[CML 062524] アジア世界KK重要情報(8)

kenkawauchi @ nifty.com kenkawauchi @ nifty.com
2021年 9月 21日 (火) 17:34:20 JST


アジア世界KK重要情報(8) 

2021年9月21日



 私は、河内謙策です。私は、アジアと世界の平和や人権等をめぐる諸問題につき、
私が重要と考える情報を皆様に発信させていただきます。私は体調がよくないので、
大体月に2回ぐらいのペースでの発信になるかと思います。この情報の転送、転載は
自由です。私の意見については、皆様が批判をされることは自由ですが、私は、体の
都合があるので、反批判はしませんので、御了解ください。

弁護士 河内謙策 連絡先:東京都豊島区南大塚3丁目4番4-203号
(TEL03-6914-3844、FAX03-6914-3884。Email:kenkawauchi @ nifty.com)
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     「習近平が尖閣を占領する日」のお勧め!



現在、本屋の店頭に、日高義樹著 「習近平が尖閣を占領する日」(かや書房)が並
べられています。

日高義樹は、現在、アメリカのハドソン研究所の首席研究員として活躍中で、アメリ
カの政界、軍、研究者に独特の情報網をもち、ユニークな見解を次々と発表している
ことでよく知られています。

今度の本について、日高は、「日本をとりまくアジア西太平洋で、第3次世界大戦が
始まろうとしている。日本を取り囲むこの海域には、いまやアメリカ、中国、ロシ
ア、イギリス、フランスなどの空母や新しい高性能の海上艦艇が多数投入されて、第
2次世界大戦時以上の危険な軍事対決の場になっている。空母艦載機や最新鋭のク
ルージングミサイルには小型核兵器を搭載する能力があり、いったん戦いが始まれ
ば、日本人が忌み嫌っている核戦争になる」「第3次世界大戦というのは、これまで
繰り返されてきた戦争のように、互いが敵対的な姿勢をとることから始まり、徐々に
拡大していくのではない。敵対的な姿勢が直ちに絶対的な対決となり、そのうえ予想
もつかないような攻撃があっという間に頭上から降ってくる。いま西太平洋で始まろ
うとしている戦いは、世界そのものを破壊し、滅亡させかねない」「現在の世界の指
導者たち、アメリカのジョー・バイデン、日本の菅義偉、ロシアのウラジミール・
プーチン、中国の習近平といった人々は、これまでの歴史上の指導者たちと比べて、
明らかにその能力が劣り、洞察力も、想像力をも持っているとは思われない。こうし
た劣った指導者たちが始めようとしている第3次世界大戦は、人類と世界の滅亡に直
結している。その恐ろしさの幾分かを示すことができればと思って、この本を書い
た」と述べています。



日高の問題意識の紹介が、やや長くなってしまいました。日高が、アメリカのCIAな
どから得ている情報によると、習近平は北京での秘密会議で「台湾を攻撃する前に尖
閣列島を占拠し、軍事基地にする」「尖閣列島を占領すれば、台湾を東側から攻撃で
きることになり、軍事的にきわめて有利な立場に立つ」と述べたそうです。やはり!
と思わせる言葉です。日高は、最初に実戦部隊を送り込み上陸させて、軍事占領する
という形をとらない、最初は、アメリカの監視衛星をはじめ、スパイ探知網をめくら
ますことからはじめ、尖閣列島に押しかけている漁船団を使い、軍事基地建設のため
の機材や機械を尖閣列島に運び込み、尖閣列島の最大の島の大きな岩山と広い岩盤地
帯を利用して軍事基地をつくろうとしている、と分析し、アメリカの軍当局者の言葉
――習近平が地下に作ろうとしている地上部隊の駐留基地は、かつてアメリカが核戦
争に備えて各地に作った避難シェルターをそっくり真似したものになるだろう。長期
にわたって3万をこえる地上部隊が駐留し、生活を続ける一方で、強力な兵器を保有
して、第七艦隊や日本を攻撃する体制をとり続けることになるーーを引用していま
す。



日高の分析のユニークな点は、中国軍が尖閣を狙っているのは前哨戦に過ぎず、「こ
の前哨戦の先に来る、いわばメインバトルは、沖縄本島の侵略、軍事的な不法占拠で
ある」と述べていることです。その根拠の一つとして、

日高は「アメリカ政府は世界戦略に飽き飽きしてしまい、

沖縄の基地を維持することを放棄しようとしている」ことをあげています。実際、オ
バマにより、アメリカ海兵隊遠征部隊の1個師団はオーストラリアのダーウィンへ移
動し、さらに1個師団はグアム島の新しくつくられた海兵隊基地に移っています。こ
のメールの読者の中には、中国人民解放軍が沖縄を攻めれば、アメリカ軍と日本の自
衛隊が協力して沖縄を防衛すると考える方もいるかも分かりませんが、それは完全に
幻想です。中国大陸からの豪雨のようなミサイル攻撃をさけるため、たとえば嘉手納
の飛行機は、グアムやさらにアメリカ本土へ移ることが既に決まっています(私は、
長年、この問題をもっと沖縄の平和勢力が重視するように訴えてきました)。馬鹿を
みるのが沖縄・日本の民衆と自衛隊であることは、言うまでも有りません。日高は、
そういう事態になれば、中国人民解放軍は、沖縄の米軍基地と施設を楽々と手に入れ
ることになるかも知れない、と憂慮しています。



 この本には、最新の情報が一杯詰まっています。たとえば、台湾の軍事力は、どの
程度で、彼らはどのような準備をしているのか、それについても、類書では見られな
い分析をしています。中国人民解放軍が台湾侵攻ということになれば、台湾は、三峡
ダムをミサイルで爆破する用意をしているとか(その場合、中国の4分の1が水浸し
になると言われる)、台湾の潜水艦は、中国大陸から台湾に渡る部隊に照準を定めて
いるとかetc



とにかく、ぜひ、この本を手に取って読んでみてください。そして、友人と、ぜひ議
論をしてください。だれか、
ものすごい天才や救世主が現れて、一気に情勢を理論的に分析する、それまで、皆で
おとなしく待っている、という時代でないことは、100%間違いないことでしょうか
ら。



                     以上

















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