[CML 063495] 天皇誕生日祝賀反対!2.23大阪集会

吉田 宗弘 mnhryoshi @ yahoo.co.jp
2022年 2月 4日 (金) 00:33:47 JST


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反戦反天皇制労働者ネットワークの吉田です。

  

 「台湾有事日米共同作戦 『軍の暴走』は認められない」「米軍と自衛隊が一体となって沖縄を戦場にしようとする計画を阻止することは、喫緊〔きっきん〕の重大課題」と、只ならぬ口調の琉球新報社説(昨年12月25日)は、私たちに大きな驚きを与えました。米日の対中国戦争が間近にある今、かつて中国侵略戦争、台湾植民地戦争・支配を阻止できなかった(しなかった)私たち日本の民衆が再び同じ過ちを繰り返すのか、改めて問われています。それは沖縄に対しても同じです。

 戦争の阻止も終結もできなかった私たち日本の民衆は、今度こそ戦争を阻止せねばならないと思います。そのためには戦争と天皇制について考えたい。下記の集会・デモを企画しました。参加を呼びかけます。

 

■天皇誕生日祝賀反対!2.23大阪集会 

 「天皇制の現在-改憲と戦争への道」

 ◇日時 2月23日(水・休) PM1:00開場 1:30開始~PM4:30 

 閉会後デモ 

◇場所 エルおおさか・606号室 (大阪地下鉄堺筋線・京阪「天満橋」下車徒歩7分)

 ◇講師 渡辺治さん(一橋大学名誉教授)

 ◇資料代 800円(経済的に苦しい方は受付まで) 

 ◇主催:参戦と天皇制に反対する連続行動

 

●沖縄を再び戦場にするな! 

 戦争がいよいよ間近に迫ってきた。自衛隊と米軍は台湾有事を想定した新たな共同作戦計画(原案)を策定した。米海兵隊は自衛隊が配備されている琉球諸島に臨時で攻撃用軍事拠点を設置し台湾有事の初期段階から派遣。自衛隊は弾薬や燃料の補給など後方支援を行うという。1月7日、日米両政府は、外務・防衛相会合(2プラス2)を行い、共同表明で「(台湾有事で)日米がともに行動を起こすと踏み込んだ」(朝日新聞1月8日)。「台湾海峡の平和と安定の重要性を強調」した昨年とは異なり、戦争準備に向けて大きく歩を進めたのである。 

 沖縄に対しては、天皇制日本(ヤマトゥ)は、「国体(天皇制)護持」のために沖縄戦を強要し、住民の三分の一を、また強制連行した朝鮮人を少なからず死に至らせた。そればかりか、戦後も米軍占領(天皇による沖縄売り渡し)27年・再併合(日米安保)50年と四分の三世紀も「戦争の島」を強制してきた。アメリカに従属する植民地宗主国としての利益、傲慢極まりない差別、抗うものへの敵愾心と憎しみ、沖縄人民の自決権の否認、民主主義の破壊を徹底して行ってきた。そして、いま、である。

 日本の私たち民衆が、いまほど責任と戦争の阻止が問われるときはない。

 

●皇軍化する自衛隊 

 次の言葉は、1972年5月15日、日本の沖縄再併合(沖縄返還)の日、自衛隊の沖縄再上陸にあたって行われた沖縄派遣軍、臨時第1混成群初代群長、桑江良逢の訓示の最後である。

「今日からは名実ともに日本の一県であり、日本国民の一員である。…… 最後に、沖縄作戦において風土・郷土防衛のため散華〔さんげ〕された軍官民20余万の英霊に対し、この決意を誓うとともに御霊安かれと祈念する次第である。 

 牛島司令官辞世 

 秋待たで 枯れ行く島の青草は 皇国(みくに)の春に 甦(よみがえ)らなむ 

 昭和47年5月15日

 1等陸佐 桑江良逢」

 それにしても沖縄戦を「風土・郷土防衛」戦と賛美し、その戦死者を「英霊」と位置づけ、その「英霊」への誓いを決意として述べるとは、驚きである。しかも、第32軍司令官、牛島満中将の<戦で倒れた沖縄の若者たちは天皇の国によみがえってほしい>という辞世の句で締めくくるとは言葉も出ない。

 牛島満は、日本軍の県民指導方針、「軍官民共生共死の一体化」の下、住民を多数死に追い込み、住民虐殺さえ行った日本軍の司令官で、しかも自決の前に「最後まで敢闘し悠久〔ゆうきゅう〕の大義に生くべし」と戦闘継続の軍命令をだした天皇の代理人なのだ。

 

●天皇による宣撫工作を告発する 

 天皇明仁は2018年3月、自衛隊配備2周年の与那国島を訪問した。それは、「国境の島」与那国島に自衛隊を駐屯させ「国境の砦」にすることだった。そのためには島民の協力が不可欠で、「地域のために、地域とともに」を掲げ「積極的に島に溶け込む努力をする」自衛隊員への天皇の激励が必要であった。駐屯地設置の確認と島民の協力要請、そして自衛隊員への激励が天皇の与那国島訪問だったのだ。まさに天皇直々の宣撫工作であった。天皇明仁はこうして対中国戦争の態勢づくりに役割を果たした。天皇徳仁はどうか。即位直後に最初の国賓として人種主義者で戦争挑発者、トランプ米大統領(当時)を招待し、日米戦争同盟の絆に乾杯した。アメリカへの従属 と新たな戦争に賛意を表明したのである。 

 

●国威高揚・軍民一体化の象徴、 天皇制を弾劾せよ! 

 この新たな皇軍が、今度はアメリカに従い琉球諸島を最前線にして中国と戦争を行うという。 

  

 2月23日は天皇徳仁の誕生日である。私たちは祝賀しない。 

 沖縄戦の真っ最中の4月29日、「(沖縄の)数えきれない人たちが地獄を見ていた。しかし、宮中では、朝から夕方まで天皇〔裕仁〕の誕生日を祝う人びとで賑わっていた」(田中伸尚『ドキュメント昭和天皇8』緑風出版)。

 これが天皇の本性であり、現在も変わらない。その現在を問い直す。

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◇連絡先:関西単一労働組合 

 大阪市淀川区十三東3-16-12 電話/Fax06-6303-0449

*2/23集会に賛同のお願い 

 賛同費は個人・団体とも1000円(2・23 集会賛同と明記を) 

 郵便振込00900-8-168991 

 口座名称・反戦反天皇制労働者ネットワーク

 

 


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