[CML 056291] テント日誌 2019年7月11日(木) 経産省前テントひろば1807日目後 1053日目  +  「淵上太郎さん、正清太一さんを偲ぶ集い」(7月27日)案内

木村雅英 kimura-m at ba2.so-net.ne.jp
2019年 7月 13日 (土) 20:28:50 JST


(転送します。重複送信をお許し願います。
経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の大嘘つき! その120
「国民」とかけ離れた委員を集めて原発を終わらせない資源エネルギー庁
~総合資源エネルギー調査会基本政策分科会が明らかにする愚かなエネルギー政策策定~
と 
「淵上太郎さん、正清太一さんを偲ぶ集い」(7月27日)案内
を添えています。)


テント日誌7月11日(木)版
経産省前テントひろば1807日後

原発推進は自己絶対化だ、病んでいるならやめるべき 7月6日(土) 
新橋についたときに僅かだけ降っていた小雨は止んだが霞が関の空はセメント色。青空を見たのはいつだったか全然思い出せない。でも雲の上には青空がある。
〇原発を推進するということ。それは自己の絶対化。病んでいるなら原発はやめるべき。
 嫌がる相手に価値観を強制する。その価値観は絶対であり正義。「聞く耳をもつ能力」などない。正しいと主張するだけで責任を取るとは言わないこと。都合の悪いことには当事者として関わらないこと。それが一番の問題だ。
(O・O)

参院選挙は序盤だけれど 7月7日(日)
 7月4日に告示された参院選挙は序盤ではあるけれど土・日と盛り上がつているのか(?) ここ経産省前への通路になる某所で宣伝車を見かけたが、盛り上がっているよういには見えなかった。参院選挙は全国区の投票などもあって、盛り上がりにくいところもあるのだが、メデイアなども盛り上げ(?)に意をかけているようにも見えない。盛り上がらないことは体制派、つまりは与党に有利になるという目算か。経産省前は静かなもので、右翼の街宣車もすくない。
争点の中心は年金問題と言われているが、争点になっていないように思う。年金問題は老後の暮らしの問題だが、予想外の速さで進む高齢化社会での経済を方向づけるものが提示されていないからである。現在の暮らしが直面する不安や矛盾についての解決策も提起されていない状況なのだから、つけ刃的な年金対策など、どうにもならないということだと思う。本当は消費増税についての対応をメインの争点にすべきだと思う。
消費税が5%から8%になったことが、どのように暮らしを圧迫してきたのか、買い物をやっている人はすぐにわかることだ。消費増税に反対すべきことは、暮らしの現状を考えれば明瞭であり、この点をもっと争点にすべきだと思う。老齢化が進む社会の矛盾の一つとして、最近は高齢者の交通事故が目立ってきているが、これだって有効な対応策は出ていない。老後の暮らしの不安な状態を年金も含めて、どのように解消していけるのか、今の政治に誰も期待などしていないし、期待のだける状態ではないことを知っていると言えようか。
 盛り上がりを欠いた選挙状況のせいか、ここ経産省前も静かである。僕は今回の選挙で安倍の提起した改憲案(中心は憲法9条に自衛隊を明記する案)に注目してきたのだが、安倍はそれを提起していた段階の案(2020年に改憲された憲法の施行)から後退した。安倍とその周辺を除けば憲法改正の意欲もうすく、憲法問題の争点化を避けたいのだろう。安倍にとって改憲は「戦争のできる国」への総仕上げであり、彼はそれを自己の政治の最大の目標にしていることを忘れるべきではない。
僕らは安倍の参院選挙の目標が改憲発議の可能な三分の二以上の改憲勢力の確保にあることから目を離さず、改憲に反対(安倍政権下での改憲に反対を最低限の線にしてもいい)の部分の当選、その意味では野党の当選を増やすことを心掛けるしかない。安倍の改憲を一番の中心点とし、それに対抗することを軸に据えて選挙のことを考え、見続けて行くことを変えてはならないし、ここが今回の参院選挙の中心課題であることは揺るがせてはならない。
中近東の緊張状態、ホームズ海峡の動きが伝わってきている。自衛隊の海外派兵、つまりは安保法制による集団的自衛権の行使が現実化するかもしれない。安保法制の時にホームズ海峡への軍隊の派遣などは考えられないと公言していたのが政府筋だが、こんなことは真用できない。僕らはこの動きに注目し、自衛隊の海外派兵に対し、反対する闘いの準備を始めるべきといえようか、選挙がおわれば、これは一挙にでてくるだろう。(三上治)

