[CML 057573] ●「先島―南西諸島の軍事化・要塞化に抗し、 同地域の非武装化を求める共同声明」
MAKOTO KONISHI
shakai @ mail3.alpha-net.ne.jp
2020年 1月 4日 (土) 13:04:53 JST
小西 誠です。
以下「共同声明」です。どうぞよろしくお願いします。
*「先島―南西諸島の軍事化・要塞化に抗し、同地域の非武装化を求める共同声明」
(2019年12月31日第1次〆切り、引き続き、賛同を募っています。第2次〆切り、
2020年1月31日です。どうぞよろしくお願いします。)
現在、石垣島・宮古島を始め、先島―南西諸島の基地化=軍事化が、急ピッチで進行して
います。
2016年与那国島には、陸自沿岸監視隊が開設、続いて2019年3月宮古島駐屯地、奄美大
島駐屯地・奄美瀬戸内分屯地が開設。また今年3月石垣島では、駐屯地の造成工事が始まり、
さらに種子島―馬毛島では、日米共同基地化の動きが強まっています。
特に、この3月石垣島駐屯地着工、10月宮古島・保良ミサイル弾薬庫着工は、いよいよこ
の地域のミサイル基地建設=琉球弧ミサイル要塞化への、重大な段階がきていることを現し
ています。
しかし、この厳しい局面の中でも石垣島では、多くの人々の住民投票を求める運動とそれ
を拒否する市当局に対する裁判が始まり、宮古島ではミサイル弾薬庫建設を阻む地域住民の
抵抗が連日、工事現場で行われています。
これら先島―南西諸島へのミサイル部隊配備―ミサイル戦場化の動きは、メディアの報道
自粛の中で、全国の市民に事実自体が伝わっていません。そして、政府・自衛隊は、それを
奇貨として、先島・奄美・種子島だけでなく、沖縄島への地対艦ミサイル部隊配備、陸海空
自衛隊の増強を一段と進めています。しかも自衛隊は、2025年までに、現在の南西諸島への
対艦・対空ミサイル部隊配備に加え、「島嶼防衛用高速滑空弾部隊・2個高速滑空弾大隊」
の南西諸島配備も決定しています(2018年防衛計画大綱)。南西諸島を「ミサイル戦争の実
験場」にしようとしているのです。
辺野古新基地の建設と沖縄全島の「日米共同基地化」も、その一環です。昨年暴露された
2012年統合幕僚監部の「動的防衛協力」においては、全沖縄米軍基地の日米共同使用が実際
に計画されていることが明らかになりました。
私たちは、このような辺野古新基地を阻む世論の広がりとともに、現在、凄まじい勢いで
進行する自衛隊の先島―南西諸島配備を阻む、大きな世論が求められていると思います。
2018年『琉球新報』のインタビューで岩屋防衛大臣(当時)は、「南西諸島は日本防衛の
最前線」と言明(2018/11/11)。まさしく政府・自衛隊は、10万人以上の先島住民の犠牲の
上に、再び沖縄―南西諸島を戦場とする「対中国の島嶼戦争=海峡戦争」を構えているので
す。宮古島・保良、石垣島・平得大俣で建設予定の、破壊力の凄まじいミサイル弾薬庫建設
こそ、この住民の命を軽んずる日本軍以来の軍隊の横暴に他なりません(両地域とも住宅地
の約200㍍にミサイル弾薬庫設置)
沖縄は、かつて非武装の島でした。1944年日本軍の沖縄上陸以前、軍事基地はもとより一
兵たりとも軍隊は存在しません。与那国・石垣は、戦後完全に「非武の島」。自衛隊は、今
この地域を「防衛の空白地帯」とし軍事化を進めようとしますが、戦後74年間非武装の島に、
軍隊は必要ありません。
この沖縄(奄美)の再戦場化という凄まじい事態に、私たち「本土」の市民は、自分たち
の生存に関わる問題として捉え、ともにこの地域の軍事化を阻む世論を創りだすべきだと思
います。
どうぞ、先島―南西諸島の人々の平和を求める声に応える、全国の良識ある人々への「非
武装を求める共同声明」へのご賛同をお願い致します。
2019年12月1日
*共同声明発起人(敬称略・アイウエオ順)
蟻塚亮二(精神科医)、石川逸子(詩人)、岩崎眞美子(フリーランスライター)、植松青児(雑
誌編集者)、石原真樹(ジャーナリスト)、大内要三(ジャーナリスト)、大竹秀子(Stand With
Okinawa NYコーディネイター)、川口真由美(シンガーソングライター)、木村紅美(作家)、
