[CML 059021] Re: 都知事選 野党統一で確実に当選を

motoei @ jcom.home.ne.jp motoei @ jcom.home.ne.jp
2020年 6月 24日 (水) 08:34:25 JST


みなさん
田中一郎さん
投票日7月5日を前にして今こそ必要なのです(長期計画が出せない野党の現実があります)。
●この調整は、できれば「アベ政治を許さない」と述べた、大江健三郎さん、澤地久枝さん等に、ご連絡取れる方ぜひお願いします。他にご自分が行う、あるいは推薦できる著名人がいらしたら至急お願いしたいです。
以前美濃部(みのべ)都政が誕生したとき中野重治さんら文化人が積極的に動いてくれました。
 私の身近に経験がありますが。二人出れば、二人とも落選してしまいます。このことはご本人が一番良く知っています。公約の違いもあります。しかし、今公約の小異を争う時ではありません。まずどちらかが当選することです。
お二人とも優れた方です。ですから調整は著名文化人等にお願いしたいのです。
●ご本人どうしで話しあえば、というご意見は無理です。お二人とも公約を掲げ、プライドもあります。きれいごとでは動じません。今の日本を変え将来のためにという視点を持ち説得できる方が必要です。当選後はどちらかに副知事等相談役として協力を要請する必要もあります。
みなさん、ぜひご協力をお願いします。野党は自公民のように金銭と権力で動きません。
人権・平和・反貧困、差別のために働くのであり、中村哲さんのように、信念のある方が必要となります。
                   石垣敏夫
                                                                     
石垣さん、おっしゃる通り、選挙という「イクサ」寸前になった時は「小異を残して大同につく」「反安倍体制で大同団結を」でしょう。この主張は都知事選の後=すなわち来たる衆院選後にお願いします。既に主戦場は衆院選と最高裁国民審査に移っています。「オルタナティブ勢力」は都知事選と衆院選を一体として闘うことに失敗をしました。しかし、その失敗を都知事選後まで引きずっては絶対にいけない。

一刻も早く、衆議院選挙をアベ政権打倒・自公政治の抜本転換へ向けて闘う態勢をつくること、これが最重要です。また、最高裁判事の国民審査で、その候補全員に「×××××」を付ける運動も同時並行です。キャッチフレーズは「ふざけるな司法、出鱈目判決ヤメロ裁判所」です。

(それにしても、現代の「イクサ」=選挙は数年ごとに必ず来るのですから、日常的に「オルタナティブな日本」をつくる主体形成を、もっとしっかりやりませんか? やれませんか? 選挙直前になって「多数派工作」に没頭するような市民運動・社会運動や政治運動では、世の中は変えられません(「負け組選挙互助会」とからかわれています)。ましてや今は危機の時代に突入しています。ほっとけば政治主導でどんどん悪くなります。「政治的カマトト主義」「選挙の時だけお祭り騒ぎ」「どんな選挙もダボハゼ立候補」「選挙が終わればお任せ民主主義」、これらはみんなダメです。また、ワンイシュー型の従来型市民運動・社会運動では、いわゆる「もぐらタタキ」となり、私たちの体と時間はいくらあっても足りなくなります。民意は違うぞ、などと、あのゴロツキ・タカリの政治家どもに叫んでみたところで、無視されるのだということは、既に経験済みです。ならば、政治家どもをごそっと変える算段をしなければ、ことは解決しないのです)。
草々

みなさん田中一郎さん
お世話さま
「小異を残して大同につく」
この一言ではありませんか。
小池百合子氏より、宇都宮さん、山本太郎さんの方が
はるかに良いことをみなさんご存知でしょう。
 米国の大統領選挙のように、立候補は良いですが、
勝つために最終日近くになったら、絞って反安倍体制に
協力すること、ではないのでしょうか。当選後は副知事など共闘した方についていただく、
この道を探らなければ、「安倍はアホーだ小池もアホーだ」
などと言っても「アホーに政治を握られている、国民・市民の
方がよっぽどアホーだ」と安倍や小池等は笑っていると思いますが。
 私は自分で立候補できませんから、立候補していただける方に感謝し、反安倍体制の方が「お互い小異を批判せず、協力し、当選していただく」ことを切に願っています。
                    石垣敏夫

