[CML 057826] 「ジェットマン」ベルクで映画みるんだよ 24日は荒木太郎と

大山千恵子 chieko.oyama @ gmail.com
2020年 2月 9日 (日) 08:30:30 JST


*気になる監督なので、いくにゃん。*

*新宿駅東口2分のベルク店長フェイスブック
<https://www.facebook.com/photo.php?fbid=2687761307969450&set=a.1024997180912546&type=3&theater>より転載。--------*
今月の24日、月曜日(祝日)、ベルク店内で*荒木太郎監*
<https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8D%92%E6%9C%A8%E5%A4%AA%E9%83%8E>*督*
<https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8D%92%E6%9C%A8%E5%A4%AA%E9%83%8E>
の新作がご覧になれます!!荒木監督はピンク映画4大巨匠の一人(詳しくはwikiで)!!数々の賞も受賞されています。

ピンクと聞いてひく人がいるかも知れませんが、日本映画においてどれだけ重要な位置にあるかご存知ですか?名画
とされる日本映画にはピンクもかなりの割合で含まれます。低予算、短期間で撮影しなければならず、濡れ場シーン
も何分に1回か挿入しなければなりませんが、それさえクリアすればあとは大体何を撮っても自由なので、野心的実
験的な作品が意外にあるのです。日本を代表する映画監督にピンク出身の方が多いのは、ピンクが未知の才能を開花させやすい場でもあるからでしょう。

荒木さんもなかなかユニークな作風の監督です。ベルクが映画の舞台に使われたのは、今のところ荒木作品だけ。目
の付け所が違います笑。濡れ場ではないですけどね。ベルクスタッフ役の愛田
<https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%84%9B%E7%94%B0%E5%A5%88%E3%80%85>奈々
<https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%84%9B%E7%94%B0%E5%A5%88%E3%80%85>
さんのエプロン姿に感激しました。

ところで荒木監督、今は干された状態になっています。新作が上映されなくなってしまったのです。右翼の妨害と映
画館の自主規制により。発端になったのは、監督自ら主演を務めた*『ハレンチ君主、いんびな休日』*
<https://mukasieiga.exblog.jp/27551194/>という映画です。監督が演じる「君主」がどこか昭和天皇を思わせるとい
う理由で、土壇場で上映が延期されたのです。映倫の審査も普通に通っているのに。丁度2年前の今頃です。

という訳で、私もその映画は見ていないので何とも言えませんが(確かに監督、昭和天皇に似ていないこともない。
狙った所もあるとは思います)、話を聞く限り「反天皇制」映画ではなさそうです。監督によれば『ローマの休日』
のリメイクだそうですが(過去の数々の名画をピンクにリメイクするのが監督の売りです)。ピンク映画が天皇を扱
っているという噂を雑誌「新潮」が聞きつけ、作品を見てもいないのに偏見だけで「下品」「不敬」と決めつけ、(
監督によれば)制作過程を含め事実無根なことを書いて、それが元で右翼が騒いで、上映中止になりました。

この事件、意外と問題になっていませんが、表現に対する弾圧と言えないでしょうか?上映中止は映画館の自主規制
ですが、雑誌のデマと右翼の妨害がなければ作品そのものを世に問えたのです。

さて今回ベルクで公開される監督の新作は、ピンクではありません。出演は監督のご家族のみ。2人の快活なお子さ
んがいらっしゃいます。夫人は何とスクリーンの横で弁士も務められます。上映時間は19分。未見ですが、映画の
原点に戻って再出発という意気込みが手描きの絵のポスターからも熱く感じられます。タイトルは*『ジェットマン』*
!!ヒーローものでしょうか?お昼の3時から。美味しいビールやドック片手にぜひ!!



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大山千恵子
ブログ 「千恵子@詠む...」 毎日更新http://blog.goo.ne.jp/chieko_oyama


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