[CML 064998] 経産省前テントひろば日誌7月21日版

木村雅英 kimura-m @ ba2.so-net.ne.jp
2022年 7月 24日 (日) 06:47:17 JST


(転送します。重複送信をお許し願います。)


経産省前脱原発テント座り込み日誌2022年7月21日版

経産省前テントひろば、脱原発テント設置日(2011年9月11日)から1807日目(2016 
年8月21日)にテント強制撤去。2022年7月21日は、座り込み3,967日目。これは、 
マハトマ・ガンディー「非暴力、不服従」の実践です。

◎ 文科省前の抗議集会も雨の中   7月15日(金)前半(S・S)

経産省前に到着して、イロハの女性陣と一緒に幟旗や椅子等のセッティングを始 
める。皆、手慣れたもので、みるみるうちに作業が進む。セッティングが完了し 
たので、弁当を買いに日土地ビルの中の弁当屋に調達に出掛ける。買い物を済ま 
せて戻ると、女性達が男性を囲んで輪ができている。私もその輪に加わる。その 
男性はFさんに会いたいとのことだった。FさんのDVDを購入したいとのことだっ 
た。「今日は経産省抗議が夕方5時から始まるので、それまで待ってくれたら会 
えるよ」と言ったが、「今日は用事がある」という。「それなら日曜日が当番の 
日だから、その時に来てください」と言って帰ってもらった。
 今日は家を出る時、強い雨が降っていたが、今はあまり大した降り方ではな 
い。このまま過ぎればよいなと思いながら、午後4時近くになったので、文科省 
前に移動した。文科省前には、雨の中ではあったが、何人かの仲間が集まってい 
た。時間がたつと共に人も増えてきた。しかし、雨の方は降り方が激しさを増 
し、カッパを出さなければ、全身ずぶ濡れになりそうになって来た。しばらくす 
るとトラメガを持った仲間がやって来たが、この雨の中、トラメガを出したりす 
ると濡れて故障してしまいそうなので、トラメガなしでのスタンデイングをする 
ことにした。その後も激しい降り方は変わらず過ぎた。最後に集合写真を撮り文 
科省抗議は終了した。  (S・S)

◎ 雨にもMETIにもNRAにも負けず脱原発  7月15日(金)後半(K.M) (ケ 
ロップ)

 2つの傘で何とか雨を凌いで座り込み。経産省・エネ庁の人たちに我々の想い 
が通じるだろうか?
7月13日の東電株主訴訟の13兆円賠償命令の判決を直接聴いたMiさんからの 
報告で、経産省抗議行動を開始。判決を静かに聞き入り、弁護士さんが頷き、読 
み終わった時に傍聴席から拍手。素晴らしい瞬間を経産省前でも共有した。
ひとしきりのコールの後、Obさんがあれだけの大事故を起こりながら、原発推進 
し続ける経産省を厳しく糾弾。田中一郎さんが東電福島第一原発4号機の水素爆 
発(3号機からの水素)がありえない、経産省・原子力規制委員会への不信と、 
藤原節男さんへの敬意を表明し、事故原因究明ができていないことを訴えた。 
K.Mから、東電をつぶさず原発推進した経産省・エネ庁の今井尚哉氏が岸田内 
閣で内閣官房参与として復活し、今の岸田政権を原発再稼働に前のめりにしてい 
るのではないかとつけ加えた。
Moさんの歌とケロップさんのリコーダに合わせて皆で「座込め、ここへ」と「水 
に流すな」を歌ったあと、Yoさんが安倍銃撃死後の政権の動きに怒りを述べ、 
K.Mから原子力規制庁片山新長官が原子力安全・保安院でイチエフ事故責任が 
あり2012年にストレステスト意見聴取会で大飯再稼働を強行したことを紹 
介、Okさんがこの日14時から開催された「原発事故避難者住まいの権利裁判追 
加提訴715決起集会」の模様を紹介、Raさんが「国葬」まで飛び出した今の状 
況を憂い、短くコールをして終了。激しい雨が続くが、多くの参加者が原発いら 
ない金曜行動の為に首相官邸に移動。(K.M)

