[CML 057966] 「ヒトラーのむすめ」だったらどうなるか 痣と跛と秘密の暮らし

大山千恵子 chieko.oyama @ gmail.com
2020年 2月 27日 (木) 08:33:57 JST


「ヒトラーのむすめ」 <https://bookmeter.com/books/415845> ジャッキー・フレンチ
<https://www.ehonnavi.net/author.asp?n=6069> 鈴木出版

木村京子さんに教えてもらった児童書、おとなが読んでも良いよ。

*きれいな(高級な)人形を持っている顔の部分に痣がある少女。びっこをひいている、ハイジ。*


*ヒトラーの娘というのは秘密。普通の家の子だったら、収容所送りか殺されてるかの少女。*

スクールバスを待つ間の、アンナが語る空想話。少しずつ進んでいく間にマーク少年は考える。お父さんに、先生に質問する。じぶんだったらどうかなと。出版されたのが90年代だからか、その頃の戦争に思いを馳せる展開もあり。

オーストリアでの戦争は、どんどん厳しくなってくる負け戦さ。少女はユダヤ人を匿おうとするけど、うまく進まない。家庭教師は隠したパンを持って逃げていく。

(最後のころ、ソ連兵が子供を殺し女を強姦するのを示唆するのは嫌なかんじ。米国兵だったら良いかって、いわゆる自由主義圏オーストラリア作家だからか。軍隊は人を殺す、民を守らないぞ。)



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大山千恵子
ブログ 「千恵子@詠む...」 毎日更新http://blog.goo.ne.jp/chieko_oyama


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