[CML 055169] 物流の危機は終わらず如何にせん首藤若菜と 岩波新書

大山千恵子 chieko.oyama at gmail.com
2019年 3月 3日 (日) 08:54:27 JST


「物流危機は終わらない  暮らしを支える労働のゆくえ」 <https://bookmeter.com/books/13351908> 首藤若菜
<https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A6%96%E8%97%A4%E8%8B%A5%E8%8F%9C> 岩波新書

即日配達、無料配達。おかしいだろの中身の分析。

宅配運転手にしても、トラックドライバーにしても過酷な労働。見えない労働なんだなあ。ブラジルみたいな大ストライキないし。

--------- 目次 ----------

*第1章 宅配が止まる? ――ヤマト・ショックから考える*
1 ヤマト運輸の「サービス残業」問題
2 「即日配達」と「送料無料」――ネット通販以後
3 「お客様のために」――形骸化していったルール
4 社会を維持するコスト

*第2章 休めない,支払われない,守られない――トラックドライバーの現実*
1 物流の九割を占める日本経済の黒衣
2 ドライバーを取り囲む法制度の「抜け穴」

*第3章 悩む物流――なぜこんなに安く荷物が届くのか*
1 激化する業界競争
2 賃金の低下と成果主義の強化
3 物流二法は何をもたらしたか

*第4章 経済のインフラを維持できるか――持続可能性の危機*
1 危機の解決策はあるのか
2 深刻化した人手不足
3 「適正な料金」に向けて
4 運賃が先か,賃金が先か
5 荷主を巻き込む

*第5章 物流危機が問いかけるもの*
1 「適正」な企業が淘汰され,「不適正」な企業がはびこる
2 「高い質を安い価格で」の限界
3 ルールづくりの重要性




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大山千恵子
ブログ 「千恵子@詠む...」 毎日更新http://blog.goo.ne.jp/chieko_oyama


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