裁判・司法裁判・地域的取極めや安保理での調査・勧告などを求め
ることが出来たのです。

同大統領が、これらの権限をフルに活用したとは到底思えません。

 

―この点で、重要と思われることに、ロシアの司祭が、迫害を覚悟しつつ

「(ウクライナは)独立国家だ。彼らが必要と考える国家を築かせればいい」と語っ
た

 
<https://www.afpbb.com/articles/-/3403027?fbclid=IwAR3RxjhRgbK-356lkDo7XYM46
Q3xMyVZuYFxIujH7XcYhEYBfHexHyFxWqQ> ロシア正教会司祭、ウクライナ侵攻を批判
投獄も覚悟 写真11枚 国際ニュース:AFPBB News

ことがあります。

このことは、国際法で言えば、内政不干渉の原則(憲章2条7項と関連総会決議・司
法判断)と言い、

ロシアにとって「武力による威嚇」を受けている状態

(この場合は、NATO側が憲章2条4項の違法行為をおこなっていることになる)
にならない限り、

ロシアとしては甘受しなければならない、ということを分かりやすく示したものと言
えます。―

 

第3に、結局、この5.9プーチン演説は、演説で述べたとおりの事実関係であったと
しても、

ロシアの2月24日開始「特別軍事作戦」が、国連憲章上付与されている権利も活用し
ないまま、

国連憲章上違法な武力行使=侵略戦争を行い、2か月以上経過した現在も新たな犠牲
者を大量に

生みつつ続けていることを自ら証明している点で重要です。

即時に2月24日開戦の時点まで兵力を戻して停戦せよということを、一層強く求めて
いきましょう。

(決して国際法に詳しいわけではありません。ご批判をいただければ幸いです。)

 

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