[CML 056361] 「れいわ旋風」現象についての分析の試み

maeda at zokei.ac.jp maeda at zokei.ac.jp
2019年 7月 22日 (月) 20:52:24 JST


まっぺんさん

なるほど。

れいわにはあまり関心のなかった私ですが、まっぺんさんの分析、大筋で同感で
す。

無風選挙では自公が圧勝してきたので、野党は風頼みという面がありました。

今回はマスコミが無風選挙作りに協力したので、

自分で風を起こそうとしたれいわが目立ったのですね。

選挙に関心のない「主権者」の現状が問題ですが。

風を起こし、山を動かす選挙戦略が必要です。

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前田 朗
192-0992
東京都八王子市宇津貫町1556
東京造形大学
042-637-8872
E-mail:maeda at zokei.ac.jp
Akira MAEDA
Tokyo Zokei University
1556  Utsunuki-machi Hachioji-city 
Tokyo 192-0992 Japan
********************


----- Original Message -----
> 【引用・転載自由】
> まっぺんです。今回の「れいわ旋風」とも言える動き、その開票結果について
考 
> えてみます。
> 
> ⬛️ れいわが獲得した成果
> れいわ新選組の得票数が出ました。開票率99%で228万票!山本太郎が99万票、
こ 
> れは個人としては最高票数です。次が蓮池さんで2万票、 大西さんもほぼ同じ。
 
> 素晴らしい成果です。なぜこのようなことになったのか、山本太郎の戦略の巧
み 
> さ、捨て身の戦い方のいさぎよさについては ここでは述べません。それより
も 
> 全体を通して大きく変動した要素があります。
> 
> ⬛️ 自民党は敗北した
> 今回の選挙には、今までと大きく違う特徴があります。それは「投票率が下が
っ 
> ているのに自民党が後退し、野党が前進した」事です。自民党は 66議席から
57 
> 議席へと議席数を大幅に減少させました。マスコミはこれをあまり大きく取り
上 
> げていない。というよりも、この自民党のダメー ジを隠そうとしているかの
よ 
> うに思える。焦点は確かに改憲への道を拓く「3分の2議席のゆくえ」ですが、
 
> 自民党はそれを単独ではできず、過半 数にも及ばなかった。それどころか9
議 
> 席も減らした。ここにもっと注目するべきでしょう。
> 
> ⬛️ 組織票と浮動票
> そして自民党が後退した理由にも注目するべきです。今まで投票率が下がれば
野 
> 党が負けていました。なぜか。それは組織票を持つ党が有利に なるからです。
 
> だから浮動票を拡大させなければ勝てない。山本太郎の戦略もそこにありまし 
> た。ワクワクするような「面白い選挙」を演出 し、注目させ、それによって
今 
> まで政治に失望していた人たちにも「もしかして・・・」という希望を与え、
そ 
> の人たちを投票所に連れて行こ う、というのが山本太郎の戦略でした。この
戦 
> 略は成功したかに見えました。
> 
> ⬛️ 組織票が減少した
> ところが蓋を開けてみると、投票率は下がってしまった。50%にも達しなか
っ 
> た。しかし、それなのに驚くべきことが起こったのです。全体 の投票率が下 
> がったのに、自民党が9議席も失ったのです。そしてれいわが躍進し、立憲民
主 
> 党も躍進した。こんなことは今までならあり得な い。そsの「あり得ない」こ
と 
> が起こった! 考えられることは一つです。これはつまり自民党の組織票が減
少 
> しているのです。しかも組織票 が減ったばかりではなく浮動票が拡大してい
る 
> のです。組織票の現象は公明党にもみられます。そしてどこにも縛られない自
由 
> な立場から、自 分の意志で投票する人が増えたことが、今回の事態を招いた
の 
> だと考えられます。
> 
> ⬛️ 自由な個人の時代
> 組織票、つまり同じ思想や、同じ宗教、あるいは今まで人間関係のしがらみの
中 
> で投票していた人たちも、流石に安倍政治のウソ・ハッタリに うんざりした
の 
> でしょう。だから組織票が大幅に減少した。支持者たちをただの集票の道具に
し 
> か思わず、ウソでもデタラメでも何をやっても 大丈夫だと、そこにあぐらを
か 
> いていた自民党が没落することになったのだと思われます。そしてその投票率
の 
> 減少に隠れていますが、実は浮 動票が伸びていたのだと考えてもいいと思い
ま 
> す。さあ!自由な精神を持つ個人が自分で政治を決める時代の幕開けです。ポ 
> ピュリストの時代 が始まります。我々が主導権を握り、新しい政治を作って
行 
> きましょう!
> 
> ⬛️ 衆議院選挙こそが主戦場
> これは一時的現象なのでしょうか? いいえ。この勢いは止まらないと私は考
え 
> ます。山本太郎は次の衆議院選挙では100人規模の候補者を 立てると息巻いて
い 
> ます。それは一人「れいわだけ」ではなく、実は与野党の力関係を逆転させる
に 
> 十分な要素を内包していると私は思いま す。この傾向はさらに拡大するでし
ょ 
> う。自民党から人々は離れて行き、自分の意志で投票する人々が増大する。ほ
ん 
> とうの民主政治が始まり ます。今回の選挙はその予兆です。今後に期待しま 
> しょう。今後に希望を持って突き進んで行きましょう!
> 
> 
> 


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