裁判の傍聴誤寄られる人などが多いのだが  7月8日(月)
 今日の天気予報は曇りで午後には晴れ間も見られると言っていたが雨があるかもしれないと思い、大きなパラソルを二本持って経産省前に向かった。経産省前に着くと生暖かい空気が顔にまとわりついてきて気持ちが悪かった。座り込み準備そのものは風も強くなかったのでスムーズに終えることができた。
 準備を終えてテントひろばの携帯をチェックしたら点滅していたので相手方に掛けたら、Hさんから電話を貰ったので今偲ぶ集いのお金を振り込んだ、1年前に引っ越ししたので宛先不明で案内状が帰ってしまった、振り込みが着いたら案内状を送って欲しいとのこと。御礼を述べてすぐHさんにその事をメールした。一時間程してHさんがテントひろばに来られた。なんと電話してこられた人の封書を持っているではないか❗選挙応援依頼のために送られてきたものだとのこと。早速、案内状が入った封書があったので新住所を書いてくれました。
 今日のテントひろばは裁判傍聴・院内集会等はなかったようで訪れてくれる人はなく、国会前座り込みを終えたレジェンド・Sさん御一行が4時半過ぎに来られただけであった。最後に。常連のOさんが住まいの配管工事、そのあとのお連れ合いの入院が予定されているので1ヶ月ほど来られない、偲ぶ集いには出られないので、と言って大金をカンパしてくれました。来週から確実に来られる人は二人になりました。誰か応援宜しくお願いします。(保)

それを言ってはお終いなのだけれど 7月9日(火)
今朝は出掛けるのが遅れてしまい、事務所に連絡して現場に直行する。今日は、いつものメンバーの殆どが所用のため来られず、二人で座り込んでいると、通りかかった同年配の男性から話しかけられる。その男性、原発廃止が少しも今回の参議院選挙の争点になっていないこと、世論調査でも関心が薄れていることなどから、日本人はもう一度、原発事故がないとその危険性に気づかないのでは、などと話す。一緒に座っていたYさんは、その主張に対し「それを言ってはお終まい」と反発するが、大きな問題であることは確か。
 その後には男性、女性がそれぞれ立ち止まって、お札のカンパを頂きました(感謝)。昼過ぎてから、地裁でのあらかぶ裁判を傍聴するという女性、裁判終了後に議員会館での報告集会へ参加するという女性がそれぞれ短時間ではあったが、一緒に座り込んでくださった。夕方、入院した知人を近くの病院に見舞ったあと、7・27渕上、正清偲ぶ集いの実行委員会に参加した。(O・E)

関西生コン労組への弾圧はいろいろとある 7月10日(火)
経産省前で座り込みのセッティングが終わった頃、乱さんが足早に通り過ぎた。今日は関ナマの裁判と抗議行動があるのでと言って、それに向かった。関西ナマコンの労働組合への弾圧はひどいもので、権力は大量逮捕をほしいままにしている。『週刊実話』がひどいウソ記事を書いたので『週刊実話』を告訴し、今日はその第1回目の裁判となった。いろいろな人たちがその抗議行動と裁判の傍聴に参加した。座り込みのところにも入れ替わり立ち代わりいろんな人が寄ってくれた。
 それから、今日は井戸川さんの裁判があり、保っちゃんはそっちに参加し、さらにその総括の院内集会に参加してから当番に入った。水曜日なのでNさんの経産省抗議のアピールもあった。レジェンド斎藤も演説をした。
カンパをしてくださる方、話しかけていく人などさまざま。(T・I)

