[CML 057245] [NNk](大阪/東京)ノーニュークス・アジアフォーラムin台湾 報告会のおしらせ

M.Shimakawa mshmkw @ tama.or.jp
2019年 11月 20日 (水) 19:08:07 JST


                                                  [TO: CML, keystone, rml]
 * @は at に変えてあります。

                  (from [No Nukes Asia Forum Japan ML] 改行位置等若干変更)
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 Date: Thu, 31 Oct 2019 15:06:55 +0900
 Subject: [nonuke 22219] 「ノーニュークス・アジアフォーラム in 台湾」報告会のおしらせ


「ノーニュークス・アジアフォーラム in 台湾」報告会のおしらせ
(重複ご容赦、拡散歓迎)

■大阪 11月29日(金)18:30〜20:30
報告:吉野太郎、宇野田陽子、とーち、吉井美知子 
・総合生涯学習センター第2研修室(大阪駅前第2ビル)
 ★同時開催「台湾脱原発ポスター展」(大パネル20枚)
チラシ表
http://nonukesasiaforum.org/japan/wp-content/uploads/2019/10/191129a.jpeg
チラシ裏
http://nonukesasiaforum.org/japan/wp-content/uploads/2019/10/191129b-1.jpg
(関西でチラシを広めてもらえる方、連絡ください。
10枚でも100枚でも送ります→ sdaisuke @ rice.ocn.ne.jp)

■東京 12月14日(土)14:00〜16:30 「アジア初の脱原発に向かっている台湾」
報告:佐藤大介、後藤政志 
・「スペースたんぽぽ」(水道橋ダイナミックビル4F)
チラシ表
http://nonukesasiaforum.org/japan/wp-content/uploads/2019/10/1214a.pdf
チラシ裏
http://nonukesasiaforum.org/japan/wp-content/uploads/2019/10/1214b.pdf
(関東でチラシを広めてもらえる方、連絡ください。
10枚でも100枚でも送ります→ sdaisuke @ rice.ocn.ne.jp)

●来年1月11日の総統選挙・立法委員選挙を前にした台湾で、ノーニュークス・アジ
アフォーラムが開催された。11か国が参加し、国際会議のほか、副総統(副大統領)
との面会、第一、二、三、四原発の現地へ。 

第一原発1号機は昨年12月に、2号機は今年7月に40年の寿命を迎えた。廃炉が決定し
ている。日立・東芝が原子炉を輸出した第四原発の建設は2014年に凍結。

2017年、民進党政権は民衆の声にこたえ、脱原発政策(2025年までに原発ゼロ)を決
定した。しかし国民党をはじめとする原発推進派は、18年の国民投票で「2025年まで
に」を覆してしまった。韓國瑜(国民党の総統選候補)は第四原発を再開すると明言
している。

推進派とのせめぎ合いのなか、アジア初の脱原発に向かって奮闘努力している台湾の
状況を報告します。

●「NNAF in 台湾」参加者より

「台湾第四原発は、私が東芝で設計に従事していた柏崎刈羽6号機と同型のABWR(改
良沸騰水型)です。ABWRは最新の原発と言われますが、熱出力当たりの格納容器の容
積が小さく、安全性が懸念されていた原発です。第四原発の門の前で、ノーニューク
ス・アジアフォーラムに参加された皆さんと、横断幕を広げてシュプレヒコールをし
たことは万感の思いでした。また、第四原発の建設に反対して長い間たたかってこら
れた台湾の人たちと交流できたことは大きな成果でした」(後藤政志)

「台湾は脱原発を宣言、実行中であり、その中で住民運動が果たしてきたことを実感
できました。見習うべき点が実に多いと感じました」(伊藤延由)

「台湾の脱原発政策を確立させてきた運動の歴史に感銘を受ける日々でした。とはい
え、今の若い人々に重苦しい雰囲気はなく、発表者にも女性の姿が多く、そして誰も
が和気あいあいと楽しそうで、そのマインドが広く着実に受け継がれていることを実
感し、台湾の脱原発運動の強さを見た思いがします」(白井聡子)

「脱原発は、まさに原発推進派、核推進派との長い闘争過程であることを学びまし
た」(青木一政)