・ケロップさんの呟き 
https://twitter.com/keroppu8649/status/1547834862815834112 
雨ときどき曇り、只今は土砂降りです。みなさんパラソルの下に縮こまってお 
しゃべりしています。今日は第三金曜日ですから18:30から官邸前集会の日です 
が。経産省の欅の木で急にミンミンゼミが大声で鳴き出しました。
経産省前金曜抗議1時間前、さらに物凄い豪雨になっています。花壇は小川に 
なった。
17時から定例の経産省前金曜抗議です。雲が低い?虎ノ門の工事中のビルが雲の 
中です。雨はやや小降りになってきました。
雨に負けずに人が集まってきました。人数は少なめですが、さっきは雷も鳴って 
ましたから仕方ないですね。田中一郎さんが今日の資料を配りましたが、インク 
ジェットでプリントアウトしているので雨滴が落ちるとインクが溶けだしてしま 
います!詳細を読みたい方は田中さんのブログを見てください。
田中一郎さんスピーチ:6月17日最高裁判決はゴミである。そもそも最高裁はあ 
のような上告を受けるべきではなかった。いつか我々の手であの判決を書いた裁 
判官を罷免してやろう! 4号機の爆発、あれはなんだったのか? 東電の説明で 
は、3号機で発生した水素が地下パイプを通って4号機に流れ込み、水素爆発に 
至ったと言っているが、最も軽い分子である水素が地下パイプを通って移動する 
などあるだろうか。そもそも3号炉ではそんなに大量の水素は発生していなかっ 
た。プロの原子力技術者である藤原節男氏によれば、4号炉は遅発臨界状態にあ 
り、大量の水素を発生した。それが5階天井近くに溜まって水素爆発となった。 
電源が失われ、使用すみ燃料と未使用燃料が両方詰め込まれたプールの冷却水が 
沸騰してしまったのだから、臨界状態になっていたのは当たり前である。 (ケ 
ロップ)

◎ 今年初めて蝉の声を聴いた 7月16日(土)(O・O)

雨を気にしながら設営をし終わると、今年初めて蝉の声を聞いた。程なくして雨 
が降り始めると蝉の鳴き声が止んだ。夏の始まりというより終わりみたいな侘し 
さを感じた。
 票欲しさにカルトと親密にする議員たち、彼らの発言は票田の主張のコピペに 
しか聞こえない。まともな説明のない閣議決定、それ以上にろくな質問をしない 
大手メディア。取り合えず今日は思いっきり絶望しておこう。(O・O)

◎ 7人の自転車部隊が登場 7月17日(日)(ケロップ)
https://twitter.com/keroppu8649/status/1548563360849219586

今日は曇り時々晴れところによる雨、(場合によっては雷雨)、みたいな天気予報 
で、目まぐるしい。今日は自転車軍団(ピースサイクル)が来ました。毎週見える 
自転車に乗る音楽家コンビと、高級自転車の兄さんと、合わせて7人も自転車の 
人が見えました。
本日の参加者計16人。暑い。蒸します。蚊が攻撃的だけれど蚊取り線香を4個点 
火すれば寄ってきません。終了後は氷を買ってコーヒータイム、おやつはミート 
ボールカレーでした。 (ケロップ)

◎ 今日は海の日、なにの規制かな 7月18日(月)(保)

経産省手前から警察が可動柵を作って交通規制を行っていました。きょうは「海 
の日」の祝日で、右翼にとっては「明治天皇が初めて軍艦に乗って視察した、め 
でたい日」という事で、何があったのかと思っていましたが、我々より早く来て 
いた高級自転車の?さんが「韓国から外務大臣が来ているからだよ」と説明して 
くれました。韓国の外相が来ているとは知らなかったので納得しました。韓国も 
保守系政権になって「日本との関係を修復したい」と言ってきているのだから、 
右翼にとっても悪くない話だと思うのだが。(夜、帰ってきてニュースを見たら 
日本政府は韓国の政権が慰安婦・徴用工問題についてどういう判断をしているの 
か慎重に見極めると報道していた。アベ政権の方針を全て引き継ぐことで政権を 
維持しようとしている岸田の方針が右翼を増長させている事がよく分かった、 
きょうの右翼の行動でした。
 
きょうも非常に蒸し暑い一日でした。気温34~36℃、湿度40~60℃。風が弱かっ 
た。風が生温かく感じた。午後3時までだから大丈夫だろうと氷水3?にしたら 
少し足りませんでした。これを見かねたのか?さんがガリガリ君を買ってきて皆 
に食べさせてくれました。
 この蒸し暑い休日にも拘わらず担当4人の他に5名の人が来てくれました。特に 
群馬からTさんが昨日から来てくれました。感謝です。(保)

◎ テントニュース247号を印刷配布した  7月19日(火)(EO)