前略,田中一郎です。
拝読しました。結論から言えば、「分裂選挙」になったことの「責任」について論じれば、下記のようなことになるのだろうと思いますが、しかし、今回の都知事選挙における「オルタナティブ勢力」の問題は、そこにポイントがあるのではありません。これが都知事選挙ではなく、国政選挙=来たる衆議院選挙での山本太郎「れいわ新選組」の振る舞いであったならば、私は、山本太郎氏が「「れいわ新選組」候補のまま応援しろ」といった点はさておいて、熱烈に彼らを応援したでしょう。すなわち消費税減税に合意しないのであれば共闘はしない、という山本太郎「れいわ新選組」の方針は尊重されてしかるべきだし、私もそうすればいいと思っているからです。日本の政治を抜本的に変えたい、ホンモノの「世直し」を実現する、といった時に、その志を持った人は「妥協しない合理的な大黒柱方針」があるのは当然であり、有権者はそれを真摯に評価すればいいと思うからです。

核心はそこではありません。今回の都知事選問題の核心は次の2つです。

(1)分裂選挙になったことよりも、都知事選に「ダボハゼ」立候補をした山本太郎氏や、それを促した「れいわ新選組」の支援者・応援者に大問題がある。市民運動・社会運動の政治運動への取組の欠陥でもある「選挙の時だけお祭り騒ぎ」が、今回は「どんな選挙もダボハゼ立候補」として現れたという点です。選挙至上主義、ないしは「政権準備なしチャレンジ」と言い換えてもいいと思います。

(2)「市民と野党の共闘」の総大将である立憲民主党、とりわけ現枝野幸男・福山哲郎とそのトリマキ幹部たち「現執行部」に大きな政治的責任があること。その責任とは、野党第一党として、「市民と野党の共闘」の総大将として、国政についても、都政についても、いつまでたっても政権交代の道筋や政権構想さえも示すことができず、従ってまた、選挙闘争体制も組めず、候補者も決められず、アベ政権打倒・小池都政打倒の幅広い国民運動や都民運動さえ組織できていないこの体たらく、ここに最大の問題=責任があるのです。アベ政権・小池都政打倒のスキームがもっとずっと早い段階でできていたら、かようなことにはなっていません。

(参考)小池氏大きくリード 情勢調査、コロナ対策評価6割  -日本経済新聞
 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60612490R20C20A6PE8000/

上記は昨日の日本経済新聞に掲載された記事です。私の予想通りの、というよりも、常識的な予想通りの展開となっているようです。私は山本太郎氏が都知事選挙に「ダボハゼ」立候補で飛び出た瞬間に、この都知事選挙は負けだと思いました。もちろん、山本太郎氏のハプニング当選はあり得ますが、しかしハプニング当選してみても、おそらく当分の間は都知事として身動きが取れないでしょうし(都議会などがその理由)、また、来たる衆議院選挙は大将を失って敗走することになると思います。

もはや主戦場は、都知事選挙ではなく、近々行われる衆議院選挙と、最高裁判事の国民審査に移っています。そして、いまのままいくと、いわゆる「異議申し立て勢力」や「オルタナティブ勢力」「リベラル勢力」が歴史的な大敗北となり、憲法改悪どころか、とんでもない情勢が現れてくる危険性があります。このままでは危ない!

