[CML 057303] 「もう逃げない」と 林眞須美さん長男本

大山千恵子 chieko.oyama @ gmail.com
2019年 11月 27日 (水) 21:31:48 JST


*クリエイティブ・コモンズ
<http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%96%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%82%BA>にて、転載。*

*救援連絡センター
<http://www.toben.or.jp/message/libra/pdf/2007_6/p14_15.pdf>発行「救援」紙の、2面の連載コラムより*

*「もう逃げない」と   **林眞須美さん長男本*

心妹の林眞須美死刑囚。もう二十年以上も獄に囚われたままだ。

過酷な取り調べにも自白しなかった。だって、やってないんだもん。だから反省もするわけがない。改悛の情があったら、おかしいよ。屑マスコミが毒婦扱いするのに腹が立つ。

ああ、夫に毒を盛ったとされてるけど当の健治さん自身が「違う、自分で飲んだ」と言っている。その彼ももう七十歳超えの車椅子生活。なかなか発言するのも困難らしい。

そこで、この四月から32歳の長男の登壇。*ツイッターでは「和歌山カレー事件 長男」
<https://twitter.com/wakayamacurry>*
と名乗って発信している。説明書きに「母親との交流、記事、資料等を日々お伝えしていきます。背景画像は戸籍謄本になります。辛辣な意見、誹謗中傷含め様々なご意見をお聞かせ下さい」とある。写真は、七五三のときの可愛い晴れ姿。

七月にはビジネス社から単行本がでた。*「もう逃げない」*だってさ。姉妹たちは家庭を持っているだろうし、彼が伝達者の決意を持ったのだろう。

五章に分かれた本書は、家族の辿った様々な暮らしを描いている。どうしても気になるのは、いじめだ。

×学園では、暴行されて前歯が折れる。でも、コケたと嘘をつくんだ。職員に助けを求めて無視されたら、もっと絶望するからだって。悲しすぎるよ。

首を締められて気絶して、頭から道路に倒れたときも「自分でコケた」と言ったと。

姉は施設職員の恐ろしさを伝えてきたと。「先生は生徒に殴る蹴る、言うこと聞かんかったら食事抜き」、これが実態なんだろう。

母は薬の飲みすぎ。監獄はおとなしくさせるために睡眠薬は、すぐくれるんだと。頭痛薬や風邪薬はなかなか許可されないのに、おかしいよね。

高校生の時、バスケットボール部のキャプテンとなった。すると、相手チームから「死刑囚の子供」とヤジを飛ばされる。

高三の六月に父が滋賀刑務所から出所したら、大勢のマスコミが追いかけてくる。校長から「来なくてよい」と言われる。なんとも凄まじい国だ。ここは。

施設ではカースト最下位だから、保育士からの性暴力を数年間に亙って受ける。ついつい、びっくりしたとこを列記してしまったけど、気になるひとは是非、手にとってほしい。

勇気ある本。眞須美さんは、どんなに喜んでいることだろう。

 「*もう逃げない*。~*いままで黙っていた*「*家族*」*のこと*」
<https://news.nicovideo.jp/watch/nw6088808>   林眞須美死刑囚長男
<https://twitter.com/wakayamacurry> ビジネス社
<http://www.business-sha.co.jp/2019/07/%E6%9E%97%E7%9C%9E%E9%A0%88%E7%BE%8E%E6%AD%BB%E5%88%91%E5%9B%9A%E9%95%B7%E7%94%B7%E6%96%B0%E5%88%8A%E3%80%8E%E3%82%82%E3%81%86%E9%80%83%E3%81%92%E3%81%AA%E3%81%84%E3%80%82%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%BE/>

眞須美さん林家の長男ツイッター 「もう逃げない」と手記を出版
<https://blog.goo.ne.jp/chieko_oyama/e/a182a277616ecdb495b181d00767c08c>


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大山千恵子
ブログ 「千恵子@詠む...」 毎日更新http://blog.goo.ne.jp/chieko_oyama


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