[CML 061630] 史実は日本軍「性奴隷被害者」である。「慰安婦」閣議決定を指弾する。

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2021年 5月 18日 (火) 13:10:31 JST


真実を理解せず、真の謝罪はない

<「慰安婦」閣議決定を指弾する>

日本軍「慰安婦」・従軍「慰安婦」・「慰安婦」問題

史実は日本軍「性奴隷被害者」である。

菅政権は2021年4月27日「『従軍慰安婦』という用語を用いることは誤解を招
く恐れがある」として「慰安婦」と表現する答弁書を閣議決定した。

この閣議決定は戦時性暴力を真摯に反省していない証左である。

埼玉県上田清司知事(当時)の例から

2006年6月27日上田知事は県議会で<埼玉県平和資料館の昭和史年表の「従軍慰安
婦」という表記に対し>
「東西古今、慰安婦はいても従軍慰安婦はいない。間違った記述は修正しなければな
らない」と述べた。

 この問題について韓国のイ・ヨンスさん(日本軍「性奴隷被害者」)が2007年3月1
日に来日し、知事を訪ね「私の顔が見えますか、私は数え年16歳のとき日本の軍人
に台湾の新竹という所に連れていかれました。私は慰安婦ではありません。イ・ヨン
スです」と伝えた。

 これに対し当事者の上田知事は、何も応対できず、ただ「お気の毒でした」と答え
ただけであった。

上田氏は自分の発言を訂正できず、知事として日本人として謝罪することもできな
かった。

それはなぜか、

それは日本軍慰安所の前で、行列で待っている兵隊(注)、これら兵隊の性のはけ口
を受けとめる労働、それは拒否することも、逃げ出すこともできない、人間の人権、
自由を否定された人々に対する認識がないからである。上田氏も現在の菅内閣閣僚も
史実を知らなければ、真の謝罪も生まれず、和解も共生も創り出すことはできない。

(注)<私の従軍中国戦線・村瀬守保・日本機関紙出版センター>



    2021年5月18日 埼玉県平和資料館を考える会世話人 石垣敏夫





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