後日、詳しく書いてお送りするつもりでいます。
草々

皆さま
私も、都知事選の分裂選挙の責任について考察してみました。今後のために。

-----Original Message-----
From: Labor-members <labor-members-bounces+motoei=jcom.home.ne.jp @ list.jca.apc.org> On Behalf Of kazmi
Sent: Tuesday, June 23, 2020 11:34 PM
To: labor-members @ labornetjp.org
Subject: [labor-members 56393] Re: 遠くから見た東京都知事選

皆さんの色々な意見が出て、聞けて嬉しいですね。選挙、面白くなってきました。

和美


> On Jun 23, 2020, at 7:16 AM, 村岡到 <logos.sya @ gmail.com> wrote:
> 
> 影のり子さんの考え方に共感します。
> 小池都政を変えることを第一義に考えなくてはいけないのに、そこがしっかりと配慮されずに、自分や自分のグループのことを最優先にしていることが、問題の急所だと思います。その点では、宇都宮氏が、立候補表明に際して「今度は降りない」と表明したのは間違いだと思います。本当は「小池氏に勝てる候補が統一候補として立候補するなら、私も応援する」と言うべきだったと思います。また、「副知事を誰に」と問われて、「考えていない」と答えた(文言は違っていたかも)のは残念です。副知事を誰にするか、考えていないで立候補するとは?
> 村岡到
> 
> 2020年6月23日(火) 22:38 <zauberwort_0324 @ yahoo.co.jp>:
> 
>> 
>> 会員の影のり子です。
>> 
>> 遠くからも和美氏は、都知事選の山本太郎候補のパッションに魅せられておられるようですね。先ず、「パッションって、どう量るの?」という疑問と、そのパッションの差で候補者の優劣を測る危うさについて一言述べたいと思います。
>> 
>> 山本太郎氏は、元俳優だけあって、感情を言葉に乗せるのがやはり巧いですね。前こごみの姿勢で1人ひとりにわかりやすい言葉で熱く語りかけるスタイルは、聴衆の心を引き寄せる力があります。政治家には必要な能力かもしれません。しかし一方の宇都宮氏は、都知事選に2012年から3度挑戦し、しかもその間も都議会の傍聴は欠かさず続けてきたと聞いています。これは紛れもなく都政刷新に賭ける変わらぬ熱いパッション、と言えるのではないでしょうか。候補者選びは、掲げる政策とそれを裏づける地道な実績、社会活動でのふるまいにみる人間性などと思います。一度他の野党統一候補に譲って降りたのも、彼の熱い思いの欠如からではなく、自分より知名度が高く、革新都政が実現できるなら譲ろうという苦渋の決断で、そこに私はむしろ権力欲に固執しない宇都宮氏の人となりを読み取りました。
>> 
>> 今回山本氏は野党統一候補として打診をされたがそれを断り、態度を明らかにしないまま公示直前での出馬表明でした。彼なりの周到な計算を重ねた結果なのでしょう。どんな計算があったのかには私は興味ありません。いずれにせよ、野党統一候補が出なかったのは残念に思います。なぜ野党はまとまれないのか。国政でも野党間での争いの方が激しく、自民党を利する場面はしばしばです。妥協を良しとせず、少しの意見の違いで離党するなど、自己顕示欲が強い政治家が多いのかもしれません。
>> 
>> 2009年に発足した民主党政権は、わずか3年で潰えました。民主党を政権にまで押し上げた熱い上げ潮は、3年で引き潮に代わり、熱が引いただけではなく、民主党政権への八方からのバッシングに代わりました。そして今日の安倍長期政権を招き入れたのです。和美氏が大切と言う、「燃えるような情熱、パッション」が民主党に欠如していたからではありません。民主党政権は、霞が関の冷ややかな非協力のなか、加えて3.11の不幸な大惨事にも見舞われたなかで、懸命に努力したと、私は一定の評価をしています。なぜもう少し長い目で見て支援することは出来なかったのか。あの上げ潮をつくった人々のパッションが、手のひらを返すようにバッシングの熱に代わるものならば、パッションなどという中身の曖昧な、一時的なものに信頼を置くこと等、少なくとも政治に関わる場では出来ないし、するべきでないと考えます。
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