[CML 057577] 【本日です】〔講演〕 「京都市におけるツーリズム・ジェントリフィケーション 〜町家ゲストハウスの増加と地域社会への影響のフィールド研究から」

uchitomi makoto muchitomi @ hotmail.com
2020年 1月 5日 (日) 10:23:24 JST


本日です!

グローバル・ジャスティス研究会・2020年1月の企画
観光と再開発で何が起こっているのか?

https://www.facebook.com/events/3072827946274640/

〔講演〕
「京都市におけるツーリズム・ジェントリフィケーション
〜町家ゲストハウスの増加と地域社会への影響のフィールド研究から」
1月5日(日) 18:15〜20:15
場所:ひと・まち交流館京都 第5会議室 (3階)
講師:池田 千恵子さん (大阪成蹊大学マネジメント学部准教授)
参加費:500円(割引をご希望の方は受付でお申し出ください)

「・・・ツーリズム・ジェントリフィケーションは,地域住民が利用していた日常的な店舗が減少する一方で、娯楽や観光に関わる施設や高級店が増加し、富裕層の来住が増えることにより賃料が上昇し,低所得者層の立ち退きを生じさせる現象である。・・・
 簡易宿泊が増加している地区には特徴がある。
一つめは、交通の利便性である。
二つめは、既存産業の衰退である・・・衰退とともに人口流出や高齢化が進み、空き家が増加した。
三つめは地域の負のイメージによる。・・・そのために地価も低く、空き家などが活用されていなかった地域で、簡易宿所の開業が進行したと想定される。簡易宿所の急激な増加による不動産価格の高騰や住民の立ち退きなどが起こっている」(2019年度日本地理学会春季学術大会での発表より抜粋)

世界の都市が再開発・ジェントリフィケーションを競い、都市空間の商業化・高層化が進んでいます。京都でも近年、そのような動きが急ピッチで進んでいます。
講演では、京都市における現状と問題点を示しながら、住民や地元事業者と行政の緊密な協力で地域を活性化する事例の紹介もまじえて報告していただきます。
京都をどのような街にしていくのか、いっしょに考えませんか?

*ひと・まち交流館京都の場所*
京都市下京区西木屋町通上ノ口上る梅湊町83番地の1 (河原町五条下る東側)
★電車:京阪・清水五条駅下車8分 地下鉄烏丸線・五条駅下車10分
★バス:市バス4・17・205号系統「河原町正面」下車
主催:グローバル・ジャスティス研究会

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私たちのまわり、そして世界を見渡せば、戦争、暴力、排除、地球環境の危機…情報の洪水の中で忘れられがちな人びとの人権と尊厳/私たちの住むこの国も無関係ではないその原因、背景、歴史に、そしてそれに抗おうとする世界の人びとに、目を向けた時、システム・構造を変えようとする動き、違う生き方の模索と出会い、人間にとって大切な共感・共生、自然との共存を学ぶ。
「グローバル・ジャスティス研究会」は、公正な社会の実現に向け、現状を知りその原因や、次世代の社会について話し合う場を重ね、様々な問題に取り組むグループとも手をつなぎたいと考えています。
通常は月1回、講演会などを開催しています。皆さんのご参加をお待ちしています。関心のあるテーマで企画に参加したい方も歓迎です。


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