[CML 057852] 日本政府は本当に謝ったことは一度も無い!?

masuda miyako masuda_miyako1 @ hotmail.com
2020年 2月 12日 (水) 18:02:53 JST


皆様
 こんばんは。増田です。
 あるMLに私の最近の海外旅行中の経験について投稿したところ、作家の彦坂諦(たい)
さんから、有益な指摘があり、それについて考えたこと、また、石橋湛山の論考は皆様にも参考
になるのではないかと思い、送らせていただきます。

 超長文になりますが、ご容赦を!。

 それは、いわゆる観光旅行で、10人参加中9人まで50代~70代までの女性(笑)でした。
その中で、一人の女性と「慰安婦」問題を話す機会があり、「本当に、何度、謝ればいいのかし
ら?」と言われたので「本当に法的責任をとって心から謝罪したら一度で済むと思うけどねぇ…口
先謝罪じゃ、1万回謝罪したって、ホントに謝罪したことにはならないでしょ?」と言ったのですけど…
さて、納得されたかどうか自信はありません。 

 という投稿内容に対し、彦坂さんから
ーーーーーーーーーーーーーーーーー

「慰安婦問題」に関して「何度あやまれば気がすむのでしょう」といったたぐいの発言は、じつは、こ
のいまの日本「国民」の大多数のきもちを代弁しています。

ほんとうは、一度も「あやまって」などいない。

「謝罪」という言葉にかなうのは、ドイツのポーランドに対する大統領・首相の謝罪の言葉のなかに
あった「あれはドイツの犯罪行為でした」といった、過去の歴史的事実を明確に踏まえたものだけで
す。

 日本国の政府は、むかしもいまも、一度だって、このような明確な「謝罪」などしていない。
 
なのに、上記のような発言がごくあたりまえのようになされるのが否定しがたい現実です。政府とマス
コミをあげての宣伝をくつがえしうるまでにわたしたちの行動がおよんでいないからです。
ーーーーーーーーーーーーーー ------
という返信をもらい、ハッとしました。

 本当にそうですよね! あのツアーで会った「慰安婦問題だって、何度、謝ればいいのかしらね?」と言
った女性には、ズバリ、こう言うべきでした「一度も本当には謝罪して無いのよ」と…

 とても、性格の良さそうな品のある方でしたので…72歳と言ってらっしゃったかな…正確な情報を知ら
れたなら、きっと、正確な判断を下せるでしょうに「法的にきちんと謝罪しなくちゃ」という説明では、ちょ
っとダメでしたね…反省…

 去年12月6日の独メルケル首相のアウシュビッツ演説を読んでも、それは明々白々です!!!
 これはYouTubeでは広く視聴されていますが、
https://youtu.be/vVuX99hwYnI

 この演説は、ペーパーにおいて、よく考えながら読みたいなぁ…でも、これを、書き写すのはしんどいなぁ、
誰かネットにあげてくれてないかしら、と検索したら、「デ キリコ」さんという方のブログに文字起こしされ
たものが載っていたのでコピペして印刷し、彦坂さんの言葉を反芻しました。
https://blog.goo.ne.jp/cafe_de_kirico/e/2a226fb7d2dcf2186e779b3caab85fbd

 本当に、ポーランドでのシュタインマイヤー大統領演説と同様、ドイツ政府のキッパリとした「本物の謝
罪、本物の反省」の姿勢が清々しく、羨ましい限りです。

「この地でドイツ人によって繰り広げられた残虐な犯罪、理解の限界を超えた犯罪を前に、私は深い羞
恥の念にかられます。」

「アウシュヴィッツというのは、ですからドイツの、ドイツ人によって運営されていた絶滅収容所です。この事
実を強調することが私にはとても重要です。犯罪を犯した者の名をはっきり口に出すことが大事です。被
害者に対しても私たち自身に対しても、そうする義務が私たちドイツ人にはあります。

 犯罪を思い返し、犯罪者の名をはっきりと口に出し、被害者にその尊厳にふさわしく思いを寄せようと
すること、それは決して終わることのない責任です。この責任は交渉不可能のもので、私たちの国と繋がっ
ていて切り離すことはできません。

 この責任に対する意識を常に新たにしていることが、私たちの国にとっては大切なアイデンティの一部で
あり、誤りを悟り、自由を尊ぶ社会という自己理解、民主主義と法治国家としての自己理解の一部で
す。」

「侵害することのできない人間の尊厳、自由、民主主義と法治国家としての存在、これらの価値はこんな
にも貴重なものであるにもかかわらず、壊れやすいものであることを。だからこそ私たちはこの根本的な価値
を毎日の暮らしの中においても、国家としての行動においても、政治的論議の中においても繰り返し新た
に強固にし、改善し、保護し、守っていかなければなりません。

 これは、ことに今日単なる言い回しではないのです。今こそ、そのことを明確に述べる必要があります。と
いうのは、私たちは憂慮すべき人種差別主義、どんどん跋扈しつつある不寛容さ、ヘイトクライムの波に現
在遭遇しているからです。自由主義的民主主義の基本価値や、特定グループの人たちへの憎悪を煽る危
険な歴史修正主義に遭遇しているからです。」

「私たち一人一人がその責任を負っています。そしてその責任には追悼も含まれます。私たちは決して忘れ
てはならないのです。このことにご破算ということはあり得ません。そしてこのことを相対化することも許されま
せん。」

 全てが、わが日本国の内閣総理大臣への痛烈な批判になっていますよね…あの下劣で卑しい戦後70
年談話「あの戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫、そしてその先の世代の子どもたちに、謝罪を
続ける宿命を背負わせてはなりません。」などと厚顔無恥を曝け出しながら得意になって…

 一度も「本物の謝罪」は、したことが無い「日本国政府」なのに…これで「ご破算」にしよう、欧米帝国
主義の侵略があったからと「相対化」してしまおう、って…

 最近、添付の石橋湛山の「靖国神社廃止の議」(1945年10月13日発行『東洋経済新報』)を
読み返して、つくづく、この人が健康を害することなく首相を続けられていたら、日本の歴史は変わったの
ではないか、と残念な気持ちです。

 未だ日本国憲法の影も形も無い時に「真に無武装の平和日本を実現する」と公言できた人…

 そして「少くも満州事件以来軍官民の指導的責任の位地に居つた者は、其の内心は何うあつたに
しても、重罪人たることを免れない。然るに其等の者が、依然政府の重要の位地を占め或は官民中に
指導者顔して平然たる如き事」が、その重罪人の子や孫たちに何の反省も無く受け継がれて70年が過
ぎ、ついに、最低に無知で無恥な人物が内閣制度発足以来、最長の政権を誇るところまで、落ちぶれ
てしまった、この国…

 徴用工の人たちに対する謝罪もせず、性奴隷被害者への国家犯罪を認めての本物の謝罪もなく、
関東大震災における朝鮮人虐殺への国家責任にも頬被りしたままの、この国…

 あらら…最後は、また愚痴になっちゃいました(笑)…が、諦めずに自分にできる努力を続けましょう!






 












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