[CML 054771] <「あたりまえの大切さ」の連呼の中、都合の悪い あたりまえは、平然と踏みつけられ、切り捨てられる。>

京都の菊池です。 ekmizu8791 at ezweb.ne.jp
2019年 1月 13日 (日) 21:43:24 JST


京都の菊池です。

知人に教えていただいた井戸弁護士の言葉を読んで、思ったことと、
最近心で沸々と形になろうとしていた思いが、
合わさって下記を書きました。
よろしければ、お読みください。


<「あたりまえの大切さ」の連呼の中、
都合の悪い あたりまえは、平然と踏みつけられ、切り捨てられる。>


京都の菊池です。


知人に


原自連公式サイト | 原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟 
http://genjiren.com/ 
が発信した、


メルマガ 2019/1/8号 第31号

 「国民が反対の原発は作れない」と経団連会長が語った | 原自連公式サイト 
http://genjiren.com/2019/01/08/mlmagazine31/ 
に、

 ☆自主避難者の損害賠償に要求額の10分の1以下の賠償(井戸謙一)

が、掲載されていることを教えていただきました。

読んでいるうちに、下記のことを思いました。


昨年末のNHK紅白歌合戦でトリをつとめた
嵐の紅白のステージで、飯舘村を訪れたことが語られた中で、

「あたりまえの大切さ」

という言葉。が語られたとき、

聞いて、どきっとしました。

私も、この言葉を使い、この言葉が歌詞にある、東日本大震災に関連した歌も、歌ってきました。

でも、

福島・飯舘村のADR打ち切り 和解案を東電が拒否 - 産経ニュース 
https://www.sankei.com/affairs/news/180709/afr1807090038-n1.html 

にあるように、

飯舘村六千人の住民のうち、
半数を越える三千人以上の住民が生活再建を求め、東電と、ねばり強く交渉を何度も何度も長年取り組まれているのに、そのたびに加害者の東電に足蹴にされ、とうとう打ちきりになったことに対してを、
全く省みられずのうえでの、
「あたりまえの大切さ」という言葉

に、大安売り気分を感じてしまいました。

都合の悪い、大切なあたりまえは、見向きもされず切り捨てられていると感じます。

<悪いことをしたら謝り償う。>というあたりまえが、
どうしてこうも、
踏みつけにされるのでしょうか。
(ほかにも、
<被害者、避難者の声を聞き、反映させて、支援策をつくる>
というあたりまえも、
全く省みられません。
多々)

都合の悪いあたりまえは、切り捨てられ続けているのに、
「あたりまえの大切さ」が連呼されることに、
おぞましさ、やりきれなさを感じてしまいます。


井戸さんは、

はっきり、「血も涙もない」と、
下記に書きました。

またもや、
「あたりまえの大切さ」の連呼の中、
みんなの前で、公然と、あたりまえが、省みられず、切り捨てられました。



<自主避難者の損害賠償に要求額の10分の1以下の賠償>
井戸謙一(弁護士)

(注)
東京電力福島第1原発事故で福島県から京都市内に自主避難し、東電に損害賠償を求めて京都地裁に提訴した40代の男性が賠償金の仮払いを申し立てた仮処分で、
京都地裁(佐藤明裁判長)が東電に対し、5月から月額40万円を1年間支払うよう命じた。
東電によると、原発事故の賠償で、裁判所が避難者への仮払いを命じる仮処分決定を出すのは全国初という。
この裁判の代理人の井戸謙一さんは昨年より、原自連の賛同人に加わっていただいております。許可を得てブログより転載いたします。


夫婦の損害として、一審京都地裁は3000万円を認めたのに、大阪高裁は1600万円に減額しました。
減額の主たる理由は、
(1)お父さんがうつ病にかかって少なくとも4年3か月は抑うつ状態が継続したことを認めながら、このうち原発事故と因果関係のある期間を2年半だけに限ったこと、
(2)うつ病罹患による就労不能損害のうち4割を本人の責任であるとして減額したことです。

(1)について言えば、あとの2年弱の抑うつ状態は何が原因だったというのでしょう。大阪高裁は何の説明もしていません。ただ一般的にうつ病の治療期間は2年以内が95%だと述べるだけです。一般的な治療期間よりも長くかかれば、因果関係を認めないのですか?

(2)についていえば、本人の責任は、「避難先で差別さ れ、それがいたたまれなくて転居し、自主避難を長期継続したこと」だそうです。これが本人の責任ですか? 東電の責任ではないのですか?

原告夫婦は、一審判決の仮執行によって東電から3000万円の支払を受けていました。
大阪高裁は、これが貰いすぎであるとして、
原告夫婦に1400万円の返還を命じました。

「3000万円」というと大きな金額だと思われるかも知れません。

しかし、原告夫婦と子ども3人の世帯は、福島原発事故後、お父さんがうつ病に罹患し、無収入だったのです。一審判決までの4年半、財産を切り売りし、借金と東電からの仮払金で生活していました。東電から支払を受けた3000万円は、東電に対する仮払金の返還、借金弁済等で消えてしまいました。原告夫婦の手元には残っていません。

その夫婦に1400万円の返還を命じることがいかに過酷なことか。無理な理屈をつけ、原告がいかに過酷な状況に陥っても、東電の賠償額を削る、それが大阪高裁判決であり、それを是認したのが、今回の最高裁判決です。
陳腐ですが、「血も涙もない」という言葉 が浮かびます。

こどもたちの健康を守るために放射能から逃げ惑い、病に倒れ、辛酸をなめつくし、それでも司法が正義を実現してくれることを信じた原告夫婦に残された道は、破産だけです。 



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