保っちゃんの井戸川裁判の報告、
井戸川裁判傍聴記。
 今日は月1回の遅番の日なので、これまで1回も行けなかった井戸川裁判を傍聴してきました。開廷15分前に入廷しましたが既にほとんどの席が埋まっていてその後も次々と来られたので開廷するときには空きがないほどであった。
今日の裁判は原告・井戸川さん側と被告の国・東電側の主張が出揃って、井戸川さん側が国・東電の主張の欠点を主張するための補充書の朗読でした。
その中で私が注目をしたのは国・東電側が、「高度の注意義務」の点には一切反論してこないということであった。原発事故が起こるまでは、日本では原発は五重の扉で守られているのでソ連で起きたチェルノブイリのような事は起こり得ない、と安全神話を振り撒いていたので、福島事故では五重の扉が一挙に突破されてしまったのでこれについて語るのはタブーなのであろう。少しでも触れると安全神話に寄りかかって何も対策を取ってこなかったことがあからさまになってしまうから。外見からは判らないが、当の井戸川さんは健康状態は良くないということであった。
 次回の裁判は10月30日(水)午前10時30分、103号法廷。(保)

ひとしきり参院選挙の話で湧いた   7月11日(木)
曇り空の下経産省前に急ぐ。
着いたらもうYさん準備中!
ヨーカンさんと手伝って準備完了。
すると日の君裁判で有名なKさんが都庁前でチラシまきしてきたと
いつもの瓦煎餅を持って来てくれた。
みんなでひとしきり参議員選挙の話で沸いた。
Kさんが去ったあと勝爺も現れてメンバー4人がそろった。
一時過ぎ希望の牧場の吉沢さんがカウゴジラを引き連れてやってきた。
岡山の中学で講演する途中寄ってくれたとのこと。
まもなく金曜抗議行動で司会担当のHさんが無農薬で栽培しているジャガイモをゆでて持って来てくれたので吉沢さんをまじえて皆で美味しく頂いた。
そしてHさんは恒例の辺野古基地反対議員会館前座り込みに行く。
その後も袴田さんを支援する人が地裁前行動後寄ってくれたり、
たんぽぽ舎ボランティアのOさん、毎週寄って下さる英語の先生などが来てにぎやかになった。
悲しいことに3時近く心配していた雨が降りだした。
座り込みに雨は大敵!
でも宮沢賢治の詩ように雨にも負けず、座り込みは続くのです。
原発が無くなるまで・・・・・(I.K)


経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の大嘘つき! その120
「国民」とかけ離れた委員を集めて原発を終わらせない資源エネルギー庁
~総合資源エネルギー調査会基本政策分科会が明らかにする愚かなエネルギー政策策定~
 7月1日に開催された総合資源エネルギー調査会基本政策分科会(第29回会合)の議題は「昨今のエネルギーを巡る動向とエネルギー転換・脱炭素化に向けた政策の進捗」。
 資料と動画を観て驚いた。経産省・資源エネルギー庁が、日本の多くの「国民」の社会通念「原発止めろ」に反して、相変わらず原発推進政策を続けようとしている。組織を抱えた非常識な多数の委員に愚かな発言をさせて。
 https://www.enecho.meti.go.jp/committee/council/basic_policy_subcommittee/
 会は、エネ庁担当が「昨今のエネルギーを巡る動向とエネルギー転換・脱炭素化に向けた政策の進捗」をざっと説明した後、出席した次の17人の委員が数分ずつ意見を述べ、何の討論もせずに終わった。

出席者:基本政策分科会委員
榊原定征分科会長(東レ(株)社友、元社長・会長
秋元圭吾委員:(公財)地球環境産業技術研究機構システム研究グループリーダー
伊藤麻美委員:日本電鍍工業(株)代表取締役
柏木孝夫委員:東京工業大学特命教授
橘川武郎委員:東京理科大学経営学研究科教授
崎田裕子委員:ジャーナリスト・環境カウンセラーNPO法人持続可能な社会をつくる元気ネット理事長
杉本達治委員:福井県知事
武田洋子委員:(株)三菱総合研究所 政策・経済研究センター長チーフエコノミスト
寺島実郎委員:(一財)日本総合研究所会長
豊田正和委員:(一財)日本エネルギー経済研究所理事長
中上英俊委員:(株)住環境計画研究所代表取締役会長
増田寛也委員:野村総合研究所顧問、東京大学公共政策大学院客員教授
松村敏弘委員:東京大学社会科学研究所教授
水本伸子委員:(株)IHI常務執行役員 高度情報マネジメント統括本部長
村上千里委員:(公社)日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会理事
山内弘隆委員:一橋大学大学院商学研究科教授
山口彰委員  :東京大学大学院工学系研究科教授

