[CML 061690] 【今日のブログ記事No.3648】■『カネ』がすべてを支配する現在の『超金融資本主義』は1971年8月15日に突然ニクソン米大統領が発表した『ドルと金の兌換停止(ニクソンショック)』から生まれた!(No1)

山崎康彦 yampr7 @ mx3.alpha-web.ne.jp
2021年 5月 26日 (水) 11:31:13 JST


いつもお世話様です!                         

【杉並からの情報発信です】【YYNews】【YYNewsLive】を主宰する市民革命派ネットジャーナリスト&社会政治運動家の山崎康彦です。    

昨日火曜日(2021.05.25)夜に放送しました【YYNewsLiveNo.3238】の『☆今日のメインテーマ』を加筆訂正して【今日のブログ記事】にまとめました。

【放送録画】108分45秒

http://twitcasting.tv/chateaux1000/movie/684396040

【今日のブログ記事No.3648】

■『カネ』がすべてを支配する現在の『超金融資本主義』は1971年8月15日に突然ニクソン米大統領が発表した『ドルと金の兌換停止(ニクソンショック)』から生まれた!(No1)
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▲ニクソショックとは何か? (Wikipedia抜粋)

ニクソンショック(ドル・ショック)とは、1971年8月15日(日本標準時1971年(昭和46年)8月16日)にアメリカ合衆国連邦政府が、それまでの固定比率(1オンス=35ドル)による米ドル紙幣と金の兌換を一時停止したことによる、世界経済の枠組みの大幅な変化を指す。当時のリチャード・ニクソン大統領がこの政策転換を発表したことにより、ニクソンの名を冠する。

ショックと呼ぶのは、それまで金と交換できる唯一の通貨がドルであり、それ故にドルが基軸通貨としてIMF(国際通貨基金)を支えてきたのがブレトン・ウッズ体制であったが、ドルの金交換に応じられないほど米国の金保有量が減ったことにより、戦後の金とドルを中心とした通貨体制を維持することが困難になったこと、そしてこの兌換一時停止は諸外国にも事前に知らされておらず、突然の発表で極めて大きな驚きとともに、その後世界経済に大きな影響を与えたことによる。 
ショック(1971年8月15日)以前の金1オンス(31.1034768g)の対ドル価格は『35ドル』で固定されていた。 
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▲ニクソンショック以前と今の『金とドルの価格』を比較する!

ニクソンショック(1971.08.15)以前の金1オンス(31.1034768グラム)の対ドル価格は『35ドル』に固定されていた。

今日(2021.05.25)の金1オンスの対ドル価格は『1,882.16ドル』である。

ニクソンショック以前と今の『ドルの対金価格』を比較すると次のことがわかる!

『ドルの対金価格』はニクソンショック(1971年8月15日)以降今日(2021.05.25)までの50年間で実に『1.85%』の価値しかなくなったことがわかる。

すなわちドルはこの50年間で金に対して『98.15%』の価値を失った(減価)ことになるのだ。

世界基軸通貨ドルの『98.15%減価』は当然ながら各国の貨幣の『価値』をそれ以上に『減価』させた!

▲なぜドルはこの50年間で金に対して『98.15%』も減価したのか?

『ニクソンショック』による『ドルと金の兌換停止』によって、ドルの『貨幣発行権』を独占する米中央銀行FRB(ロスチャイルド系銀行が100の株を所有)はドルの裏づけがなくともドルをいくらでも増刷できるようになった。

ニクソンショック以前の金1オンスは『35ドル』であったのが今日の価格が『1,882.16ドル』であるということは、『金の価格』がニクソンショック以前の『53.77倍』になったということである。

この『金価格の暴騰』は『金の需要』が高まったからではなく、米中央銀行FRBがこの50年間で1971年当時の『53,77倍』のドル紙幣を増刷してばらまいた結果なのである。

▲かつて各国の『貨幣』には『絶対基準』が存在しそれは『金』であった!

『貨幣』が『金』と兌換できる『金本位制』を実施していたヨーロッパの主要国家は、農業国家から工業国家に転換し空前の発展を遂げた時代でさえ『通貨』は安定していた。

フランス・フラン:1810余年から1910余年の『100年間』安定を保った。

オランダ・ギルダー:1816年から1910余年の『98年間』安定を保った。

スイス・フラン:1850年から1936年の『86年間』安定を保った。

ベルギー・フラン:1832年から1,910余年の『82年間』安定を保った。

スウェーデン・クローネ:1873年から1931年の『58年間』安定を保った。

イタリア・リラ:1883年から1910余年の『31年間』安定を保った。

(参考・引用文献)

中国経済学者宋鴻兵(ソン・ホンビン)氏著作『ロスチャイルド、通貨強奪の歴史とそのシナリオ』(2009年5月20日ランダムハウス講談社発行)
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(No1おわり)

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