[CML 066071] 強姦をする側される側どもを 描きたるなり「緑の毒」よ

大山千恵子 chieko.oyama @ gmail.com
2022年 12月 5日 (月) 22:08:39 JST


「緑の毒 <http://blog.goo.ne.jp/full-chin/e/1ed683b82560d811b8b4aec1c968e17c>」
桐野夏生 角川書店

*強姦する側、される側の心理を抉った短編*のつながり。

緑の毒って、*嫉妬*。シェイクスピアの「オセロ」より。

なんで嫉妬すると強姦するのか? したことないから分からない。

実は10年前に、*強姦魔こんなふうかあ堪らない じわじわ沁みる「緑の毒」は*
<https://blog.goo.ne.jp/chieko_oyama/e/413060ccacaea439185a337b25b226f2>

詠んでいたのだが、再読しても凄い。

人物造形が巧み。手練だ。

雑誌『野性時代』に、2003年から断続的に連載 8年に亙る。

   - 夜のサーフィン (2003年12月号、「完全主義者」改題)
   - 象のように死ね (2004年12月号)
   - 受け返し (2006年5月号)
   - お前じゃないが仕方ない (2009年10月号、「おまえじゃないがしかたがない」改題)
   - 淋しい奴は前に跳ぶ (2009年6月号)
   - 気炎女 (2009年12月号)
   - 弥生先生のお見立て (2010年2月号)
   - 傲慢と偏見 (2010年4月号、「お前には向かない職業」改題)
   - 月よりの死者 (2010年8月号)
   - ピーフラ会のゆうべ1 (2010年10月号)
   - ピーターフラットで起きたこと (2011年1月号、「ピーフラ会のゆうべ2」改題)
   - 妻の責任 (2011年3月号)
   - 地獄で会うホトケ (2011年4月号)
   - 川辺康之、破滅す (2011年5月号、「阿部康之、破滅す」改題)
   - エピローグ 文庫本のみ追加
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大山千恵子
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