[CML 060739] 【今日のブログ記事No.3567】■『国の借金』がどのように作られそのツケを国民がどのように支払わされているのか、その『隠された巧妙なカラクリ』?(No1)
山崎康彦
yampr7 @ mx3.alpha-web.ne.jp
2021年 1月 25日 (月) 15:15:00 JST
いつもお世話様です!
【杉並からの情報発信です】【YYNews】【YYNewsLive】を主宰する市民革命派ネットジャーナリスト&社会政治運動家の山崎康彦です。
昨日金曜日(2021.01.22)夜に放送しました【YYNewsLiveNo.3157】のメインテーマを加筆訂正して【今日のブログ記事】にまとめました。
【放送録画】62分07秒
http://twitcasting.tv/chateaux1000/movie/663056971
【今日のブログ記事No.3567】
■『国の借金』がどのように作られそのツケを国民がどのように支払わされているのか、その『隠された巧妙なカラクリ』をすべての国民が知ることは絶対に必要である!(No1)
▲『国の借金』はどのように作られるのか?
『国の借金』は政府と民間銀行と中央銀行(日銀)が次のような役割を分担して『意図的』に作っている。
1. 政府が国債を発行する。
政府は、財政赤字の穴埋め(赤字国債)、経済成長(財投国債と建設国債)、国債元本償還(借換債)の名目で毎年莫大な額の国債を発行している。
日本政府が毎年発行する国債の種類と平均発行額:
赤字国債: 40兆円 (財政赤字の穴埋め資金)
財投国債: 20兆円 (金融機関への融資財源)
建設国債: 10兆円 (ゼネコンへの融資財源)
借換債: 110兆円 (償還期限がきた国債の元本返済資金)
________________________
計 180兆円
2.民間銀行が国債を引き受ける、
民間銀行は、政府が発行した国債のすべてを利子付きで引き受けて政府に融資する。
日本政府は毎年約9兆円の利子を民間銀行に支払い180兆円の借金をしている。
そのうちの110兆円(借換債)は償還期限が来た過去に発行した国債の元本を民間銀行から借金して支払う、つまり日本は『借金を借金で返済する無間地獄状態』なのである。
3.日銀が民間銀行から国債を買い取り資金供給する。
日本銀行は、民間銀行が引き受けた国債の残高がある一定限度に達した時点で、民間銀行が所有する『国債』を買い取り『市中に資金供給する』のである。
この時点で日銀の貸借対照表は、日銀券を発行した時点で発生した負債が国債購』によって『資産』となりバランスがとれるのである。
昨年(2020年)5月時点での日銀が民間銀行から買い入れた国債残高は、500兆円を超え主要先進国中央銀行の中で断然一位である。
今年(2021)年5月時点での日銀の国債残高は、日本の実質GDP526兆円を超えるだろうと予想される。
▲その結果、日本の『国の借金』は今どうなっているのか?
日本の『国の借金』は昨年(2020年)3月末時点で1114.5兆円(実質GDPの2.11倍)で、日本は世界最悪の『借金大国』である。
▲日本国民はそのツケを過去も、現在も、これからも永遠に支払い続けることになっている。
戦後の日本は『米国傀儡政党・自民党』が1945年の敗戦から現在まで70年間以上も日本のすべてを独占支配してきた。
『自民党政権』は1975年から国債発行を開始し『国の借金』を積み重ね始めたが、そのツケのすべてを日本国民に廻している。
【画像】国債発行残高と金利の推移
日本国民はそのツケを、これまでの40年間、現在、そしてこれからも永遠に払い続けるのである。
(1)肥大化した『金融経済』によって『実体経済』が破壊された『低成長経済社会』に暮らすこと。
(2)実体経済が成長しないため所得が減り国民が総貧困化する。
(3)金融経済の肥大化によって銀行と大企業と金持ちとがますます肥え太る。
(4)政府は財政赤字を名目に税金と保険料を大幅に上げる。
(5)政府は財政赤字を名目に医療や介護などの福祉予算を大幅に削減する。
(6) 政府は財政赤字を名目に年金支給額や生活保護支給額を削減する。
(No1おわり)
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