[CML 059110] 「とめどなく囁く」ものはなんだろう  富豪の妻と桐野夏生と

大山千恵子 chieko.oyama @ gmail.com
2020年 7月 3日 (金) 06:48:56 JST


「とめどなく囁く」
<https://store.tsite.jp/daikanyama/blog/humanities/6694-1541180507.html>
桐野夏生 幻冬舎

さて、失業3日め。

わたしと全く違う小説を読む詠む。*早樹は41歳。富豪の妻だ。*第1頁から、セレブ感たっぷり。

でも*なぜか早樹に同調していく。*親が公立学校教員という出自のせいか。夫をなくした過去のせいか。

そういえば*70歳超えの富豪も、突然に配偶者をなくしたことが「しこり」に*なっているのが次第にわかる。

サスペンスフルな展開のあと、最後はこうなるのかと感慨に耽る。

東京新聞などに連載された人気の本。図書館1年待ちだもんね。



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大山千恵子
ブログ 「千恵子@詠む...」 毎日更新http://blog.goo.ne.jp/chieko_oyama


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