[CML 061619] ガザへの空爆への抗議行動報告とオンライン報告会19日、20日のお知らせ

kodera @ tachibana-u.ac.jp kodera @ tachibana-u.ac.jp
2021年 5月 17日 (月) 13:30:05 JST


皆様  小寺です 長文ですがお許しください。
パレスチナ・ガザの民衆・子どもたちに対するイスラエルの空爆が続いています。
イスラエルはハマスのロケット攻撃に対する報復だと言いますが、今回の始まり
はイスラエル占領下の東エルサレムで、パレスチナの住民を追いだして家を破壊
し、ユダヤ人がそこに入り込んだことです。
占領地での入植は国際法で禁じられでいますが、国際社会の抗議を無視して非道
な行為を繰り返してきました。
その中で、窮鼠猫を噛むようなハマスのロケット攻撃も、イスラエル市民を犠牲
にするもので許せません。
しかしそれへの報復として子どもたち数十名を含む100名以上のガザ市民を殺す
ことは断じて許せることではなく、世界中で抗議の声が広がっています。
5月15日は、73年前にイスラエルがパレスチナの人々を暴力的に追い出したナク
バの日で、世界の人々と共に東京、京都、大阪などで抗議行動が行われました。
京都では岡真理京大教授の呼びかけで行われました。
東京では65名でイスラエル大使館への抗議活動を行ないました。
その写真は下記でご覧になれます。
https://www.facebook.com/bdstokyo.act/posts/300928504971488

その後防衛省前で抗議しました。防衛副大臣が外務省の見解に反し、「私たちの
心はイスラエルと共にある」とツイッターで投稿し、イスラエル大使はそれを歓
迎する発言をしたからです。
外務省は5月11日に「イスラエル政府当局による東エルサレムにおける540棟の入
植地住宅建設計画は、我が国が国際法違反として幾度となく撤回を求めてきたイ
スラエル政府による入植活動の継続にほかならず、まったく容認できません。イ
スラエル政府に対し、その決定の撤回及び入植活動の完全凍結を改めて求めます。
」「日本政府は、すべての関係者に対し、一方的行為を最大限自制し、事態の更
なるエスカレートを回避し、平穏を取り戻すよう強く求めます。」と言う公式談
話を出し、これが日本政府の立場です。防衛副大臣の発言はそれを否定するもの
です。
詳しくは下記をご覧ください
「日本政府のパレスチナ問題公式見解と相反する防衛副大臣の暴走発言」
 https://news.yahoo.co.jp/byline/obiekt/20210513-00237745/

防衛省前で、私も軍学共同反対連絡会の一員として、軍事研究反対の視点から次
のように発言しました。
「防衛副大臣の発言は、紛争を平和的に解決するという日本国憲法前文や国連憲
章にも反する。外交ではなく軍事・戦争で問題を解決しようとするイスラエル政
府と「心はともにある」と言うことで、日本外務省をはじめ世界が、イスラエル
政府へ行っている軍事力で解決するなという働きかけを無にするものである。そ
してこの発言の根底にある考え方は、北朝鮮や中国との様々な問題を、憲法の精
神に基づき外交で解決するよう努力するのではなく、軍事力を強化して対抗して
いくという姿勢と本質的に同じである。これは安倍・菅政権を貫く姿勢であり、
だからこのような人物を防衛副大臣にしたのであり、防衛省は軍拡とそのための
軍事研究に突っ走り、イスラえルとの武器共同開発さえ画策してきた。イスラエ
ルと心を共にするという人物が、日本をイスラエルと同じような軍事国家にしよ
うとしているのであり、この発言を見過ごすことはできない」

併せて下記を紹介させていただきます。今の状況を知るためにぜひご覧ください
★古居みずえさんによるパレスチナ最新情勢[ヤフーニュース]
<イスラエルが空爆>パレスチナ・ガザ住民の声を聞く
「これまで経験したことのない激しい攻撃 私たちには逃げ場がない」
https://news.yahoo.co.jp/articles/40c632f75064a03de62221706aac37766ca294ab


★報告会 5月19日@Zoom 要登録
「エルサレムを起点にパレスチナ/イスラエルの現在を考える」
日時:2021年5月19日(水)18:00〜19:30(日本時間)
会場:zoomによるオンライン
参加登録:以下のURLからお願いいたします
https://forms.gle/9oFP5VRE17qfisHN7
<報告内容・登壇者(予定)>
◇「最近の動向について」:鈴木啓之(東京大学中東地域研究センター[UTCMES]
)
◇「生活空間としてのエルサレム」:南部真喜子(東京外国語大学)
◇「聖地としてのエルサレム」:山本健介(静岡県立大学)
◇「現地で見た情勢」:保井啓志(東京大学)現在、エルサレムに居住。
<主催>
科研費基盤研究(A)「空間・暴力・共振性から見た中東の路上抗議運動とネイシ
ョン再考:アジア、米との比較」(21H04387、研究代表者:酒井啓子)
<共催>
東京大学中東地域研究センター(UTCMES)

★「空爆が続くガザから 緊急集会」(ZOOM)
5月10日の夜からガザでイスラエルによる空爆が始まり、目下先が見通せない状
況が続いています。  
パルシックのガザ事務所近くの建物も空爆され、スタッフの親戚が亡くなったり
しています。
スタッフの一人は夜中ずーっと空爆の音で眠れずにいる、また別のスタッフは食
糧が底をついてしまっているが買い物に行くにもびくびくしていると聞きます。 
 
空爆開始から数日間で死者は100人を超え、戦火の激しさが伝わってきます。
直接の被爆者だけではなくガザの人びとがみんな怯え、首をすくめて生きている
ことを実感します。  
いったい何が起きているのか。今、ガザの人びとはどのような状況にあるのか。
そして、これから私たちができることは何なのか。 パレスチナ現地駐在員より
報告します。
日時:5月20日(木)20:00〜21:00
場所:オンライン(ZOOM)
参加費:無料
定員:400名(要申込)
スピーカー:パルシック パレスチナ駐在員
お申込み:Peatixイベントページよりお申込みください。
https://parcic-gaza0520.peatix.com/
お申込みいただいた方に、別途メールにて開催当日までにZOOMのURLをお送りし
ます。

★国連パレスチナ人の権利委員会声明
パレスチナの子どものキャンペーンのHPに、5月11日に発表された「国連パレス
チナ人の権利委員会」の声明(翻訳)が掲載されています。
https://ccp-ngo.jp/report/2021/2021051221546.html
 









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