[CML 059257] 天皇代替わりに異議あり7・23関西集会
吉田 宗弘
mnhryoshi @ yahoo.co.jp
2020年 7月 21日 (火) 14:02:52 JST
反戦反天皇制労働者ネットワークの吉田です。
7・23天皇代替わりに異議あり!関西集会が間近になりましたので、私の方からも呼びかけます。
いま、米国の黒人男性ジョージ・フロイドさん差別殺戮に対する怒りと抗議――Black Lives Matter(ブラック・ライヴス・マター/黒人の命を軽んじるな)運動は、全世界を席巻し、植民地の支配者や奴隷主の像などの撤去を求める植民地主義弾劾の闘いに発展しました。ベルギーでは、コンゴ植民地支配の元凶、1000万人殺戮したレオポルド二世(在位1865~1909年)弾劾の闘いとなり、北部のアントワープでは銅像が焼かれて赤い塗料を吹き付けられ、市によって撤去されました(毎日新聞6月25日)。ベルギーの現国王フィリップはコンゴ民主共和国に植民地支配について初めて「遺憾の極み」と表明しました(AFP BB 6月30日)が、謝罪ではありませんでした。ベルギー民衆の闘いはこれで終わるとは考えられません。
私たち日本の民衆が考えねばならないのは、侵略・植民地支配・戦争の責任追及のこれら闘いがその元凶の支配階級、なかんずく国王に向けられていることです。私たちはどうなのか。この間の天皇代替わりの過程で、「物わかりの良い」リベラル派知識人の一部はマスメディアとともに明仁8・8テレビメッセージを最大限もちあげて天皇賛美に明け暮れ、新たな天皇主義者となりました。そこでは「戦犯天皇裕仁」糾弾を過去のものとし、明仁が自衛隊の海外派兵に果たした大きな役割=「象徴的行為」について意識的に無視してきました。人種主義と植民地主義の弾劾が世界民衆の共通の闘いになっているとき、侵略戦争と植民地支配のうえに築かれ、いままた戦争国家に踏み出した天皇制日本をどうするのか。私たちは問われています。
7・23集会の講師、堀内哲さんは講演のレジュメで次のように述べています。
「日本の民衆が、対米、対外・対内的な『自己決定権』を手に入れ、実質的な〔米国の〕植民地状態から抜け出すためには、75年前に溯〔さかのぼ〕って昭和天皇の戦争責任を明らかにし、疑似家族国家の天皇という『家父長』を否定し、自立した集合体である共和制に移行する必要がある」。
堀内さんは「民主共和制の樹立」こそ本質的な闘いだ、と提起しています。
刺激的な問題提起です。
多くの参加を呼びかけます。
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● 天皇代替わりに異議あり!7・23関西集会
◇日時 7月23日(木)午後1時開場・1時半開会
◇場所 エルおおさか南館1023号室(地下鉄谷町線・京阪「天満橋」下車7分)
◇講演 いま共和国日本を考える
◇講師 堀内哲さん
◇資料代 500円(学生以下半額/介護者無料)
◇主催 天皇代替わりに異議あり!関西連絡会
〔連絡先:090-5166-1251 寺田〕
【お願い】
コロナ・ウィルス感染予防のため、下記のご協力をお願いします。
➀マスク等の準備をお願いします。
②恐れ入りますが、風邪気味の方、熱や咳のある方はご遠慮をお願いします。
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また、上記集会に続いて、8月15日、参戦と天皇制に反対する連続行動主催の下記集会が行われます。これにも参加を呼びかけます。
●天皇出席の全国戦没者追悼式反対!8・15集会
――東京五輪にも貫く日本の植民地主義を糾す――
◇日時 8月15日午後2~5時
◇場所 エルおおさか606号室
(地下鉄谷町線・京阪「天満橋」下車7分)
◇講演 1936年ベルリン五輪マラソン優勝者
孫基禎(ソンキジュン)さんは<日本の>金メダリストか
講師 佐野 通夫さん(日本植民地教育史研究会)
◇特別アピール 徴用工問題と日本の植民地支配責任
市場 淳子さん(韓国の原爆被害者を救援する市民の会)〔予定〕
◇参加費 1000円(経済的事情のある方は受付まで)
◇主催 参戦と天皇制に反対する連続行動
〔連絡先:参戦と天皇制に反対する連続行動/関西単一労働組合
大阪市淀川区十三東3-16-12 Fax 06(6303)0449〕
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