[CML 055968] 資料紹介 小暮泰用復命書
小林 久公
q-ko at sea.plala.or.jp
2019年 6月 3日 (月) 20:24:03 JST
札幌の小林です
朝鮮での強制動員の実態を赤裸々に報告している小暮泰用復命書がアジ歴で公開され
ていましたのでお知らせします。
この文書は、「戦時期植民地統治資料」第7巻 水野直樹編(柏書房 1998年)に収
録されているとのことです。
ファイヤーストレージでお送りします。6月20日まで有効です。
小暮泰用復命書及意見集の1 B02031286700.pdf
- ダウンロードURL -
http://firestorage.jp/download/767ec15e7cc9ebb2e95cb6a295faf4041e683aaf
件名標題(日本語)復命書及意見集/1 復命書及意見集の1
所蔵 * 外務省外交史料館
アジ歴 レファレンスコード B02031286700
所蔵館における請求番号
A-5-0-0-1_1_002(所蔵館:外務省外交史料館)
作成者名称(日本語)嘱託 小暮泰用
資料作成年月日 昭和19年7月31日(1944/07/31)
画像数 31 枚
組織歴/履歴(日本語)
内務省
この文書には以下のような内容が記載されていいるとのことです。
*支那事変が始まって以来大陸前進兵站基地として重要性が高まっている
*朝鮮労務者の内地移住は単に労力問題に止らず内鮮一体という見地からして大きな
政治問題とも見られる
*戦争に勝つためには・・・国家の至上命令のよって無理にでも内地に送り出さなけ
ればならない
*しからば無理を押して内地へ送出された朝鮮人労務者の残留家庭の実情は如何であ
ろうか。
一言をもって言うならば、実に惨憺目に余るものがあるといっても過言ではない
*朝鮮人労務者の内地送出の実情にあたっての人質的掠奪的拉致等が
朝鮮民情に及ぼす悪影響もさることながら送出即ち彼等の家計収入の停止を意味す
る場合が極めて多い。
*(徴用だけでなく) 他のいかなる方式によるも出動は全く拉致同様な状況である。
それはもし事前にこれを知らせれば皆逃亡するからである。
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小林 久公
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