[CML 059154] 【要申込】7/8(水)変えよう選挙制度の会の7月例会「都知事選を振り返って」(定員15名)

qurbys @ yahoo.co.jp qurbys @ yahoo.co.jp
2020年 7月 6日 (月) 18:27:08 JST


紅林進です。

昨日投開票された都知事選では、私は宇都宮氏を応援していたのですが、
小池圧勝という残念な結果になりました。

小池氏は、オリンピック延期が決まるまで、コロナの相談件数が激増して
いるのに、PCR検査体制を強化せず、沈黙を決め込み、オリンピック延期が
決まった途端にロックダウンだのオーバーシュートだのとセンセーショナル
な言葉で都民の恐怖心を煽り、連日、テレビ、マスコミに登場するという、
それ自体、彼女の実質的な選挙運動の役割を果たしていました。

しかしマスコミは、オリンピック延期までPCR検査を増やさず、その後も
抜本的な検査体制を強化せず、またコロナ患者の7割を受け入れていると
いわれる都立病院・公社病院の独立行政法人化という、実質的な民営化の
方向を、このコロナ禍の下でも推進しようとしています。

また歴代の保守都政はこの30年間で都内の保健所を半減させてきました。
それがこの間の保健所の業務ひっ迫とPCR検査を増やせない一つの要因
にもなりました。宇都宮候補はそれらのことを訴え、選挙中も都立・公社
病院や保健所を訪れ、現場の人々と対話してきましたが、マスコミはほと
んど報じませんでした。

そしてコロナ禍の下の選挙戦となったため、大規模な街頭宣伝もその告知も
できず(宇都宮陣営では事前に場所の告知をせず)、三密対策に追われる
という困難な中での選挙戦となりました。ZOOMなどのネットを使った
選挙戦も展開しましたが、ネットをやらない人もあり、声が届かない人々
も多かったのではないかと思います。

一方小池氏は、街頭宣伝を一切しないと宣言しながら、都知事として、連日、
テレビ等マスコミに登場しました。実際にはPCR検査体制の抜本的強化
拡大というやるべきことをせず、マスコミを使ってやっている感を出すという
ことに成功しました。マスコミはやっている感ではなく、彼女が実際には
やっていないこと、やろうとしていること(都立・公社病院の独立行政法人化
など)を追及すべきだったのですが、それをしませんでした。

こういう時こそ、テレビは、小池氏の発言や映像を連日流し続けるのではなく、
候補者間のテレビ討論をやるべきだったのに、今回はネットでの討論があった
のみで、地上波でのテレビ討論は一度もありませんでした。これは異常なこと
です。これまでの都知事選では、不十分ではあれ、毎回テレビ討論が行われて
きました。

宇都宮陣営では、テレビ局各局にテレビ討論を行うべきと申し入れしましたが、
無視されました。主要候補の一人でもテレビ討論を拒否すると、「公平性」の
名の下にテレビ討論が実現しないようですが、小池氏は現職都知事として、
連日、テレビに出ずっぱりでした。マスコミは、そして本来ならば現職都知事
はこれまでの4年間の小池都政、そして現在のコロナ対策を検証するためにも、
テレビ討論をやるべきでした。アメリカの大統領選では、候補者同士が政策、
議論を戦わせるテレビ討論が重要な役割を果たし、このテレビ討論で、一気に
流れが変わることもあります。宇都宮氏が主張しているように、公選法を改正
して、一方的な政見放送だけでなく、候補者同士が相互に主張を戦わせるテレビ
討論を候補者やテレビ局に義務付けるべきです。

今回は、山本太郎氏の立候補により、野党支持層の票が割れ、野党陣営自体も
一本化できなかったということがあり、そのこと自体は残念なことですが、
宇都宮氏自身も言われているように、立候補する権理自体は誰にでもあるので
あり、立候補するなと圧力をかけることには私は反対です。

昨日5日の東京新聞の「こちら特報部」面の「本音のコラム」欄に看護師の
宮古あずさ氏が、「決選投票」と題して書いておられますが、私も首長選挙
や小選挙区選挙など一人を選出する選挙では、フランスで導入されている
ような「決選投票制」を導入すべきだと思います。そうすれば、与野党、
それぞれに複数の候補者がいても、各々自らの政策を主張し、互いに競い
合い、決戦投票ではより多く票を取った者を立てて、同盟を組むという
ことも可能になります。実は日本でもこの決戦投票・二回投票制は戦後
の一時期、地方首長選挙で、一定の条件の下、行われたことがあり、
都知事選でも行われたことがあるのです。

ところで私は、「変えよう選挙制度の会」というものにかかわっており、
同会では明後日7月8日(水)に7月例会として「都知事選を振り返って」
題して、私が報告させていただきます。

しかし感染防止のため、会場側から、定員15名に制限されていますので、
定員15名先着順の事前申込制とさせていただきます。すでに申し込みを
受け付けており、明日【7月7日(火)】が申込締め切りとなっております。

参加をご希望される方は、大変恐縮ですが、明日【7月7日(火)】まで
にメールで下記アドレス宛、氏名、住所、メールアドレス、電話番号を
お知らせください。think.elesys @ gmail.com
すでに申し込み定員に達した場合は、ご容赦ください。

紅林 進
qurbys @ yahoo.co.jp


(転送・転載歓迎)
ーーーー
【要申込】変えよう選挙制度の会・7月例会のご案内

日時:7月8日(水) 18:30~20:30
会場:東京市民活動・ボランティアセンター 会議室B(飯田橋駅下車)
      https://www.tvac.or.jp/tvac/access.html
   新宿区神楽河岸1-1 飯田橋・セントラルプラザ10階
テーマ:「都知事選を振り返って」
報告者:紅林進(当会会員)
    報告の後に参加者のみなさんと意見交換します。
参加費:500円
定員:15名(申込順)
申込:申し込みは当会のメール think.elesys @ gmail.com 宛に、
   氏名、住所、メールアドレス、電話番号をお知らせください。
  (すでに申込定員に達した場合は、ご容赦ください)

主催:変えよう選挙制度の会
      URL: http://kaeyo-senkyo.tumblr.com/
      フェイスブック: https://www.facebook.com/kaeruelesys
   ツイッター: https://twitter.com/thinkelesys
   Eメール: think.elesys @ gmail.com
ーーーー
チラシ
https://drive.google.com/drive/folders/19rG2YY7DbZBFb-FBSuPfIxHtzg4JFPs1?usp=sharing

※下記注意事項をご確認の上、ご参加ください。
【注意事項】新型コロナ感染防止のため、下記の事項の順守を会場側から求められていますので、それらを守ってご参加ください。
①当日を含め、過去2週間以内に発熱・風邪の症状のある方は参加をご遠慮ください。
②参加者の連絡先の記入。(万一、感染が発生した場合の連絡に備えて)
③マスクの着用、手洗い、消毒の励行。
④人との距離を2メ一トル以上、距離を取って座る。
⑤会場内、センター内での会食の禁止。



CML メーリングリストの案内