[CML 063693] 3/4 オンライン講座 『「地方」の性的マイノリティ:東北インタビュー調査から』

Femi Shin fz2021kh @ gmail.com
2022年 2月 27日 (日) 08:35:00 JST


お世話になっております、ふぇみゼミの申嘉美です。

★1/21にスタートした講座(全5回)ご案内です。
★リアルタイム参加でなくても、後日に「録画配信」をご覧いただけます ♪

※お問合せは、主催宛にお願いします。
femizemi2017 @ gmail.com


------(以下、転送転載歓迎)----------

【第4回】2022年3月4日(金)19:00~21:00
『「地方」の性的マイノリティ:東北インタビュー調査から』
講師:前川直哉・杉浦郁子
<内容>
当事者を中心とする性的マイノリティ団体の活動をめぐっては、「進んでいる東京(大都市)/遅れている地方」といった単純化された二項対立の図式が示されることもある。だが、この図式は正当だろうか。ここでは私たちが行った東北地方の性的マイノリティ団体スタッフへの調査について報告し、活動の多様性や柔軟性などを明らかにする。また個々の活動の背景に、東京など大都市における活動とは異なるロジックや合理性が存在している可能性についても考える。

お申込み・詳細 https://queer.peatix.com/view


■概要■
2010年代の「LGBTブーム」以降、主流メディアにおける性的マイノリティ関連の報道等は増え、また、少なくとも地方自治体レベルでは、部分的で限定的なものとはいえ、性的マイノリティの権利保障に向けた制度づくりが進んでいます。
こうした「メインストリーム化」は、性的マイノリティの生存を可能にするために大切なものです。と同時にそれは、既存の制度や社会構造を大きく変えない範囲でしか進められないことも多いという問題があります。
本講座では、そうした問題を重視する立場から主張や活動をしてきた方々をスピーカーにお招きし、現在進行しているメインストリーム化によって性的マイノリティ間にどのような格差や不平等が生じ始めているのかや、「メインストリーム化」の背後でどのような差別構造が強化されつつあるのかについてお話を伺います。
「いまある社会」のラディカルな変更を求めていく時、私たちは社会のどこに目を向け、何に注意を払っていく必要があるのか、改めて考えてみたいと思います。

------■全5回の日程・内容■-----------

【第1回】2022年1月21日(金)19:00~21:00
『日本社会と性的マイノリティの〈包摂〉の限界――家族・市場・国家』
講師:堀江有里
<内容>
2010年代以降、日本社会では「性の多様性」が称揚される流れが広がっています。しかし、1990年代から性的マイノリティの相談業務に従てきた立場からみると、状況は良くなってきているのか、疑問に思うこともあります。日本社会でめざされているのは誰のどのような「多様性」なのか。その背後で進行している格差の問題や、家族政策の背後で差別の温存装置として守られつづける天皇制の問題についてもあわせて、ご一緒に考えてみたいと思います。

【第2回】2022年2月4日(金)19:00~21:00
『縮められる自由、変質する平等ーーメインストリーム化が招来するもの』
講師:飯野由里子
<内容>
クィアの政治の特徴のひとつに、メインストリーム(主流)に同化しないという意味での「反同化主義的スタンス」があります。そこでは、「ノーマル(普通)」とは目指すべき位置ではなく、異議申し立ての対象となる特権な位置として理解されます。こうした立場から、2010年代以降、日本で起きているLGBTのメインストリーム化に焦点をあて、その特徴と問題点を整理します。

【第3回】2022年2月18日(金)19:00~21:00
『私が理想とする世界とは全ての人が苦行者のように、』
講師:吉野靫(ゆぎ)
<内容>
2006年、身体改変の過程で医療事故に遭い、2010年まで原告として生活した。様々なバッシングがあったが、私の「女性にも男性にも帰属感を持たない」というスタンスがその一因となったことは明らかだった。女性・男性のどちらかに同化する「性同一性障害」当事者の認知が中心だった当時、弁護士や裁判官にもトランスジェンダーについて理解してもらう必要があった。どのような困難を抱え、どのような工夫をしながら裁判をたたかったのかを振り返る。

【第4回】2022年3月4日(金)19:00~21:00
『「地方」の性的マイノリティ:東北インタビュー調査から』
講師:前川直哉・杉浦郁子
<内容>
当事者を中心とする性的マイノリティ団体の活動をめぐっては、「進んでいる東京(大都市)/遅れている地方」といった単純化された二項対立の図式が示されることもある。だが、この図式は正当だろうか。ここでは私たちが行った東北地方の性的マイノリティ団体スタッフへの調査について報告し、活動の多様性や柔軟性などを明らかにする。また個々の活動の背景に、東京など大都市における活動とは異なるロジックや合理性が存在している可能性についても考える。

【第5回】2022年3月18日(金)19:00~21:00
『私の怒りを盗むな 〜ギャラリーにデリヘル呼ぶ企画でデリヘル嬢が物申したら~ 』
講師:げいまきまき
<内容>
2016年、芸大のギャラリーが展示ワークショップで 「デリヘル(性風俗の一種)を呼ぶ」を企画した。
私は当日に急遽、セックスワーカー「参考人」として呼ばれ話し合った。 「対話」で気づいた不均衡。他人を「例題」として消費すること。
最近はアートの分野でもハラスメントやジェンダー格差が問題視されていますが、 私は正直なところ、少し冷ややかに見てしまう事も。
周縁からの狼煙のような内容になればいいなと願っています。

■参加方法
・オンラインもしくはハイブリッド(都内)。
※当日の開始1時間前を目処にZoom情報をお知らせします。
※リアルタイムでの参加が難しい方のために「後から配信」も行います。

■チケット
*一回 一般 \1,500、全5回セット 一般 \6,500

お申込み・詳細 https://queer.peatix.com/view

※お問合せは、主催宛にお願いします。

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