「スピードの違いはあるものの、アジア各国でもエネルギー転換は確実に起きてい
る。今回のNo Nukes Asia Forumに参加していた人々は、一見、温和な感じがする人
が多かった。ただ、その温和な顔の裏側には、それこそ多くの『血と汗と涙』が隠さ
れているようにも思った」(明日香壽川)

「現在の素晴らしい台湾は、多くの台湾人が長年の苦難を乗り越えてきた歴史の上に
築かれていることを是非知ってほしい」(渡田正弘)

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●陳建仁副総統 あいさつ  2019.9.23 台湾総統府にて

みなさま、おはようございます! 皆様とお会いできて、本当にうれしく思います。
第19回NNAFが台湾で開催されたことは、大変に光栄なことです。それは、海外の友人
たちが非核国家をめざしている私たちの努力を認めて下さったからだと考えるからで
す。台湾へようこそいらっしゃいました。皆様を心から歓迎いたします。

1993年に設立されて以来ノーニュークス・アジアフォーラム(NNAF)は、核も原発も
ない未来の世界を実現するために、相互に学び合い励まし合いながら、関係性を醸成
し、情報交換を行ない、共同行動を行なうことに尽力してきました。台湾環境保護連
盟は、核も原発もない台湾を実現するため長年にわたって献身的に活動してきたこと
で広く知られています。連盟がNNAFのホスト国として名乗りを上げてくれたこの機会
に、経験を分かち合うために台湾までお越しくださった各国からの参加者のみなさん
に、私からお礼を述べさせていただきたいと思います。

当初から、この政権は非核政策を堅持してきました。2002年にさかのぼりますが、台
湾は環境基本法を通過させ、非核家園(核も原発もない台湾)が私たちの目標である
ことを明示しました。

蔡英文が2016年に総統に就任した後、政府はエネルギー部門を改革するための政策に
着手し、積極的に再生可能エネルギーを推進してきました。その政策は、現存する原
発は運転期間が経過したら廃炉にすることをめざしており、それによって2025年には
非核家園というゴールを実現するというものです。

もちろん、非核家園に続く道の途上では、異を唱える声が常にあがることでしょう。
昨年は、国民投票16番が通過し、その国民投票の結果に基づいて、「2025年までに原
発の運転を全て停止する」という電気事業法の条文を削除しました。

しかし台湾は小さくて人口稠密な国であり、放射性廃棄物を処分する場所もありませ
ん。ですから持続可能な開発を確かなものとするため、そして台湾市民の命と財産を
守るため、私たちはさらに前進することを決意し、非核家園を実現するためこれまで
通り邁進していきます。

ノーニュークス・アジアフォーラムは、非核政策を推進するため、日本、韓国、フィ
リピン、ベトナム、インド、トルコ、モンゴル、オーストラリア、アメリカ、中国が
参加しています。私たちも非核家園を長年にわたり自分たちの目標としてきましたの
で、第19回NNAFが台湾で開催されたことには、とりわけ大きな意味があるのです。

ここで、私は改めて、台湾が非核家園となるために努力していくことを申し上げま
す。フォーラムに参加した各国代表者の交流が、エネルギー産業の改革と非核アジア
を実現するためにさらなる可能性を発見するよう願っております。

もう一度、言わせてください。みなさん、台湾へようこそいらっしゃいました。
ありがとうございました!

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★ノーニュークス・アジアフォーラム通信160号(10月20日発行、B5-28p)もくじ

・2019 NNAF 非核亞洲論壇 議程
・第19回ノーニュークス・アジアフォーラム in 台湾 ダイジェスト
(片岡遼平、吉野太郎、白井聡子、渡田正弘、大野恭子)
http://nonukesasiaforum.org/japan/archives/1728
・陳建仁副総統 あいさつ
・ノーニュークス・アジアフォーラム2019 in台湾 共同声明
・NNAF in 台湾 に参加して
(青木一政、明日香壽川、伊藤延由、宇野田陽子、大野恭子、片岡遼平、後藤政志、
佐藤大介、里見喜生、白井聡子、とーち、トニー・ボーイズ、吉井美知子、吉野太
郎、渡田正弘)
・東電刑事裁判の「判決」に思う (武藤類子)
・隠される原発事故被害と「見える化」プロジェクト (満田夏花)
・関電の原発マネー還流事件を徹底究明し、原子力からの撤退を求める集会決議
・その後のシノップ (小川晃弘)

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