[CML 061415] 震災と5年の流浪たどりつつ 「少年と犬」馳星周と

大山千恵子 chieko.oyama @ gmail.com
2021年 4月 21日 (水) 21:54:00 JST


「少年と犬」 <https://getnavi.jp/book/514085/> 馳星周 文藝春秋

著者1996年の「不夜城」デビューは衝撃的だった。その後に数冊、ノワール物を慄いて読んだなあ。でも飽きるんだよね。しばし失速した感があり読むのが途絶えた。5年ほど前かな、鉄血勤皇隊の少年物語
「美ら海、血の海」
<https://blog.goo.ne.jp/chieko_oyama/e/22bd5e30ca949cbcfd0308442b450546>
で、こういうのも書くんだと思った。

これは直木賞受賞作。そのせいなのかな図書館予約から随分と時間が掛かった。*震災の釜石から、はるか熊本までの5年の、連作小説。*

ひとつひとつ、犬の名前が違う。*そう、犬は喋れない。でも犬は感じることができる。全部が深い。それぞれの人生が凝縮されてるよ。感動もの。*



-- 
大山千恵子
ブログ 「千恵子@詠む...」 毎日更新http://blog.goo.ne.jp/chieko_oyama


CML メーリングリストの案内