[CML 059134] 「キューバは中国への内政干渉を糾弾する」
yorikazu shimada
ningen @ hotmail.com
2020年 7月 5日 (日) 01:23:43 JST
昨年9月に出されていた香港についてのキューバ外務省の声明です。
簡潔ですが、反帝国主義と国際法の原則に則ったもので、とくに、
「1997年、香港の中国主権への返還は歴史的正義の行為であり、中華人民共和国の平和的精神の表れである。同国は帝国主義列強に不平等条約を強要された犠牲者であったにもかかわらず、だ。」
というところは、返還前のイギリス支配を正当化するようなattac関係者による歴史修正主義的な声明にはない、きわめて基本的な歴史的事実であると思います。
嶋田
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http://misiones.minrex.gob.cu/ja/articulo/kiyubahazhong-guo-henonei-zheng-gan-she-wojiu-dan-suru
キューバ共和国外務省声明
「キューバは中国への内政干渉を糾弾する」
過去数週間、香港特別行政区では激しい抗議デモと破壊行為が続いており、我々は懸念をもって注視してきた。外部から扇動されているこれらの活動は中華人民共和国内の政治、経済、社会秩序を混乱させ、不安定化を引き起こそうとしている。
1997年、香港の中国主権への返還は歴史的正義の行為であり、中華人民共和国の平和的精神の表れである。同国は帝国主義列強に不平等条約を強要された犠牲者であったにもかかわらず、だ。
それ以降、現行の地位の下で香港は中華人民共和国の不可分の領土となり、経済的安定と繁栄を伴う堅実な発展を遂げてきた。それを支えたのは、「ひとつの中国」及び「一国二制度」原則が成功を収めたことである。
キューバ外務省は中国への内政干渉を糾弾すると同時に、中華人民共和国の主権及び領土一体性を侵害するいかなる試みにも反対するものである。
キューバは、北京の中央政府及び香港当局による事態の収拾、平和の維持、安定の回復に向けた取組みを支持するものである。
中国当局には一連の不安定化活動を収束させ、正常復帰させる能力と知恵があるものと我々は固く信じている。
2019年9月5日、ハバナ
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