[CML 062577] ジョニー・デップ力演するは写真家の ユージン・スミス映画「MINAMATA」
大山千恵子
chieko.oyama @ gmail.com
2021年 9月 29日 (水) 21:23:33 JST
映画「MINAMATA」
はああ。これが、ハリウッドなのか。撮影が行われたのはセルビアとモンテネグロ。
<https://www.nippon.com/ja/japan-topics/c030145/>
200人を超える日本人エキストラ。あとから調べて分かった。さすが。
3年間を水俣で過ごした経過を2時間弱に収めるのは困難きわまる、というより無理。だから時系列が多少違っても良いだろう。
でも患者集団が会社に対峙して、石だか木材だかを投擲するのには違和感。意図的に暴動場面を出したかったのか?こんなの気にするのは、わたしだけなのか。
*映画には出てこないけど、ずっと一緒にいた撮影助手石川武志。2週前の「金曜日」で言ってる。放火も買収工作も無かった。*
映画では異様な配管が畝る工場の外側階段の高層階で、チッソ社長が米国人に英語で買収って70年代前半の日本でありえない。
気になって石川武志「MINAMATA NOTE 1971-2012 私とユージン・スミスと水俣」を読んだら、
*毎日1リットル牛乳を10本?飲むんだって。*普通の御飯が食べられないから。
従軍写真家だった沖縄で砲弾を浴びて1年入院、32回の手術を受けたんだって。ぼろぼろの体だったんだなあ。
活動家真田の熊本弁がよい。でも、「おてもやん」しか知らないから違うのかも。
*本作を見て、水俣病に関心を持つひとが増えればいいな。新潟もあるし。*
*そしてその先、金儲けしかしない企業の悪辣、そして国家の非情に。*
音楽は、坂本龍一。
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大山千恵子
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