[CML 059226] <7月17日(金)午前1時00分に再放送される 明日へ つなげよう「分断の果てに “原発事故避難者”は問いかける」 NHK を、先日見て思ったこと>

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2020年 7月 16日 (木) 23:48:00 JST


京都の菊池です。


明日へ つなげよう「分断の果てに “原発事故避難者”は問いかける」 NHK

が、
先日7月12日(日)午前10時05分 に放送され、

まもなく今日深夜再放送されます。

7月17日(金)午前1時00分

先日、見た方はどのような感想がわいたでしょうか。


私は、

国策東電原発事故の、
被害者、避難者と向き合い、原発事故からずっと続く被害と向き合った大切な番組だと思いました。

それでも、
でも、と思ってしまいます。


原発事故からずっと続く被害は、積み重なり、10年を過ぎてなお続き積み重なろうとしています。


2016年2月24日の時点、原発事故より5年、


・・・未曾有の福島第一原発事故から5年。政府は、原発避難者を消滅させようとしている。・・・

原発棄民 フクシマ5年後の真実 | 毎日新聞出版
著者 ⁄ 日野 行介
発売日 ⁄ 2016年2月24日

http://mainichibooks.com/books/nonfiction/-5.html

と、本が書かれて、

国による
原発事故被害者、避難者への棄民政策政策

明らかにされているように、

そして、国は堂々と棄民政策を、着々と行い、

被害者、避難者は、やむにやまれず声をあげ、行動しました。
が、

その時は、NHKは、番組を作らず、
10年目にしてやっと番組が作られ全国放送されました。

原発事故からずっと続く被害は、積み重なり、10年を過ぎてなお続き積み重なろうとしています。


また、
番組の中で、印象的だったことの1つは、

同じ町内でも、
避難指示が解除され、賠償が打ち切られる地区の避難者(避難を続けると、自主避難者と言われ、国はとっくに避難者の統計からはずそうとしているし、国の責任はこれからはないものとされほうりだされる)
と、
棄民政策を行う国でさえも、避難指示が、解除できず、賠償が続く地区の避難者

との分断を、

番組は伝えますが、


あの解説好きのNHKが、

人が住んではいけないほど、放射線量が高い、10年たっても。

ことについて、解説しませんでした。

でも、
番組は、ぎりぎりの良心の行動をしたとも思いました。

撮さずにすます、放送しないことも、
できたと思いますが


番組は、

棄民政策を行う国でさえも、避難指示が、解除できない地区の、
モニタリングポストが、
5マイクロシーベルトを表示していることを、
撮影し放送しました。

日本において、

国策東電原発事故により放出された、放射性物質による被害地域だけが、

・・・
一般公衆の場合、実効線量限度が年間1ミリシーベルトと定められています。
・・・
以上の被曝から、
国、自治体の被曝防護施策により守られず、放置されて、

いますが、

国は、
毎時0.23マイクロシーベルトで、
年間1ミリシーベルトと定めていますので、

5マイクロシーベルトだと、軽く20倍を越えていますので、
年間20ミリシーベルト以上の被曝です。


放射線作業(緊急時の作業を除く)を行う職業人の実効線量の限度は5年間で100ミリシーベルト
これをこえると作業ができなくなります。

到底、住んでよい放射線量ではありませ
ん。

それでも、理解されず、分断がおきる。

原発事故による被曝に対して沈黙する、日本の多くの科学者と呼ばれる人に、憤りを感じます。

( ○環境省_線量限度の適用
https://www.env.go.jp/chemi/rhm/h30kisoshiryo/h30kiso-04-01-11.html

○国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局
https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/policy_others/radiation/view/men.html

を参照しました。)


でも、番組により、

番組が作られ放送されたのは、10年たってですが、

現状を押し返す足場は、番組のそこかしこで示されました。


全国放送されてもなお、

福島県は、

原発事故により、生活を奪われ、生活再建が困難な、
原発事故被害者、被害者に
対して、

その実態を把握し、加害者である、国、東電に対策を求める道ではなく、

原発事故被害者、被害者を、
訴えた裁判を

まだ続けるのでしょうか。

続けさせてしまうのか。


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