[CML 059316] 名古屋市教科書採択が危ない!、歴史・公民のみ、8月7日に再審議に!

小野政美 ono-m @ k9.dion.ne.jp
2020年 7月 29日 (水) 18:39:06 JST


名古屋@小野です。
重複送信をお許しください。

名古屋市教科書採択が危ない!、「歴史」・「公民」のみ、8月7日に再審議に!
報告としては不十分ですが、簡単な第一報です。

①本日、名古屋市中学教科書採択会議が行われました。
はじめに、提出された「請願」に基づき、「育鵬社」採択請願者が口頭陳述、次に、「育鵬社歴史・公民」・「自由社・公民」「日本教科書・道徳」の採択反対、「国民主権・人権保障・戦争放棄」の日本国憲法基本原則の大切さを学べる教科書の採択を!と、「教科書市民の会」メンバーから口頭陳述が行われたが、「意見」として聞き置くことになりました。
採択審議では、市教委事務局・各教科の指導主事から各教科の学校現場教員の意見、専門委員会の意見などを報告した後、審議に入りました。

②道徳は、教育出版と光村が無記名投票で3対3になり、教育長権限で教育出版になりました。
③地理は、教育出版。

④公民は、東京書籍と教育出版の2社になりましたが、歴史とともに、8月7日に再審議・採択となりました。

⑤歴史は(地理の次の2番目の審議でしたが)、教育出版を押す委員が3名(名大・名市大・愛教大教員)と鈴木市教育長、育鵬社が強く推す2名(うどんのサガミ鎌田社長とネッツトヨタ小栗社長)の長時間の論議になりましたが、8月7日(時間・会場未定)に再審議となりました。

⑥歴史の審議では、2019年10月新任のサガミ社長が育鵬社を強く推し、その理由に「市民の声」で育鵬社賛否が半々だと述べ、歴史・公民を「育鵬社」とそれ以外の両方採択したらいいなどとの暴論も吐きました。
⑦ネッツトヨタ社長は、343通の「市民の声」が育鵬社賛否半々だった、育鵬社の中で「東京裁判」でのインド人・パール判事の記述に感動したなどとして、育鵬社を強く推しました。

⑧8月7日に延期された歴史・公民の審議では、道徳で行われたように、教育出版と育鵬社が無記名投票で3対3になった場合、教育長権限で、育鵬社になる可能性が大きくなりました。

⑨名古屋市では、日本会議・河村名古屋市長の日本会議系教科書の名古屋市での採択の「悲願」に対して、多くの保護者・教職員・市民の力で、これまで「つくる会系」・「日本会議系」の教科書の採択をさせないで来ました。小学校道徳教科書は、日本会議系執筆者の「教育出版」2018採択を2019採択で逆転しました。

⑩しかし、今回、8月7日に延期された「歴史」の再審議・採択で「育鵬社」を採択される可能性が大きくなりました。
⑪時間・会場は未定ですが(名古屋市教育委員会ホームページに近日中に発表)、8月7日の「歴史」の再審議・採択会議に多くの皆さんの注視と会議傍聴をお願いします。

以上、不十分ながら、第一報とします。
お元気で。再見。


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