Yさんが体調不良で休むとの連絡があって、今日は午前10時半過ぎに事務所に着 
いた。運び出すものを階段で下に降ろして、出発の準備をしながらテントニュー 
ス247号を印刷する。経産省前に向かう途中の道路が警官によって半分封鎖され 
ていたのは、日韓関係を口実にやって来る街宣カーを規制するためだろうか。10 
分ほどして雨が降り始めたが、風はなく暑い。
すぐにOさんがやってきて、12時には座り込みを開始する。午後2時前にAさん他1 
名がやってきて、Oさんと二人で昼食を食べに離れる。戻るといつもの2人組、そ 
して久しぶりの女性がやってきて、椅子が満席になった。そして何ごともなく終 
了する。(EO)

◎ 月例祈祷会来月より午後2時30分始まり 7月20日(水)(T・I)

当番の保っちゃんが用事でSさんにかわる。途中のコンビニで氷を買う。高級自 
転車のYさんが待っていてくれてセッティングに入る。風がすごく強い。バナー 
は下の方に張る。パラソルは広げられない。わずかな木陰にたよった。
今日は日蓮宗の「日本祈祷団47士」の月例経産省前祈祷会で、14時からはじめて 
15時30分に終わった。祈祷団の人と話し合って、これからは、祈祷会は14時30分 
からはじめてもらって、テントの座り込みが終了する時間の16時に終わってもら 
うことにした。いままでは15時に始めて16時30分過ぎに終わったので、テントひ 
ろばの終了時間に合わせて終わっていただくことにした。祈祷団の方はそれで良 
いということだったので、三上さんを含めて確認した。
祈祷団黒装束ですごく暑いに違いない。でもしっかりパフォーマンスを展開され 
た。安倍政治→岸田政治を多岐の観点から批判しておられた。歌とトランペット 
演奏が入る。カンパをいただいた。
映画大学でドキュメントの作製を学ぶ学生さんがミカンとネクターを差し入れて 
くれる。祈祷団の映像も撮っていた。今日は高裁でマイナンバー裁判が10時から 
あり、倉田さんはその裁判(マイナンバーは国民を総背番語号で監視強化するも 
の)に臨み、総括の院内集会に参加してから経産省ナー前に3時半過ぎに来られ 
た。祈祷団のパフォーマンスが終わったところだったので、すぐ、マイナンバー 
制度についての批判演説をされた。全体に賑やかな座り込み。水はゼロになっ 
た。(T・I)

◎ 安倍国葬への疑問の声は多い  7月21日(木)(I.K)

今日も暑かった。いつも一人で事務所から1人で荷物を運んで来てくれ、手際よ 
くセッティングしてくれるYさんが体調をくずしてお休み、代わりを引き受けた 
Tさんも家庭の事情で来られなくなり、後半当番のSさん・ヨーカンさん・高級 
自転車Nさんと私で思考錯誤しながらいつもより少し遅れて何とかセッティング 
が終わった。
午後1時半頃、東京西部ユニオンのお二人が来てくれ、そのあと「福島みずほさ 
んの選挙応援で活躍していた」と言う男性が「安倍の国葬予算の差し止め仮処分 
申し立て申請に行ってきた」と寄ってくれた。「明日の新聞に載るのでは」との 
こと、気を付けて見てみよう。
ノーベル賞をもらった佐藤栄作さんの時でさえ法的根拠がないと断念したと言う 
国葬、評判の悪いことばかりの安倍の国葬なんて許されることはないのに・・
明日は、朝から「安倍の国葬反対」の集会が議員会館前で行われるとのこと。岸 
田総理にも是非断念して頂きたい。しばらくしてSyさんも来てくれたのでヨーカ 
ンさんと私はテントを離れた。その後も特に変わりはなかったようでほっとし 
た。(I.K)

=====投稿=====
再稼働推進を隠さなくなった原子力規制委員会
~片山啓原子力規制庁新長官が示す規制委・規制庁の劣化~
 原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会・被曝強要委員会!その254
2022年7月12日 木村雅英