 驚いたのは、各委員が原子力推進に対する批判をほとんど述べなかったことだ。唯一村上千里委員だけが「原子力の社会的信頼というのは、皆様はどれぐらい回復されたと思っていらっしゃいますでしょうか。バックエンドの問題ですとかいろんな未解決な問題がある。それから、事故の処理に関して、もしくは安全性を高めることによってコストの増大も進んでいる。」と指摘しただけ。
 一方で、興味深いのは、杉本達治福井県知事が「原子力について40 年超をどう実現していくのか、電源三法の交付金についても完全撤去まで見通した交付のあり方を考えていただきたい。」と情けない発言をしたこと、原発推進の山口彰委員が「技術・人材をどう維持していくかというのは今非常に深刻な問題」と指摘したように推進側も弱っている状況が明らかになったことだ。
 いずれにしても、経産省・エネ庁の官僚たちが、組織を抱え原子力ロビーと結びついていて「国民」とかけ離れた意見を持つ委員たちを選んで、「国民」とかけ離れた意見を言わせて、「国民」とかけ離れた施策を推進していく、その実態を再確認させてくれるひどい会議であった。
 安倍政権・世耕経産大臣・経産省・資源エネルギー庁の横暴を止めねば。


7月17日(水)大間原発差し止め裁判 第20回口頭弁論
東京地裁103号法廷 7月17日(水)14時~
大間原発裁判報告集会 15時~ 参議院議員会館
7月19日(金)経産省前抗議行動 17時~18時
官邸前抗議行動(首都圏反原連) 18時30分~
7月19日安倍改憲NO!国会議員会館前行動
18時30分 衆院第二議員会館前 総がかり行動他


「淵上太郎・正清太一を偲ぶ集い」7月27日(土)
日時:2019年7月27日(土)
第一部 午後2時~5時、第二部 午後5時半~8時まで
会場:YMCAアジア青少年センター(JR水道橋駅徒歩5分)
   〒101-0064東京都千代田区神田猿楽町2-5-5
   TEL03-3233-0611、FAX03-3233-0633
会費:4000円(ただし第一部のみは1000円。第二部のみ3000円)

現在、「偲ぶ集い」の実行委員会から案内状が出されています。
この案内状は私たちの手元にある住所のデータでお送りしましたが、経産省前テントひろばに御縁がある方々に十分にはご案内できていません。
テントの集会等に参加したことのある方、また渕上・正清と知り合いの方など、参加希望の方は是非連絡ください。
連絡先::〒105-0003港区西新橋1-21-8新虎ビル2F
電話:070-6473-1947
メール:tentohiroba at gmail.com
郵便振替口座=00160―3―267170(名義:経済産業省前テントひろば)

8月3日(土)新宿・夜デモへの案内 是非参加を
「とめよう!東海第二原発 首都圏連絡会」では8月3日(土)夕刻から、新宿駅東口アルタ前広場を出発し、新宿駅周辺をまわる夜のデモを呼びかけています。そこで今回で3回目のデモは、初めて新宿で「東海第二原発をとめよう!」と訴えることになりました。
 夏休みの夕刻の新宿駅周辺で、若い方々に向けて、東海第二原発の危険性を訴えましょう。皆さんのご参加を呼びかけます。テントひろばも賛同しています。(I・K)

【8.3新宿・夜デモご案内】
名称:とめよう!〈首都圏原発〉東海第二原発8.3新宿・夜デモ
(通称:8.3新宿・夜デモ)
集合:8月3日(土)17:30
場所:JR新宿駅東口アルタ前広場
コース:新宿駅周辺 約50分
17:30 アピール
18:15 デモ出発
19:10 デモ終了・流れ解散〈四季の道(ゴールデン街入口)〉
19:30   懇親交流会(希望者)



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木村雅英 KIMURA Masahide
e-mail  : kimura-m at ba2.so-net.ne.jp
携帯TEL : 080-5062-4196
Twitter : @kimuramasacl
経産省・規制委・放射線被曝の批判ページ:http://www.jca.apc.org/~kimum/



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