栗原佳子(ジャーナリスト)、小西 誠(軍事ジャーナリスト)、坂手洋二(劇作家・演出家)、
坂内宗男(キリスト者政治連盟委員長)、家)、阪上 武(沖縄と千葉を結ぶ会)、佐藤 泉(青
山学院大学教員)、新藤健一(フォトジャーナリスト)、丹下紘希(人間/映像作家)、出口綾
子(編集者)、DELI(松戸市議会議員・ラッパー)、豊島耕一(佐賀大学名誉教授)、富田英司
(「静岡▪沖縄を語る会」共同代表)、辻村千尋(自然保護アナリスト)、永田浩三(ジャーナリ
スト)、中川 敬(ソウル・フラワー・ユニオン)、浜野佐知(映画監督)、平山基生(日本沖
縄から米軍基地をなくす草の根運動共同代表・事務局長)、彦坂諦(無銘作家)、福島みずほ
(参議院議員)、増田都子(元社会科教師)、増田 薫(松戸市議会議員)、森 正孝(戦争をさせない1000人委員会静岡・共同代表)、森口 豁(フリージャーナリスト)、森口ゆうな(高江
の森を守り隊)、よしむらしゅういち(自営業)
*私は「先島―南西諸島の軍事化・要塞化に抗し、同地域の非武装化を求める共同声明」に
賛同します。
(2019年12月31日第1次集約、発起人・賛同人計534人・5団体、敬称略・メール到着順)
安冨 歩(東京大学東洋文化研究所教授)、山田正彦(元農林水産大臣・弁護士)、西谷文和
(ジャーナリスト)、鎌仲ひとみ(映像作家)、中川五郎(フォーク歌手)、武藤一羊(ピー
プルズ・プラン研究所運営委員)、鎌田慧(ルポライター)、乗松聡子(アジア太平洋ジャー
ナル:ジャパンフォーカスエディター)、鈴木裕子(女性史研究)、渡久山 章(琉球大学名
誉教授)、村上陽子(沖縄国際大学教員)、西浜楢和(日本キリスト教団大阪教区常置委員)、
竹内栄美子(明治大学教員)、根本美作子(明治大学教員)、吾郷健二(西南学院大学名誉教
授)、福永正明(大学教員)、柳原孝敦(東京大学教授)、三笘利幸(立命館大学産業社会学
部教員)、寺尾光身(名古屋工業大学名誉教授)、阿部太郎(名古屋学院大学教授)、竹林隆(大
阪全労協事務局長)、落合栄一郎(カナダ9条の会・アメリカの大学の名誉教授)、長谷川澄
(退職マギル大学(カナダ)教員)、川村 肇(獨協大学教員)、村上勝三(東洋大学名誉教
授)、藤山顕一郎(映画監督)、小笠原みどり(ジャーナリスト・オタワ大学特別研究員)、
野平晋作(ピースボート共同代表)、池田恵理子(元NHKディレクター/wam)、山田耕作(京
都大学名誉教授)、百溪英一(免疫病理学研究者)、岡崎正道(岩手大学教授)、趙 博(パ
ギやん、芸人)、港健二郎(映画監督・脚本家)、里見和夫(あらた法律事務所弁護士)、田
中泰雄(弁護士)、毛利正道(すわこ文化村村長)、河野康弘(ジャズピアニスト)、大城豊
次(岐阜県沖縄県人会会長)、太田武二、鳥越ゆり子(詩人・画家)、小笠原三枝子(市民)、
高須賀建郎、乱 鬼龍(川柳人)、北村直子(Papid)、川名真理(沖縄への偏見をあおる放
送をゆるさない市民有志)、安西玲子(岐阜県地下水研究会)、渡辺竜生(美ら海にもやんば
るにも基地はいらない市民の会)、細見 圭(杉並区民)、鈴木博子(保育士・カナダ在住)、
岩渕裕子(一般社団法人いしころえん代表理事)、徳田 満(会社員・ライター)、金田慶子
(自営業)、大洞俊之(立川自衛隊監視テント村)、高橋進之介(ヴィクトリア大学ウェリン
トン)
以下の賛同者は、リンクからご覧下さい。
https://blog.goo.ne.jp/shakai0427/preview20?t=10338598405e0ff0614002b?0.7486174844018061
*引き続き「共同声明」へのご賛同をぜひともお願いします(第2次〆切り2020年1月31日)
*事務連絡先 東京都中野区大和町1-12-10 小西誠気付・090-6000-6952 FAX03-3310-6561 shakai @ mail3.alpha-net.ne.jp
*ご賛同はファクスか、電子メール、郵送でお送り下さい。
●私は「先島―南西諸島の軍事化・要塞化に抗し、同地域の非武装化を求める共同声明」に賛同します。
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