[CML 055183] 黒人と白人バディ南部旅 60年代「グリーンブック」
大山千恵子
chieko.oyama at gmail.com
2019年 3月 4日 (月) 21:39:50 JST
映画「グリーンブック」 <https://gaga.ne.jp/greenbook/>
原題の意味は、1930年代から1960年代に黒人が泊まれる宿などを紹介した切実なガイドブック。
1962年、天才ピアニストが南部を回る旅をしたときの、白人運転手との実話を元にした作品。
カーネギーホールの上に住んでいる、博士号を3つ持ち、数カ国語を話すインテリ黒人。王様みたいなかんじ。インド人執事もいるし。
かたやキャバレーの用心棒をしてた白人。イタリア移民でブロンクス育ちの野卑な大食い男。ヴィゴ・モーテンセンが強撃の演技。スウェーデン系なのに、還暦なのに20kg増量して、びっくりんりん(寿命を縮めたよね、らぶヴィゴ!早死しないでね)。
ぜんぜん違う二人が、バディを組むようになる映画。すごく感動、とても嬉しい。
大統領のまえでも何度か演奏しているほどに成功している黒人音楽家が、なぜ1/3のギャラ。屈辱を受ける南部に演奏しに行ったかの謎が解ける。
なんせ*黒人が夜に外にいるだけで逮捕されるんだもんね。*そんなとこ、よく行ったよえ。芸術家の前衛性を感じる。
白人が安心する範疇の黒人が主人公という批判があるが、そういうのを超越しているぞ。
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大山千恵子
ブログ 「千恵子@詠む...」 毎日更新http://blog.goo.ne.jp/chieko_oyama
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