[CML 063599] アジア世界KK重要情報(32)

kenkawauchi @ nifty.com kenkawauchi @ nifty.com
2022年 2月 16日 (水) 19:54:12 JST


アジア世界KK重要情報(32)

2022年2月16日



 私は、河内謙策です。私は、アジアと世界の平和や人権等をめぐる諸問題につき、
私が重要と考える情報を皆様に発信させていただきます。私は体調がよくないので、
大体月に2回ぐらいのペースでの発信になるかと思います。この情報の転送、転載は
自由です。私の意見については、皆様が批判をされることは自由ですが、私は、体の
都合があるので、反批判はしませんので、御了解ください。

 弁護士 河内謙策 連絡先:東京都豊島区南大塚3丁目4番4-203号
(TEL03-6914-3844、FAX03-6914-3884)

Email:kenkawauchi @ nifty.com

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    ミアシャイマーの予測



 シカゴ大学教授のジョン・ミアシャイマーと言えば、国際政治学の大家で

『大国政治の悲劇』(奥山真司訳の

新装完全版が五月書房新社から出版されています)の大著があります。それとともに
ミアシャイマーが有名なのは、アメリカが中国を甘やかし、中国の人権問題にも片目
をつぶっていた21世紀の初頭に、このままいけば米中衝突は必至である、と警報を
鳴らしていたことです。

 そのミアシャイマーが、改めて米中衝突の可能性を指摘し、話題を呼んでいます。
やや古い話で恐縮ですが、以下の記事を読んだ事がない方は、目を通してください。

 <https://www.jiji.com/jc/article?k=2022010200103&g=int>
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022010200103&g=int



 また「日米は中国が東アジアで勝利するのを防ぐために圧倒的な通常兵力の構築が
必要だ。中国を抑止するため、日本も自ら弾道ミサイルを保有すべきだ」と述べてい
ます。

 このメールを読まれた方の中には、軍事力の話しを聞いて眉を顰める方もいるかも
分かりません。
 しかし、無謀な軍事力を振りかざしてくる相手に対して、「軍事力を使うな、使え
ば貴方に対し正当防衛で戦うぞ」と言って対抗することは正当防衛、正義の戦いと言
わなければなりません。これは、やむをえないこととして古くから認められている人
類の知恵です(無謀の暴力を抑制する究極の知恵です。最後はこれに頼るしかないの
です。)正当防衛も人殺しじゃないか、というのは、第三者的評論家のいうことだと
思います。自分の妻や子が攻撃されるときに、攻撃者を傷つけてはいけない、と言え
ば、お前は攻撃者の一味か、と言って、周囲から批判されるでしょう。「お父さん、
なぜ私を守ってくれなかったの」と子供に言われて弁解できる人がいるでしょうか。
正当防衛が認められない社会や国家を想像してみてください。なんと恐ろしい国家や
社会になることでしょう。

 昨日私が紹介したマルク・ブロックもこのことを強調していましたが、昨夜のBS
「混迷のミャンマー」でも、ミャンマーの学生連盟が武装蜂起に立ち上がる上での苦
悩を紹介していました。「私は平和主義者だから、直ちに武装蜂起に参加できない」
という学生たちが真摯に討論し、武装蜂起に参加していく姿は感動的でした。

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 中国との話し合い・交渉について



 このように述べてくると、河内は台湾

と中国の話し合い・交渉を一切否定しようとしている、と誤解される方がいるかも分
かりませんので、一言述べます。

私は、国内的にも国際的にも、台湾を救え、日本を守れという政治的・軍事的・社会
的団結を作り上げ、それを背景にして中国と交渉し、台湾と日本への侵攻をやめよ、
この要求を了承しないで中国が台湾と日本に軍事侵攻するならば、我々は準備ができ
ている、我々は正当防衛の戦いを展開し、中国は莫大な被害を被ることになるぞ、と
いうことを明らかにして、交渉に臨むべきと考えます。

 国際交渉は、お願いの場ではありません。ましてや、どちらの和解案がいいかを単
純に理性的に話し合うばではありません。現在進められているウクライナ問題の交渉
の場でも、いかに激しいやり取りがなされているかは、毎日のテレビが報道している
通りです(河内が弁護士であることから言うと、裁判官の前での厳しい事件の和解交
渉も同じです)。相手に、こちらの和解案に応じなければ、

今後一層不利になる、と思わせなければ
本当の和解は成立しないのです。

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         以上















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