[CML 057846] 政権構想探求グループ研究会「望ましい選挙制度とは何か」のご報告
qurbys @ yahoo.co.jp
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2020年 2月 12日 (水) 10:11:19 JST
紅林進です。
私も関わっています「政権構想探究グループ」では、昨年11月24日に創立総会と討論会「政権構想の探究①」を開催し、
12月14日には「利潤分配制の推進を」をテーマに研究会を開催いたしましたが、本年は、2月8日(土)に「選挙制度」
をテーマに、私、紅林が、「望ましい選挙制度は何か?」と題して報告させていただきました。
その報告要旨をお送りさせていただきます
政権構想探求グループ(SGVA)
事務局長 紅林
進(くればやし・すすむ)
gkurbys @ yahoo.co.jp
(以下、2/8(土)政権構想探求グループ研究会「望ましい選挙制度とは何か」の報告要旨)
政権構想探求グループの研究会を2月8日(土)に文京区民センターで開催しました。紅林進当グループ事務局長が「望ましい選挙制度とは何か」と題して報告し、司会は村岡到当グループ代表(季刊『フラタナティー』編集長)。参加者は14名でした。
議会制民主主義において、選挙制度は重要であり、そこでは民意を正しく反映させることが必要になるが、小選挙区制は、得票率と議席獲得率に大きな乖離をもたらし、少数派、少数意見を切り捨てる、大量の死票を生むなど問題である。
報告者は得票率を正しく議席に反映する比例代表制が望ましい
が、先ずはドイツ型の小選挙区比例代表併用制に変えることが現実的ではないかと述べた。
また公職選挙法の過度な選挙運動規制も改める必要がある。選挙運動は、主権者たる有権者の権理であり、基本的には自由にすべき。配布物の規制や戸別訪問の禁止も廃止すべき。また立候補にあたって必要とされる世界一高額の選挙供託金も廃止すべき。
民意をきちんと反映する、民主的な選挙制度にしてゆくことは「政権構想」にとっても重要な柱になるべきであり、その議論を避けるべきではない。
後半は質疑応答や議論が活発に行われた。
<参考文献>
紅林進編、宇都宮健児・紅林進・田中久雄・西川伸一著
『変えよう!選挙制度──小選挙区制廃止、立候補権・選挙運動権を』
(
ブックレット・ロゴスNo.14)ロゴス、800円+税
http://logos-ui.org/booklet/booklet-14.html
選挙制度のあり方について多面的に明らかにする
季刊『フラタナティー』第15号:2019年8月
特集:政権構想を探求する①
村岡到「<政権構想>と<閣外協力>の重要性」
ロゴス、600円+税
http://logos-ui.org/fraternity.html
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(以下は、次回討論会のご案内)
4/19(日)討論会 政権構想の探求②(テーマ:税制)
日時:4月19日(日)午後1時
会場:文京シビックセンター会議室3A
(地下鉄後楽園駅、春日駅下車)
アクセス https://www.city.bunkyo.lg.jp/shisetsu/civiccenter/civic.html
報告:岡田俊明(東京税財政研究センター 理事長)
「公平な税制はどうあるべきか」
副報告:村岡 到(季刊『フラタニティ』編集長)
「高額消費直納税の提案」
司
会:佐藤和之(佼成学園高校教師)
資料代:700円
主催:政権構想探究グループ(FAX 03 5840
8544)
税制は日常生活に密接に関係する大きな問題なのですが、
これまで市民活動の中でも重視されることはありませんでした。
しかし、一国の経済システムがどうなっているのかを見定める
ためにも不可欠な要点です。
公平な税制はどうあるべきか、について真正面から明らかに
することが必要です。「99%のための経済政策フォーラム」で
公正な税制について提案している岡田俊明さんから学ぶことに
しました。主催者からも消費税の問題点をサブ報告します。
新しい政権を目指すためにはその政権構想の一環として税制
を欠かすことはできません。みんなで考えましょう。
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