[CML 058939] ヒューマン・ライツ・ウォッチとソロスとトランプ

yorikazu shimada ningen @ hotmail.com
2020年 6月 16日 (火) 02:56:01 JST


嶋田です。
ヒューマン・ライツ・ウォッチは、
アムネスティと同様さんざんアメリカの戦争政策を
推進してきたにもかかわらず(たまにか
ほとぼりが覚めた頃に一部の「行き過ぎ」を
非難することでバランスを取りながら)、

なぜ一見そのような路線と背反しないように思われる
今回の国際刑事裁判所の捜査に対する
トランプの防衛的な行動を批判できるのかと思ったら、
もともと同団体は共和党には敵対的で、トランプが大統
領選に勝利した途端、アメリカを人権侵害国家に
リストに載せたとのことです。

また大口寄付者が有名な投機家のジョージ・ソロスで、
そのソロスも民主党支持者で、折に触れトランプを批判
しているようです。

Human Rights Watch Labels U.S. a 'Human Rights Abuser' Because of Trump
https://pjmedia.com/news-and-politics/rick-moran/2017/01/14/human-rights-watch-labels-us-human-rights-abuser-because-of-trump-n49788

ジョージ・ソロス氏 1億ドル(約85億円)をヒューマン・ライツ・ウォッチに寄付 September 7, 2010
https://www.hrw.org/ja/news/2010/09/07/<https://www.hrw.org/ja/news/2010/09/07/240530>

George Soros rips Trump and Xi, says the ‘fate of the world’ is at stake in 2020
https://www.cnbc.com/2020/01/23/davos-2020-george-soros-says-china-leader-xi-is-trying-to-exploit-trumps-weaknesses.html

一方トランプと言えば、今回の香港の民主化運動にも
資金提供しているNEDの予算を減らそうとしていた
くらいで、人権をレトリックとして使った
リベラル帝国主義的「民主化戦争」には興味が
ないのははっきりしていました。

トランプ政権「世界の民主化運動を支援するお金はもうない」
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/03/post-9693.php


要するに、ヒューマン・ライツ・ウォッチの
トランプ批判は、真剣に耳を傾けるべき
本質的な批判ではなく、
支配層内の利権争いだろうからあまりかかわらない
ほうがよさそうだということですが、

私が言いたいのは、
最近では欧米によるリビアとシリアへの
軍事介入を支持し戦争を挑発してきた人権団体や
活動家が、
とくにシリアではアルカイダ系のテロ集団を支援して
国際法に違反して軍事介入を行っている
アメリカではなく、
欧米が民主主義の基準とする選挙にも勝利し、
人民の支持を受けたアサド政権から依頼を受けて、
外部勢力からシリアを守るために軍事介入を
おこなったロシアのプーチンを、
アサドと同様さんざん悪魔化して国際刑事裁判所
に起訴させようとしていた連中が、今さらもっとも
らしくトランプ批判しても信用できるわけないじゃん
ということです。












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