[CML 064625] デジタルで刻印された二人なり 「流浪の月」よ凪良ゆう書く
大山千恵子
chieko.oyama @ gmail.com
2022年 6月 7日 (火) 21:21:59 JST
「流浪の月」 <https://book.asahi.com/article/12927311> 凪良ゆう
<https://book.asahi.com/article/12927311> 東京創元社
父が病死、母は男を求めて旅立つ。そして幸福で自由な世界は終わってしまった9歳、更紗。
縛りのきつい叔母の家では、夜な夜な従兄が体を触りにくる地獄。
*家に帰りたくない。場所をくれたのは、文。幸福な2ヶ月間。*
しかし破綻はやってくる。*ロリコン大学生の少女誘拐。デジタル・タトゥー化。*
世間は勝手に親切、自己満足の嵐。あー、やだやだ。
懸命に生きる更紗に、恋人は庇護者ずら。勝手に疲れて4年で破綻。
美人で料理上手で控えめな更紗。今の恋人は「傷物は、お買い得」だと思ったんかね。
支配欲ぎらぎらで、うまくいかないとDV爆発の最低野郎。
それじゃあ、文が恋しくなるよね。いや、恋じゃない。*自分の居場所の問題だ。*
*最後の頃、涙が出そうになったけど...更紗、文、梨花の繋がりに光明を見る。*
映画では、どういうふうか。気になるぞなもし(なぜか愛媛弁)。
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大山千恵子
ブログ 「千恵子@詠む...」 毎日更新http://blog.goo.ne.jp/chieko_oyama
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