[CML 064313] Re: 【紹介】なぜプーチン政権の危険性は軽視されてきたのか(宇山智彦さん)
森中 定治
delias @ kjd.biglobe.ne.jp
2022年 5月 2日 (月) 10:05:47 JST
寺本様
おはようございます。
宇山先生の論考と、ご紹介のあったすずめのブログ、シジュウカラの夢も拝読いたしましたが、
いずれもこの戦争をどう終わらせるのかについて何もありませんでした。
自分の分析結果を述べたいのでしょうが、結果としてプーチン・ロシアに対する憎悪を煽るだけの
ように感じました。
社会学者、自然科学者など研究を職業とする人にとっては、ご自身の研究の成果を発表したいと
言う気持ちはよく理解できます。
でもこと戦争となりますと、その研究の狭い範囲の成果発表よりも、それが戦争を止めることに
どのように力を発揮できるかが問われるのではないかと思います。
結果としてプーチン・ロシアに対する憎悪を煽り、折衝や和解よりも滅ぼせ!という方向へ
国民の認識をより近づけていくなら、人間としてどうかと思います。
そういう視点で、宇山先生の論考やご紹介いただいたブログを読みました。
森中
> 2022/05/01 10:40、Izumi <tarojii70suzume @ gmail.com>のメール:
>
> 大阪の寺本和泉です。
> 宇山さんの論考は認知バイアスについて書かれたものなので,どうやって戦争を止めるかまでは書かれていないのは当然です。
> 高度な教育をうけた良心的知識人と見える人でも,この戦争についての認知バイアスはおどろくほど存在しており,立場にかかわらず,自戒する必要があるでしょう。
> 4月29日に大阪である有名なジャーナリストの90分の講演をきいたのですが,残念ながら戦争当事者双方の作り話や誇張がいくつもふくまれていました。影響力のある知識人がこの程度ではしろうと市民は落胆してしまいます。
> ポイントは,客観的事実と主観的意識を識別することだとおもいます。客観的事実は,現在起きていることだけではなく,時間,空間,社会構造を多面的に見る必要があり,社会構造にはこの戦争が宗教戦争であることの意味を理解することがふくまれます。宗教戦争については,トップレヴェルの知識人であっても,信仰に関心がない人には理解困難な問題です。
> 要は,自分がよく知らないこと,よくわからないことは断定せずに調査をすることが基本原則だと考えます。
>
> すずめのブログ
> なぜプーチン政権の危険性は軽視されてきたのか―国際情勢分析と認知バイアス―(感想)
> http://blog.livedoor.jp/tarojii_suzume/archives/1079569971.html
>
> シジュウカラのゆめ
> 宗教戦争としてのウクライナ侵攻(記事紹介)
> http://titum.blog.jp/archives/30269947.html
>
> シジュウカラのゆめ
> ロシア正教という宗教は存在しない
> http://titum.blog.jp/archives/30320468.html
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