[CML 063458] 子連れでのホームレス歴5年とは 「渡辺てる子の放浪記」嗚呼
大山千恵子
chieko.oyama @ gmail.com
2022年 1月 30日 (日) 22:03:16 JST
「渡辺てる子の放浪記 もう悔しくて悲しくて、怒ってんだ私は!」
<http://www.doujidaisya.co.jp/book/b593284.html> 渡辺てる子 林克明 同時代出版
冒頭に*模索舎*
がでてくる。嬉しい。でも、なにゆえに店名を出さないのかしら。1979年よりも前からミニコミの拠点。存在だけで嬉しいところなのに...何故に匿名にするのか理解できない。
いやあ、びっくり。てる子さんホームレスしてたのは漏れ聞いてた。*二十歳で、左翼もどき男に騙され放浪。二児を産んでも5年間の放浪。*
信じられないような実話。純なひと。
後半のユーチューバー男は、知らないので...もひとつ実感が湧かなかった。
れいわ選挙に誘った林さん。次の選挙ようの本なのかしらん。
スレイマンの「レイバー英語」卒業生なかまの彼女。落選して残念だけど、*姐さんの飛躍を期待したい。*
ーーーーーー 目次 ーーーーー
はじめに――魂の叫び
第一章 *ホームレス放浪記*
◇運命の出会い
◇奇妙な駆け落ち
◇働いてお金を稼ぎたい!
◇ある夜の出来事 ゴールのないマラソン
◇新しい生命の誕生
◇*赤ん坊を守ること、親子三人同時に死ぬこと*
◇長距離トラックの運転手「一緒に飯でも食おうや」
第二章 *シングルマザーの放浪*
◇五年ぶりの東京
◇てる子は騙されていた
◇母子家庭のはじまり
◇働く喜び 生命保険の営業
◇背中に走る激痛で一ヵ月入院
◇阪神淡路大震災後のレポート
◇四〇歳過ぎて派遣労働者になる
◇職場で倒れ救急搬送「あなたの健康管理が悪い」
◇二時間早く出社し早朝勉強
◇政治家への「前史」労働者派遣法改悪反対運動
◇*れいわ新選組から誕生した「てるちゃん」*
◇もしかしたら世の中が変わるかもしれない
第三章 *社会の現実 DaiGo差別発言を考える*
◇大貧困化時代の「酸素吸入」と「輸血」
◇*「野良猫とホームレスを同列に扱うのは猫に失礼」とDaiGo*
●渡辺てる子講演録
◇誰が悪いかではなく何が問題か
◇差別と排除の残酷性
◇露悪的な本音が受ける社会の危機
◇私ですらホームレスを差別する気持ちがある
◇居場所がない人々
◇食べ物を買うお金くれませんか――新宿の街で
第四章 *現実を直視した後に希望が見える*
◇*一九九〇年代後半から始まった排除アート*
◇矛盾に満ちた現状を無批判に容認
◇DaiGoファンの心のうち 成功者と自己一体化
◇自己啓発本ばかり売れる社会の病巣
◇社会性がなく「自分だけ」の自己啓発本
◇誰でもがDaiGoに成り代わる危険性
◇*ウィークネス・フォビア(弱者嫌悪)という歪み*
おわりに――声を上げられない人々の声・生き方・苦しみを聞きたい
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大山千恵子
ブログ 「千恵子@詠む...」 毎日更新http://blog.goo.ne.jp/chieko_oyama
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