[CML 060714] 【日本語ブログ記事No.3565】■世の中を劇的に良い方向に変える最善の方法とは何か?(No1)

山崎康彦 yampr7 @ mx3.alpha-web.ne.jp
2021年 1月 21日 (木) 09:30:00 JST


いつもお世話様です!                         

【杉並からの情報発信です】【YYNews】【YYNewsLive】を主宰する市民革命派ネットジャーナリスト&社会政治運動家の山崎康彦です。    

昨日水曜日(2021.01.20)夜に放送しました【YYNewsLive仏日語放送』のメインテーマを加筆訂正して【日本語ブログ記事】にまとめました。
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【放送録画】34分06秒

http://twitcasting.tv/chateaux1000/movie/662724501
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【日本語ブログ記事No.3565】

■世の中を劇的に良い方向に変える最善の方法とは何か?(No1)

それは、各国の中央銀行を100%国有化してすべての決定権を国会に移管し『通貨発行権』を、①実体経済の成長と②国民福祉の向上のためのみ使うようにすることである!

それはなぜなのか?

なぜならば、各国の中央銀行が『信用創造特権』として独占する『通貨発行権』が実体経済と国民福祉には使われず、③金融経済と④銀行、大企業、金持ちに使われているからである。

それはどのような仕組みでなされているのか?(日本の場合)

それは、政府と民間銀行と日本銀行が『三位一体』となって国民資産を横領して実体経済を破壊し金融経済を肥大化させる』以下のような『巧妙な仕組み』があるからである。

1. 
政府は、財政赤字の穴埋め(赤字国債)、経済成長(財投国債と建設国債)、国債元本償還(借換債)の名目で毎年莫大な額の国債を発行している。

日本政府が毎年発行する国債の種類と平均発行額:

赤字国債: 40兆円 (財政赤字の穴埋め資金)

財投国債: 20兆円 (金融機関への融資財源)

建設国債: 10兆円 (ゼネコンへの融資財源)

借換債: 110兆円 (償還期限がきた国債の元本返済資金)
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計  180兆円

2.民間銀行は、政府が発行した国債のすべてを利子付きで引き受けて政府に融資する。

日本政府は毎年約9兆円の利子を民間銀行に支払い180兆円の借金をしている。

そのうちの110兆円(借換債)は償還期限が来た過去に発行した国債の元本を民間銀行から借金して支払う、つまり日本は『借金を借金で返済する無間地獄状態』なのである。

3.日本銀行は、民間銀行が引き受けた国債の残高がある一定限度に達した時点で、民間銀行が所有する『国債』を買い取り『市中に資金供給する』のである。

この時点で日銀の貸借対照表は、日銀券を発行した時点で発生した負債が国債購』によって『資産』となりバランスがとれるのである。

昨年(2020年)5月時点での日銀が民間銀行から買い入れた国債残高は、500兆円を超え主要先進国中央銀行の中で断然一位である。

今年(2021)年5月時点での日銀の国債残高は、日本の実質GDP526兆円を超えるだろうと予想される。

4.日本の『国の借金』は、昨年(2020年)3月末時点で1114.5兆円となり実質GDPの2.11倍『世界最悪の借金大国』である。

日本では『自民党政府』が1975年から積み重ねてきたこの莫大な『国の借金』は、そのツケを国民が将来払うのではなく、日本国民はこれまで40年間以上も以下のような形で払わされ、さらに未来永劫払わされ続けるのである。

(1)肥大化した『金融経済』によって『実体経済』が破壊され『低成長経済』が固定化した。

(2)実体経済が成長せず国民所得が減り国民が総貧困化した。

(3)金融経済の肥大化によって銀行と大企業と金持ちがますます肥え太った。

(4)政府は財政赤字を名目に税金と保険料を大幅に上げた。

(5)政府は財政赤字を名目に医療や介護などの福祉予算を大幅に削減した。

(6) 政府は財政赤字を名目に年金支給額や生活保護支給額を削減した。

(No1おわり)

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