[CML 064910] 昨日はダブルヘッダー裁判

早川(田島) hamasa7491 @ hotmail.com
2022年 7月 14日 (木) 09:36:14 JST


みなさま
昨日は東京地裁で、ダブルヘッダー裁判。

【井戸川裁判】第22回口頭弁論期日
と
【東電株主訴訟】判決言い渡し 第63回口頭弁論期日

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午前中は、井戸川裁判。
10:30から東京地裁103法廷にて傍聴。
席は半数+α埋まる。


原告側から2つの準備書面。
27th書面:100Sv問題とLNTモデルについて、国・東電からの反論に対する再反論、要旨口頭陳述。
28th書面:第2次責任と損害の全体像、要旨口頭陳述。
被告国・東電からは、原告24準備書面に対する反論、書面のみ。


12;30ごろから報告集会(@衆議院会館多目的ホール)
古川弁護士から、法廷進行の内容解説(上記)。


加えて、法廷後に行われた進行協議について、
●裁判長から「原告は最高裁判決を受けてどうするつもりか?もはや争えないのでは?」との下問あり・・・極めて危ない兆候。弁護団は断固反論。
●残る証人尋問、まとめ終局に向かいつつある。


さらに、古川弁護士から617最高裁判決について、
●判決には、お決まりの「関係法令吟味」が一切なく、
●いきなり「事実認定」。しかも、控訴審や原審での事実認定を批判することもせず独断否定。
●多数派判決文と三浦裁判官の少数意見とを対比して、構成の違いを表にしてみると、多数派判決文の欠陥がとても良くわかる。(配布資料あり)



予定されていた井戸川さん講演は、15:00からの東電株主代表者訴訟のため中止。井戸川氏より、裁判期日とは別に、井戸川氏を囲む集会を行うという提案があり、秋に実施されることに。


(裁判を支えるスタッフ募集)


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午後15:00、東電株主代表者訴訟、判決公判
@東京地裁103法廷(同じ場所)


私は腰痛予防のため、丘を降りての東京地裁には向かわず、食堂で掛うどん。「衆」議員会館から横にカニ歩きして「参」議員会館へ。スマフォで「13兆円、全面勝訴」を知る。私は「信じられない」という感じ。


16:30ごろから報告集会。
617最高裁判決に一矢報いた感じ。政党要件を死守して当選した社民党福島みずほさんも交えて、「おめでとう」一色。



弁護士、
「全面勝訴、13兆円は世界最高額、ギネスもの」
「原発再稼動に向かう電力経営者にとっては深刻な圧力、縮み上がっていることだろう。たとえ、やりたくない原発を政府によってやらされたとしても、いったん事故を起こせば、子々孫々払いきれない巨大な賠償金が課せられる」



(もしも判決が確定したとして、一人当たり平均3.3兆円の賠償金が払えない場合は、4人の被告たちは一体どうなるのだろうか? 差し押さえor収監?)
(13.3兆円は、原発被災者に払われるのではなく東電に払われる。ということは、東電が「解体寸前」の経営状態から「超優良財務企業」になって、今日の株価は高く上がる鴨?)


「判決文は奇しくも最高裁三浦少数意見とそっくり」
「こちら株主代表訴訟のほうが先に書かれていたタイミングで、模倣はありえない。裁判官に真実に向き合う良心さえあれば、結論は同じになるということの証左」


「617最高裁判決は民事訴訟法違反、再審請求すべきだと、当該弁護団に意見具申したい」
(再審請求期限が1ヶ月だとすると、それは迫っている)
などなど。


弁護団がWEB公開した、判決に係わる資料はコチラです。
http://tepcodaihyososho.blog.fc2.com/blog-entry-403.html


以上
ni0615田島拝





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