 7月1日に原子力規制庁片山啓新長官が就任した。さすが、原子力規制委員会 
は再稼動推進委員会。原子力安全・保安院時代からの原子力ムラ加害者を、とう 
とう原子力規制庁長官にし、原子力規制委員会・原子力規制庁が、再稼動推進・ 
被曝強要をがむしゃらにし続けるぞと「国民」に宣戦布告した。
2012年1月18日のストレステスト意見聴取会をご記憶だろうか?
例えば次をご覧いただきたい。
◆第7回 発電用原子炉施設の安全性に関する総合評価(いわゆるストレステス 
ト)に係る意見聴取会 2012年1月18日 
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/2503
〇保安院さん、密室会議で安全評価ですか?:ストレステスト 
◆2012年1月19日 
https://damerose1.blogspot.com/2012/01/blog-post_19.html
「国民」の多くが「二度と事故を起こしてはいけない・原発稼働は許されない」 
と考えていた2012年冬、大飯原発の運転再開を、市民を傍聴から締め出して 
決定しようとし、傍聴しようとした市民と良心的委員とで会議を一旦中止に追い 
込んだ。私も杉原浩司さんや山本太郎さんほかと会議室に入って、会議開催を糾 
弾し、後に警備警官が廊下に入ってきたので、私は「テレビカメラの皆さん、こ 
のまま残ってください。そうしないと私たちが逮捕されます」と助けを求めた。 
一旦はこの場の会議が流れた後、ストレステスト意見聴取会は強行され、7月に 
大飯3号機が運転再開されてしまった。
民主党政権下でさえ、このように力づくで大飯の運転再開を強行したのが、原子 
力安全・保安院であり、私は次の3人を忘れられない。
原子力規制委員会 最終更新日:2022年7月1日
長官 片山啓(ひろむ)、原子力規制技監 市村知也、人事課長 田口達也
前の二人は、ストレステスト意見聴取会を仕切り、警官導入までして大飯の運転 
再開に持ち込んだ。田口氏は、会議室で受付担当、私は、彼の制止をすり抜けて 
何とか会議室に入り込んだ。私が顔を覚えているこの経産省原子力安全・保安院 
の3人が、今や原子力規制庁のトップで重責を担い、ストレステストと同様に、 
原子力規制庁で原発推進を強行している。そればかりか、核物質防護違反を知っ 
た片山氏は、身近な元部下である田口氏に何も知らせなかったことにして、田口 
氏が担当する柏崎刈羽原発の審査を進めさせたのだ。このことは、7月5日の東 
京新聞こちら特捜部でも次の見出しで大きく報道した。 (7月5日の東京新聞 
「こちら特捜部」の見出し) 原子力規制庁新長官片山氏でいいの? 元双葉町長 
「国民から叱られる張本人」  独立性建前だけ? 事業者の「虜」 喉元過ぎ たか 
政権に都合良い/保安院の失敗再現の恐れ

このように、原子力規制庁がイチエフ事故を反省しない人たちが牛耳るひどい組 
織であり続けている。一方、原子力規制委員会の人事もひどい。発足時の委員 
は、田中俊一(委員長)、島﨑邦彦(委員長代理)、更田豊志、中村佳代子、大 
島賢三で、島崎氏・大島氏や女性一人が居たが、それでも民主党政権下では国会 
承認できなかった。今の(男だけの)委員は、更田委員長の退任によって発足時 
の委員が居なくなり、石渡委員が少しは良心を示しているとは言え、私たちは誰 
も承認できない。「人と環境を守ることが原子力規制委員会の使命」を忘れ、露 
骨に再稼働を推進する組織になってしまった。そのことは、新任の山中委員長 
(9月就任予定)も片山原子力規制庁長官も、就任の挨拶で原子力ムラと政権の 
意向に沿って「審査の促進」と話していることでも明らかだ。私たちは、より厳 
しく原子力規制委員会を監視・糾弾していかねばならない。
【参考】原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会・被曝強要委員会!
=> http://www.jca.apc.org/~kimum/NRAno???.html その014    
2014年8月6日
規制委も規制庁も「原子力ムラ」(原子力マフィア)だらけ。 原子力規制委員 
会への信頼はすで完全に崩壊している。
その232 2020年9月29日
「戦犯」東京電力の適合性を認め私たちを危険にさらす原子力規制委員会
~柏崎刈羽の「7つの約束」の猿芝居終了、事故再発を防げない規制委~
その240 2021年2月14日
東電にはイチエフ廃炉をやりきる覚悟も実績も無い! 直ちに柏崎刈羽合格を撤 
回せよ。
~ID不正使用核セキュリティ問題を原子力規制庁と東電が隠蔽!廃炉も汚染水対 
策も賠償も事故原因追及もできない東電~

=====デモ・集会のおしらせ====
・7月23日(土)全水道会館(レイバー映画祭)           
10:00~17:00
・7月24日(日)老朽原発・美浜3号機動かすな!現地全国集会   
・7月26日(水)原子力規制委員会前                
12:00~13:00
・7月29日(金)経産省前抗議行動(毎週)           17:00~18:00
・7月30日~31日 大M?GRock 青森県大間           12:00~
・7月31日(日)脱原発青空川柳句会(テントひろば)        
12:00~15:00
・8月11日(木)中野演芸小劇場(神田香織・はだしのゲン)    10:30~





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