[CML 061858] 山奥のマタギ集落ものがたり 「黄色い牙」よ志茂田景樹と

大山千恵子 chieko.oyama @ gmail.com
2021年 6月 15日 (火) 13:34:18 JST


「黄色い牙」 <https://www.kageki.jp/kibabook_kiiroi_kiba.html> 志茂田景樹
<https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%97%E8%8C%82%E7%94%B0%E6%99%AF%E6%A8%B9>
KIBABOOK

1980年の直木賞受賞作。第一次世界大戦から第二次世界大戦までの時代。マタギの村の様子が、しっかりと描かれる小説。言葉の訛りが良い味をだしている。

*熊の猟をするひとたち。山奥での平等な暮らしがあったんだ。百姓よりも、貧困に強いのは自給自足度が高いから。*
猟場が荒れていくさま、銅山の工場とか、立ちはだかる困難。それぞれの人物造形が、じょうず。

表紙絵も、著者が描いてる。

「陽炎の里」「巻狩りの始末」「幸玉の契り」「シカリの継承」「猟場の敵」「風雪の彼方」「鉱山の毒」「渡り熊」「冥い平和」「地割れ」「旅マタギ」「吹雪の遭遇」と続く長編。



-- 
大山千恵子
ブログ 「千恵子@詠む...」 毎日更新http://blog.goo.ne.jp/chieko_oyama


CML メーリングリストの案内