[CML 064328] アジア世界KK重要情報(79)

kenkawauchi @ nifty.com kenkawauchi @ nifty.com
2022年 5月 3日 (火) 15:52:55 JST


アジア世界KK重要情報(79)

           2022年5月3日



 私は、河内謙策です。私は、アジアと世界の平和や人権等をめぐる諸問題につき、
私が重要と考える情報を皆様に発信させていただきます。私は体調がよくないので、
大体月に2回ぐらいのペースでの発信になるかと思います。この情報の転送、転載は
自由です。私の意見については、皆様が批判をされることは自由ですが、私は、体の
都合があるので、反批判はしませんので、御了解ください。

 弁護士 河内謙策 連絡先:東京都豊島区南大塚3丁目4番4-203号
(TEL03-6914-3844、FAX03-6914-3884)

Email:kenkawauchi @ nifty.com

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   ウクライナ軍、勝利へ向けて前進

☆ウクライナ軍が、ロシア軍の司令部に対し集中的な攻撃を行い、ロシア軍の将校ク
ラス200人(400人という情報もあり)が死亡した、というニュースが伝わってきまし
た。

司令部が攻撃されたということ、将校クラスが死亡したと言うのは、ビッグ・ニュー
スだと思います。ベトナム戦争の時の、1968年の「ベトコン」のサイゴンの米大使館
突入を思い出しました。ウクライナ軍の犠牲も相当あったでしょう。

(検索BOXに「ロシア軍参謀総長が標的」と打ち込んで見てください)



☆ロシア軍は、5月9日にマウリポリで「勝利の行進」をするというプランを断念しま
した。行進の途中で、プーチンが狙撃される可能性が十分にあるからでしょう。その
代わりでしょうか、プーチンは、今まで「特別軍事作戦」と呼んでいたウクライナ侵
略を、「戦争」の一環として格上げするようです。「格上げ」することによって、ウ
クライナ侵略に更に力を入れるとともにモルドバなどへ戦火を広げるようです。

(検索BOXに [深層NEWS]プーチン氏「開戦宣言の可能性ある」 と打ち込んで見て
ください。



☆ロシアのラブロフ外相が、ヒトラーが「ユダヤ系だ」と発言したことにつき、抗議
の声が拡大しています。私は、杉原千畝などが、いろんな思惑があったにせよ、ユダ
ヤ人問題につき、ナチズムと距離をおいたことは立派だったと思います。

(検索BOXに「ヒトラーにユダヤ人の血」

と打ち込んで見てください)



☆トシ・ヨシハラとエヴァン・モンゴメリーが、『正論』2022年6月号に以下の論文
を発表しています。

トシ・ヨシハラ、エヴァン・モンゴメリー「ウクライナ侵略から見える台湾のリス
ク」

私の台湾問題についての、現在の最大の関心は、中国は台湾侵攻の方法・戦術を変え
るかどうかにあります。この論文は、そこに焦点を与えていませんが、その代わり、
ウクライナ戦争から学ぶべき教訓(限定核戦争下の通常戦争のあり方etc)を様々な
面から明らかにしています。現時点において、台湾問題を考えるうえでの必読文献と
思います。

念のためを言えば、反戦活動・平和運動を考えるうえで、われわれは勉強をしなけれ
ばならない、新しい時代に入っているのです。

1960年代や70年代の時代とは違うのです。

何も勉強しないで、「戦争になる」「戦争反対」とだけ言えば、国民は、平和運動に
見向きもしなくなってしまうでしょう。1960年代や70年代に身につけた「規範」や
「情勢分析」に胡坐をかき「自分たちは正しい」「一貫して正しい」と繰り返し、新
しいことを考えなければならないのではないかと言う人を抑圧することに快感を覚え
ている人が多いので、一言、嫌味を発言させていただきました。



☆JBpressで西村金一が、以下の論文を発表しています。

西村金一「ロシア軍総崩れの可能性も、兵站への無人機攻撃で」

 マスコミでは、長期戦の可能性、とか、言われていますが、単純に(!)そのよう
にみる見方には私は反対です。私の見方でいけば、戦争は生き物です。機械と機械が
ぶつかっているのとは違うのです。節目の判断が重要なのです。

 西村金一は、現在の局面で、榴弾砲(普通の砲と異なり、ウクライナ軍の後方か
ら、曲線を描いてロシア軍陣地の後方=兵站に向かって砲弾が飛ぶ)や無人攻撃機
で、ロシア軍の後方を攻撃すれば、ロシア軍が総崩れになる可能性(!)がある、と
指摘します。

 <https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/69960>
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/69960



誠に面白い、大胆な意見です。私の乏しい知識と持っている情報の限度では、この見
解は正しく、したがってNATO諸国の新兵器でウクライナ軍が武装し、新たな攻勢に出
ることを私は期待しています。

なるほど戦争とはこういうものか、と考えるきっかけになると思います。

 ぜひ、御一読ください。

              以上 









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