[CML 060702] 【今日のブログ記事No.3563】■(加筆訂正版)米国での『本格的な政権交代』の確立は『50%』、日本での『本格的な政権交代』の確立は『0%』!(No1)

山崎康彦 yampr7 @ mx3.alpha-web.ne.jp
2021年 1月 19日 (火) 10:07:36 JST


いつもお世話様です!                         

【杉並からの情報発信です】【YYNews】【YYNewsLive】を主宰する市民革命派ネットジャーナリスト&社会政治運動家の山崎康彦です。    

昨日月曜日(2021.01.18)夜に放送しました【YYNewsLiveNo.3153】のメインテーマを加筆訂正して【今日のブログ記事】にまとめました。

【放送録画】62分52秒

http://twitcasting.tv/chateaux1000/movie/662428097

【今日のブログ記事No.3563】

■(加筆訂正版)米国での『本格的な政権交代』の確立は『50%』、日本での『本格的な政権交代』の確立は『0%』!(No1)

『米国史上最悪な大統領』を選挙で敗北させ二度も弾劾・訴追して4年で『政権交代』を実現した米国と、敗戦から現在まで75年間以上も『本格的な政権交代』が一度もない日本、その違いはどこから来るのか?

結論を先に言うと、その違いの最大の原因は日本では中央政府のトップは国民が直接選挙で選ぶ『大統領制』ではなく、総選挙で衆議院の議席の過半数を得た政党の代表者が自動敵に内閣総理大臣に任命される『議院内閣制』だからである。

米国は、国民が大統領を直接選挙で選ぶ『大統領制』であり『二大政党制』であるから、米国での『政権交代』は四年に一度の『大統領選挙』の結果で起こり、その確立は『50%』である。

日本は、総選挙で衆議院の議席の過半数を獲得した政党の代表者が自動的に内閣総理大臣に任命される『議院内閣制』である。この制度では、同じ政党が憲法の中に埋め込まれた『何らかの仕掛け』で総選挙で常に『勝利』し続けるならば、『本格的な政権交代』は絶対に起こらず、その確率は『0%』である。

戦後の日本で野党による政権交代は全部で3回あったが、いずれも短期で潰され『本格的な政権交代』は一度も実現していない。

①1947年日本社会党・片山政権(10か月)

②1983年日本新党・細川連立政権(8か月)

③2009年民主党・鳩山政権(3年の間に3人の首相)

▲憲法の中に埋め込まれた『何らかの仕掛け』とは何か?

それは、敗戦直後から日本を軍事占領した米国支配階級の代理人であるマッカーサーGHQ総司令官が、自ら起案し制定した日本国憲法の中に、米国傀儡政党(吉田自由党、鳩山民主党、岸自民党)が常に総選挙で勝利し内閣総理大臣を独占できるような『仕掛け』を日埋め込んのである。

この『日本国憲法の仕掛け』があるからこそ、米国傀儡政党・自民党は1955年の保守合同で結成されて以、現在までの75年間も日本の政治を独占できたのである。

▲『日本国憲法の仕掛け』とは何か?

それは、以下のように日本国憲法第7条『天皇の国事行為』の2項、3項の『文言』を『天皇の国政行為の文言』に『巧妙に』書き換えたことである。

それがでできた人間は、日本国憲法を起案し制定したマッカーサーGHQ総司令官以外にはいなにのである。彼は日本国憲法第7条2項、3項の『天皇の国事行為の文言』を以下のように『天皇の国政行為の文言』に『巧妙に書き換え』て、米国傀儡政党(後の自民党)出身の内閣総理大臣、①国会の召集権と、②衆議院の解散権を与えたのである。
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●7条2項(本来の『天皇の国事行為』の文言):

天皇は内閣の助言と承認により国会の召集を宣言する。

7条 2項(書き換えられた『天皇の国政行為』の文言):

天皇は内閣の助言と承認により国会を召集する。

●7条3項(本来の『天皇の国事行為』の文言):

天皇は内閣の助言と承認により衆議院の解散を宣言する。

7条3項(書き換えられた『天皇の国政行為』の文言):

天皇は内閣の助言と承認により衆議院を解散する。
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戦後の日本では今までに計24回の『衆議院解散・総選挙』が行われたが、そのうち19回が自民党出身の内閣総理大臣が自分たちに有利な時を選んで『衆議院解散・総選挙』した結果常に総選挙に『勝利』し、内閣総理大臣を独占し、内閣(政権)を独占してきたのである。

(No1おわり)

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