[CML 056245] 「その男」幕末明治ざわざわわ滾る激動...池波えがく

大山千恵子 chieko.oyama at gmail.com
2019年 7月 8日 (月) 21:40:53 JST


「その男」
<http://readingbooks.blog.shinobi.jp/%E6%B1%A0%E6%B3%A2%E6%AD%A3%E5%A4%AA%E9%83%8E/%E3%81%9D%E3%81%AE%E7%94%B7>
池波正太郎 文藝春秋

鬼母からDV受けた病弱にいちゃん、13歳で大川に身投げ。その後に剣客に成長するの譚。

幕府の遊撃隊となる伊庭八郎
<https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%8A%E5%BA%AD%E5%85%AB%E9%83%8E>
、人斬り半次郎こと薩摩の桐野利秋
<https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A1%90%E9%87%8E%E5%88%A9%E7%A7%8B>
。まさに滾る激動ざわわん。

*そして西郷隆盛
<https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E9%83%B7%E9%9A%86%E7%9B%9B>。おやじどん、すてき。かわいいんだもん。*
教科書の記憶では征韓論って西郷と覚えてたけど、ぜんぜん違うじゃん。

最後の場面、*西南戦争*。「狼の義」とは犬養木堂ぞ 伝記よむなり堀川惠子
<https://blog.goo.ne.jp/chieko_oyama/e/7af69e87571b6e14907a5ad6127b33ae>
を読んだばかりなので、とても感慨深い。これ以降、日本人どうしの戦争はなくなったと。

小説の最後にでてくる、抜刀隊の歌
<https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8A%9C%E5%88%80%E9%9A%8A_(%E8%BB%8D%E6%AD%8C)>
。気になって調べたら、フランス人が曲つけて鹿鳴館で演奏したんだと。急速に変化していく頃なんだ。

池波の小説って女郎買いが普通にでてくるけど、戦争してても買春に行くって西南戦争でも当然のようにあるの。あーあ、日本陸軍の伝統となったのか? 溜息。



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大山千恵子
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